「一番」、素人的には第一、最初という言い方で通じるが辞書によると名詞、副詞にわけていくつもの意味がある。この一番のつく言葉は戦に係る意味が多いことを知った。一番受、一番貝、一番駆け、一番首、一番備え、一番手、一番槍、一番乗りなどあるわあるわ、これをもとの意味とし転じてこれこれとある。「一番駆けは戦場で第1番に敵陣に駆け込む、転じて人に先んじて事をなす」。
先月下旬に、種まきから育てた朝顔の苗をプランターに移植した。梅雨入りしたというのに雨は1日だけ、毎日水やりを続ける。正直なもので葉の数は増え、弦も支柱に巻き尽きながら伸び始めると、花が咲く兆候も芽を出すなど生育が目に見えるのがうれしい。今朝、今年最初の朝顔が咲いた。最初に実った果実を一番成りというそうだが、一番咲きは辞書にないので最初に咲いた花だからかってに一番咲と命名しておく。
「朝顔に孫の名をつけ帰省待つ」。孫は帰省すると朝夕、小さなジョロを使い水遊びを楽しみながら朝顔への水やりを手伝っていた。10数年も前にはこんな楽しみもあったが、年々成長して大学生にもなるとさすが朝顔と戯れる事はなくなった。ある年、体調を崩した妻が、毎朝咲く朝顔から元気をもらったことがある。その子孫を今も咲かせ続けているが今朝の一番咲を見つけたのは妻だった。
弦が適当に伸びたらその先端を切ることを摘芯という。それによって脇芽を出すようにし、繰り返すと株が大きく花もたくさん咲く、教わっているし毎年行っているが摘芯は初めのうち、茂り過ぎると適当に切っているが、よく咲いてくれる。今年はどうなるか、明日は赤が2輪咲きたそうな姿をしている。
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