日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

わるさ

2013年01月25日 | 生活・ニュース
            

 「わるさあしちゃあいけんで」、子供が群がって遊んでいると通りがかりのおばさんが優しく言い聞かせるように声を掛けてくれていた。これがおじさんだと「わるさあするなよ」と少し強い口調。でも怒るというより、やっぱり言い聞かせるという感じだった。時には「何しよるか」と覗き込み「こうするのいや」と教わった。

 これは車といえばリヤカーや大八車、大きなものは荷馬車、自転車は今でいう高級自家用車のたぐいの頃の話。柿やイチジクに枇杷でも、おばさんに声を掛ければ「怪我せんようにとりんさい」と許しがもらえた。そんな頃を定かに記憶しているわけではないが、地域の人に怒鳴られたり、、先生にしかられたり、親が呼び出されたりという記憶はない。

 これは、おばさんやおじさん達の声えかけが「わるさ、いたずら」の一線からはみ出させない効果を持っていたのだ、と、度の過ぎたいたずらの跡を見ると思い出す。こうした声かけが普通に行われていて、人への迷惑、社会のルールなどを自然体で教えられ、身についたのだろう。それが子どもを安全に守ることでもあった。

 子どもに声を掛けると疑われ、注意をすると「くそおやじ」、その一方で子どもに「声かけを」という。その内容は知る由もないがゲームの世界では無法や残虐が人気とか。せめて人に迷惑をかけない、ルールを守る人が強いのだ、くらいのことをゲームの中で教えるように組み込んで欲しい。
 
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