日々のことを徒然に

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祥月命日

2023年09月03日 | 生活・ニュース
 我が家は3月、5月、7月、9月と年に4回の祥月命日がある。今年最後のそれは今日で父が現役55歳での早世した日になる。父と祖父母の50回忌と母の33回忌は済ませた。私ら夫婦の歳を思うと母の50回忌が務められるだろうかと、折々に思う。

 父と私は誕生日が同じ。父の亡くなったとき私は25歳。私は結婚し病身だった母と同居、それから弟妹3人の結婚で私ら夫婦は親代わり、母との同居は20年余続いた。子どもに甥や姪もそれぞれ独立し、今は身内への気遣いもなく穏やか年金生活を送っている。思えば父の没した歳を27年も超えたことになる。

 公務員だった父は徴兵検査では甲種合格なのに赤紙が来ず、出征する人を送るばかりで心苦しい戦中だった、と両親も祖父母もこぼしていた。原爆投下直後に命令で広島に業務連絡で出かけ被爆した。出征しなかった負い目から被爆の苦しさは口にしなかった。畑で野菜作りなどのおかげで、食糧難の子ども時代にひもじい思いはしなくて済んだ記憶は感謝しかない。

 ウクライナの戦況は報道で知るしかない。先日子どもの欄に「戦争して誰が喜ぶの」という問いに数人が答えていた。その中の答えに「喜ぶのは戦争で利を得る人ら」という内容があった。戦争は勃発と言われるが、それに至る因子を解消するのが政治で「国民の安心安全を守る」を選挙の演説だけにしないでほしい。

 (今日の575) 真面目だけ残し姿遺品なり
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