
梅雨入りしたばかりなのに末期のような大雨が九州では降っている。今年は太平洋高気圧が西へ張り出し動かないでいる。高気圧の縁を湿った空気が時計回りに流れる。この湿った空気が列島に向かって流れてくる。これが西からの湿った空気と合流して、はやくも線状降水帯を作っている、と気象予報士は説明する。
こうした説明は、TV画面で高気圧団、湿った空気の流れ、風向などそれぞれが色分けされ、動画で説明される。これを見て聞くと、この時期の大雨や線状降水帯の発生の仕組みが分かる。予報士は、本来なら高気圧が東に移動するが、今はとどまっているという。高気圧が動かないのか、その説明の無いのが残念だが、大雨になる仕組みはわかった。県東部はあすの明け方にかけ大雨に注意・警戒が必要という。
こんな雨を歓迎するかのように向かいのアジサイが外構フェンスから顔をのぞかせている。咲く前から今年はどんな色合いが咲くのか楽しみにしている。家主さんは転勤で関東方面に、借家となって今は米国人家族の住まいになっている。鉢植えは置かれているが、アジサイにはお構いなしで自然の成り行き任せのようだ。
11時過ぎだった。出先から帰宅するとき雨がひどくならないうちに帰れる、そう思い運転していた。突然、屋根を打つ雨音が、何かを叩き付けるような音に変わり、視界も白くかすむみワイパーは最速でも拭えないくらいの雨足になった。こりゃあ大変と気合を入れてハンドルを握った。10分しないうちに雨は弱まった。猛烈な雨、ごく短時間で難逃れした。
(今日の575) 入梅の前に大荒れ降水帯
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