円安の進みが大きく報道されている。26日のニューヨーク外国為替市場の円相場は急落し1時ではあるが158円台になった。今日、日本市場はお休み、週明けにどんな市場になるのだろう。日銀は昨日の金融政策会議で現状維持を決めたことが響いている。物価上昇2%が目標だが日銀の数値は1.9%、国民の実感とかけ離れている様に思う。
GWで海外への旅行者は今日一日で成田、羽田の出発者だけで10万人という。搭乗前のインタビューで多くの人が円安対策を講じ出費を抑える工夫をされている。折角の海外旅行、旅先の美味い物を口にしたいだろうが、とりあえず空腹を満たすインタスタント食品を持参、ホテルのランクを下げるなどが耳に残っている。
6月には、ある一般用食用油が6割値上げ、すでに買い占めなどで陳列棚は空いている映像報道もあった。私もスーパーにはよく出かけるが、出向くたびに何かが高くなっている、そんな感じだ。その理由に気候変動や円安に運送業界の24年問題などが並ぶ。期待は6月からの減税策、もうすぐ通知が届くだろう。
「物価高騰の影響を受けている市民や事業者を支援し、消費喚起による地域経済の活性化を図るため」として市発行の「プレミアム商品券」購入引換券第4弾が届いた。1セットは9千円分の商品券が5千円で購入できるというもので3セット分、利用期間は9月1日まで。事業原資は何であれ、一時しのぎは出来ると思いながら、輸入品高騰の因も早く断つことを願っている。
(今日の575) 8割のプレミア率に少し笑む