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書道展の入選を報ずる紙面、最高は文部科学大臣賞を始め上位賞の作品が大きな写真で載っている。どの作品も墨痕鮮やかで躍動感を感じる。しかし、それからが残念な思いに変わる。載っている作品にしたためられたほとんどの漢字が読めない。だから文の意味や趣旨も理解できない。立派な芸術作品を見ながら、墨痕鮮やかで終わるだけの我が無知無能を改めて知る。
言い訳になるが、点画を崩さないで書かれた楷書であれば何とか調べる方法もあろうが、書体すらわからないのでは先へ進めない。書道とは「毛筆を使って文字を書く芸道、毛筆による書の美を表す芸術(明鏡国語辞典)」とある。そのためには、精神を集中し、心を込めて文字を書き習い形象美を追求する実技ともある。「道」と称することからが専門の学問や技芸であることを改めて知る。
現役のころ同僚だった元女子社員、、現在、都内で書道教室を開いている。生徒は小学生から高齢者まで、教室の外では地域に溶け込んで着付け、祭り、句の創作、各種展示会、地域行事参加など多方面で活動中だが、それが書への感性を高める、ブログや作品を拝見しながら感じている。
出先の施設でロビーに漢詩の書が掲げてあった。初めの2文字が「少年」と読めたことで、「老いやすく学成り難し」と何とか判読できた。老人になっても寸刻を惜しんで学べという教えであるが、書くといえばパソコンと電子辞書では学成り難しを地で行くような日常になっている。読めない嘆きから迷い道にそれてしまったが急がずに抜け道を探していこう。
私のブログも見ていただき、嬉しいご感想を大変ありがとうございます!
職場でご一緒だった頃、tatu_no_koさんは社員一人一人に深く関わる重要なお仕事をされていたので、今もこうして見守っていただけること身も引き締まり励みになります。
本当にありがとうございます。
書作品は読めず、とっつきにくいというイメージありますね。
みなさんが書を楽しめて、味わい豊かに感じてもらえるようなアプローチ、頑張りたいと思っています(^.^)
東京の地での益々のご活躍を祈念しております。
陶芸は楽しみながらまだ続けております。