日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

境内で遊んでいた

2017年06月15日 | 生活・ニュース

 国宝を含む各地の文化財に悪戯では済ませられない毀損行為、建物の柱や床に塗料や油種を塗りつける、文字などを書きつける行為が相次いで発生している。観光名所として有名な寺院仏閣の困惑は大変だと報じられる。なぜ、今頃になって子どもとは思えない理解に苦しむ事が起きるのだろう。

 子どもころ、町内の神社や寺の広場は安心して遊べる場所として集っていた。缶けり、かくれんぼ、コマ回し、パッチンなどなどなんでもして遊んだ。そこで悪戯をしたとして怒られた記憶はない。この頃は、子どもが屋外で飛んだり駆けたりする姿を見かけなくった。たまに見かけると生き生きした子どもの姿にほっとする。

 今は1歳の泣いている子どもにスマホを持たせると泣き止み、それで遊ぶという。3歳になったばかりの女の子が、高3の女子生徒とスマホを中にして話しながら、笑いながら遊んでいる。ガラケイの私にはその中身は分からないが、二人は姉妹でもないのに本当の姉妹のように見え、スマホの不思議な力を驚きながら、子どもだけでの屋外遊びの少なさを改めて思う。

 小さな神社。神殿には鍵がかけてあり中を伺うことはできない。神殿前の広場には左が兄で右が弟だろうか、異形の髪形をした兄弟木が植わっている。手水場の御幣は新しく初夏の日が白く見せている。裏通りで車は通らないが、子どもだけで遊ばせるには、最近の子どもを取り巻く環境を思えば心配になる。そんなことからスマホに頼る気持になるのだろうか。子どもらだけで安心して遊べる戸外の場が欲しい。
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