日々のことを徒然に

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欽明館の人気

2016年07月19日 | 回想


 岩国市から山口県の県央・九州方面へ向かう国道2号線、市街地を過ぎると錦川沿いを10数キロ上流へ進み、そこからひと山超える。山越えの国道は急な坂道と急カーブの連続する運転の難所を超え玖西盆地に至る。それでも越えなければ岩国市から西方向へは通じなかった。そんな難所の解消となったのが欽明路有料道路、別名欽明路バイバスだった。通行量の多さから予定より早く無料になった。

 それが完成したのは40数年前、国道とバイパスの分岐点からバイバス経由だと玖西盆地までの距離はおよそ半分、所要時間はそれ以上の短縮となった。バイパスの完成までは難所をよく車で走ったので、この完成は通行料金の安さもあり便利の2文字で評価した。当初は法面の崩れなど発生していたが解消された。

 バイバス開通と同時に欽明館が川西にできた。自販機販売品なら無いものはないくらい揃っていた。手作り弁当も売られていた。地域の行事で仕出しも依頼したことがある。特に人気はうどんの自動販売、息子を連れ散歩がてら食べに行ったこともある。知人の店主は夜中にうどん玉とお湯の補充をしたこともあると話していた。いつそこを通っても複数の車は止まっていて今も繁盛しているようだ。

 この欽明館、旅する人に人気があるようでネットにも多く載っている。先日、待ち合わせで立ち寄ったがライダー仲間が休憩中だった。うどん自販機前では数人の家族連れらしき人が食べている。値段は肉うどん350円、天ぷらうどん300円、散歩で食べたころはいくらだったか思い出せない。大改修もないが愛され続ける店、オーナーの人柄がそうさせているのだろう。
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