日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

野暮用も

2017年05月27日 | 生活・ニュース

 集まりに遅れたり催しに参加できなかったりするとき「野暮用で」と言い訳する。何が忙しいのか、と聞き返されたことはないが、なにかごそごそ動き回っている。翌朝、昨日は何をしたかいのう、と思い出そうとするもののすぐには出てこない。そろそろ物忘れの度合いが進んできた、いや痴呆の気が現れたのか、そんな連想が先に出る。

 野暮用をカッコよく言うと「取り立てて言うほどのものではない、つまらない用事。趣味や遊びに関わらない仕事のための用事」と載っている。だから印象に薄く思い出しにくいのかもしれない。しかし、つまらない用事は他人の視点から見ればそうだろうが、当人は、真面目にこそこそと体を動かしている。

 今朝6時、「パアン、パアン、パパーン、パン」と十数発の花火が近くの小学校から上がる。「運動会でーす」と校区内に報せるのは、子供ころから続くお知らせ。その小学校は60数年前に卒業した母校で自宅から数分のところ。7時過ぎから紅白の帽子に運動着姿の児童らの登校が始まる。あとで覗いてみようと思いながら、野暮用のせいで結局覗けなかった。

 「野暮用も重ねりゃ家内ビール出す」。外目には意味なく見える小さなことも、一家の主ならば黙々とこなす。日ごろ口うるさい家内も感謝し、ありがとうの気持ちをビールに託す。作者は知らないが、微妙な夫婦間を感じさせて好感する。野暮用に暮れ気づかなかったがサツキに仕事ぶりを見られていたようだ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 咲いてくれ | トップ | 生徒数が減少して »

コメントを投稿

生活・ニュース」カテゴリの最新記事