日々のことを徒然に

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解体キングダム

2024年02月09日 | 地域

 中国電力石油火力岩国発電所は1966年に1号機が運転開始、順次増設され3号機まで建設された。2018年2月からはバックアップ電源として運転しておらず、20年6月廃止された。場所は瀬戸内海工業地帯の一角で2本の煙突がそびえていた。跡地は中電子会社が、絶縁体の高圧碍子や変圧器などの配電機材を修理する拠点として昨年夏から操業を始めた。

 発電所シンボルの煙突解体が始まった。先月23日に煙突の途中までクレーンが伸びているのを見た。解体の準備中か、間もなく始まるだろうと思っていた。知人のブログで、「新しい煙突から解体が始まり、トップから切断して吊り降ろしていた」という記事を読み、いよいよかと思った。バスで近くを通ったので車内から撮った。い

 解体と言えば「NHK 解体キングダム」をよく見る。先日は山口市の国宝「瑠璃光寺五重塔」 驚きの解体修復工事を紹介していた。構築物の解体で難題のある仕事場に密着し、時間と寸分の狂いも許されない解体を職人技でこなしていく様子は見ごたえがある。職人技と言うが、近代装備の機器を動かすのに職人技が欠かせない。

 市街地に立っている煙突、周囲は人家が建て込んでいる、そんな解体作業を見た。人と工具が解体し機械がそれを運び出す。ドローンも遠隔操作もそこでは用をなさない。進んでいる解体現場は、遠くから見るとクレーンが重宝される現場にみえる。煙突は赤と白のツートンカラーから時代の変化で環境にマッチした淡い色に変わった。鉄塔も残っており解体は続くだろう。

 (今日の575) 役目終え解かれる姿に誇り見る
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