日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

消えるなススキ

2020年11月27日 | 地域

 コロナ禍でもありTV画面に映し出される各地の紅葉を楽しむ。綺麗に見事に映るようセットされたカメラから伝わって来る風景は、視覚を変えて撮られていて、現地で見るより贅沢かもしれないと思いながら見ている。最近はドローンで空撮が容易になり、ひときわそう思うようになった。4Kや8KTVであればより綺麗に美しく見えるのだろうが。

 市内には安芸の宮島の紅葉名所と同じ名前の紅葉谷公園がある。その規模は宮島さんには及ばないが紅葉したその姿は勝るとも劣らないと自負する。公園内には幾本かの銀杏の木がある。このイチョウの黄葉とモミジの紅葉が織りなす光景はいつのシーズン眺めても見飽きない。もちろんカメラを向ける人は多い。

 夏の終わりから秋にかけて茂り秋の七草でもあるススキ、紅葉の頃に見ごろとなる。先日、途中からで場所は見落としたがTV画面いっぱいにススキの原を遠、近、俯瞰と見せて楽しませてくれた。そのあとで毎年ススキを撮りに行く近くの中州へ出向いた。中州が年々雑木や雑草が茂りススキが肩身の狭くなる思いをしているように感じていた。

 昨年はそれでもススキの風になびく秋が撮れた。今年は雑木や雑草の茂りがより進んでいた。ススキは漢字で書けば芒で草が亡くなると表す。目の前の状態はススキが育つ環境を遠ざけている。昨年は何とかススキのそばで撮れたが今年はそんな小道も茂みで閉ざされている。中州が中州の姿に返るのはいつだろうか。
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