日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

偶然のこと

2016年07月11日 | 生活・ニュース
 
 川沿いの遊歩道はおよそ1キロ、それに平行するように小鳥の鳴き声が絶えない中州が連なる。ジョギングに犬の散歩、カメラ愛好者など四季折々の光景がいい。遊歩道で餌探しや飛び跳ねる小鳥は多い。撮りたいと近づくと「ここまでおいで」というように相応の距離を縮めさせない。それが外敵から身を守る備わったすべだと深追いはしない。

 1羽の鳩が散歩中。いつものように近づくも逃げないどころか、2、3メートル先をちょこちょこと歩いていく。それは先導してくれるかのように思える。そう思うと悪い気はしない、先導された経験などない身なので鳩に合わせて歩く。時々立ち止まり振り返るような仕草は先導役に徹している。

 足環を付けていないので飼育されている鳩ではないようだ、先導の要領をどこで習得したのだろ、どこまで先導するのだろう、たわいもないことを思いながらついて歩く。100メートル近く先導していた鳩が、急用を思い出したようにひょいとそばの造園の入り口へ方向を変えた。短いパレードだったが後姿を撮った。

 ちょっといい気にさせてくれた鳩、鳩にすれば高齢の一人歩きとちょっとした戯れだったかもしれない。予期しない、原因などわからないことにたまたま出会う、偶然は不思議な経験をさせてくれる。
コメント (2)
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