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ガクチカ

2022年11月21日 | 生活・ニュース

 「ガクチカが書けなくて泣きそう」、「ガクチカに書くことがない」。そんなイントロでそれぞれがパソコンに向き合う若い男女の後ろ姿の写真が載っている。これはある新聞の電子版で見た導入部分。「ガクチカ」が何を指しているのか全く想像がつかず、次を読まなくてはしゃんとしない。

 読んでこのカタカナ語は「学生時代に力を入れたこと」を略した就活用語ということで、それを「書けない、書くことがない」と悩む就活学生の悩みと知った。サークルやボランティア、留学などアピールするのだが、コロナ禍で大きな制限を受けるなどで、語れる経験や成果が乏しいからという。気の毒な反面、こうした環境下で何かを見つける努力をしたのだろうか。

 こうした略した新語や略語、読み替えが増えている。しかし、いつの間にか略語でなくても日常で使われる。運動選手はアスリート、菓子職人はパティシエ、ケーキはスイーツ、ズボンはパンツ、チャックはファスナーなどなどなどいくつもある。先日は「孫の作ったスパゲティ」と書いたら「今はパスタという」とコメントが届いた。

 こうして書くと年寄りの愚痴に聞こえるだろうが、いつの間にか受け入れているから自分でも不思議に思う。文章でも会話でもカタカナ語が増えている。先日は病院の待合室。TVは朝のワイドナショー、女性コメンテーターの話が早口でカタカナ語が連続する。「何を言いいよってんじゃろうか」は後ろの席の年配女性、同感するしかない。司会者いやMCの進行技術、いやスキルが問われるのではなかろうか。

 (今日の575) 日本語で話せばすぐに解るはず
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