日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

これが1部200円

2020年06月14日 | しっちょる岩国

 岩国徴古館は岩国でただ一つの博物館。ここは1945(昭和20)年に完成した洋式レンガ壁、木造瓦葺き、2階建でモダンな造り。戦時下で建築資材の鉄は入手困難で、竹筋コンクリート造りという珍しい存在という。12代吉川経幹(つねまさ)の次男重吉(ちょうきち)の郷土に博物館をという遺志により作られた。

 博物館だが入館料無料、郷土の歴史に興味ある人はもちろん、場所が吉香公園ということもある観光の人らの姿も多い。入館すると国の名勝・錦帯橋のありし日の姿があり興味を引く。隣接する吉川歴史史料館とあわせ岩国の歴史を学ぶことができる。そんな徴古館発行の「マンガ岩国人物伝」、これまでVol4までが発行されている。

 1は「幕末を駆けた一陣の風 赤禰武人伝」(岩国・柱島生誕・第三代奇兵隊総督)。2は、長州藩の危機を救った領主 吉川経幹伝」(十二代岩国領主)。3は「勤王の志士、実践の教育者 東沢瀉(ひがしたくしゃ)伝」(岩国・錦見生誕)。4は「岩国の悲願錦帯橋を創りし領主 吉川広嘉(ひろよし)伝」(三代岩国領主)。

 ほかに150年前の江戸時代末期の錦見(現在の岩国・錦見)と今津の街並みを紹介する絵地図がある。地図は横70㌢の大判で両面カラー印刷、武家屋敷、寺院、町人、農地、公的施設など色分けされており、当時の地域の特徴を知ることができる。こんな面白いものが1部200円、ソフトクリームよりも安く長持ちする。いつか中味を紹介します。
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