日々のことを徒然に

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夏去りがたしか

2023年09月06日 | 自然 季節

 朝夕は暑さからしのぎやすくなった、そんな声も聞こえる一方で猛暑日に豪雨、雷や強風の被害も報道されている。秋なのか、夏の強い名残なのか分からない気象状況が続く。それに加えて台風の頻発、太平洋の海水温が30度にも達する高いためというから、人知ではいかようにもなす術がないようだ。

 間もなく秋分前の白露になる。このころから秋気がようやく加わるという。今日の青空に夏の名残の白いむくむく雲が覗いている。少し小ぶりに見えるのは季節をわきまえて遠慮気味なのだろうか。公園の染井吉野は枯れ葉が散策路を飾り始め春への備えが始まった。

 大急ぎで通り過ぎた公園だったが、錦雲閣を写生する年配の男性を見た。錦雲閣は吉川神社の絵馬堂として建築された。突然、小学6年のころを思い出した。図工教師の指導で、放課後に大きな画版を肩にかけ、錦帯橋を渡って数人で10日あまり写生に通った。完成した絵はしばらく図工室に掛けてあったが、その行方は記憶していない。あれほど大判の絵を仕上げたのはあの時だけ。

 まだいたのか、久しく見なかった油セミが1匹車庫の土間にいる。手に取ると息絶えていた。この夏、何匹目になるか、これまでと同じように庭木の根元に「7年経ったら帰ってこい」と埋めた。スーパーの果物売り場のスイカが先日から見られなくなった。夏も遠ざかるサインなのだろう。

 (今日の575) 青空を背にして木の葉舞い降りる
コメント (2)
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