日々のことを徒然に

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黄砂とプランクトン

2024年04月17日 | 生活・ニュース

 数日前から、17日は高気圧の後ろから黄砂がやって来る、昨日は17日の洗濯の干し方注意を促す天気予報、絵柄に大きな✖印を付けたのもある。強力な黄砂なのだろう。黄砂は黄土ともいわれ、日本にはタクラマカンやゴビの砂漠からやって来る。砂漠と言えば植物はほとんど生育しない岩石や砂礫の荒野と思い込んでいる。

 最近、こうした砂漠を紹介したTV映像で、目には見えない、全く知らなかった砂漠の不思議を複数回見て、その不思議の多さに驚いた。広大なで鮮やかな色合いの花畑を作り、突然大河が現れ草食動物に命を与え、乾燥した土の中では気象変化に即対応する命が宿るなど、驚きの現象に感じ入った。

 そんな中で、黄砂が人間の食生活に役立っていることを知った。数千㍍の高さまで巻きあがり偏西風に乗って飛来する。そして「海洋の植物プランクトンの必須微量栄養素の鉄の主要な供給源の4割程度が、黄砂などにより、大気を介して海洋表層にもたらされている」という。暮らしに悪影響を与える黄砂だが、これが無ければ海からの食材は乏しいことになる。

 真面目にこんな話をした人に出会ったことがある。「中国が日本に嫌がらせをするために黄砂を飛ばしている」。その真面目な話しぶりからそうではない説明に苦労したことがある。スマホの今日の気象コーナーで「外出時はマスクを着用しましょう」と注意を促しているのは気象庁の予報図からもうなずける。黄砂への偏見がすこ~し柔らかくなったかも。

 (今日の575) 黄砂にも任務ありやと初知識
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