日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

60数年前は

2023年09月13日 | 地域

 何年ぶりかに国道2号線に掛かる陸橋を渡った。この陸橋の下は運転をして50数年通り続けている。人待ちの時間中なので橋上からゆっくり見回した。下を走る国道は昭和34年ころには工事中だった。3交代で自転車通勤する時に工事中のところを通りながら、こんな広い道を何が通るのかと思ったものだった。

 眺めていると中学時代を思い出す。写真のこの辺りは小さな小川が流れ、道路の両側は水田や野菜畑で、家屋はほんのわずかだった。小川と並行する巾が1㍍ほどの道が通学路の一つだった。雨の日は山側にある広い墓地のそばを通った。今日もその墓地は橋上からはよく見え懐かしい。道路が開通すれば街ができるとは言うが、それによって静かにはなるが、さびれる地域も生まれる。

 ここは、錦帯橋バスセンター前から始まり、椎尾神社下を通り岩国小学校前を左折して直進したあたりになる。さらに進んで西岩国駅の東側に至る。開通後に旧城下町をバイバスし、錦帯橋上流へ抜ける道路ができ三差路になった。この区間の開通から10年後くらいに、ここをバイバスする欽明路道路が開通している。

 カエルやメダカ、ヘビなども珍しくなかった細い通学路を思い出しながら見下ろすといろいろ思う。時代の推移は車社会となり便利になった世の中だが、異常気象だ二酸化炭素削減、環境保護だと昔への回帰が言われていることへどう取り組み、子や孫やさらにその先へ活かす策を練らねばいけないと。

 (今日の575) 回想のあぜ道今は影も無し
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