日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

祭りとマムシ対策

2012年10月27日 | 回想
           

 最近はフェスタと名付けるところが多いが、秋祭りの季節。子どものころ運動会が終わるとその祭りがやってくる。小学校高学年になると町内の祭りの手伝いが出来ることを楽しみにしていた。参加資格は中学3年生までの男子で、強制ではないが参加しないのはほんのわずかだったと思う。リーダーは信望のある中学3年生。

 行灯や各戸の軒下へ取り付ける花飾り作り、御幣も習いながら切りそろえた。費用の寄付集めも子どらの役目だった。七夕のような竹飾りなど、祭りの必要資材として竹を使っていた。山に入ればいくらでもある。祭りに最適の竹は湿地を通り過ぎたところにあった。

 その湿地を通り抜けるときは必ず長靴を履くことを教えられた。頭が三角で体長はそれほど長くはないが、全身に斑紋がある毒蛇に噛まれないための装備だった。その毒蛇は「ハミ」と呼んでいたが「マムシ」が正式な名称とか。噛まれると死ぬかも知れないという話はよく聞かされ知っている。そんな思い出の祭りの手伝いも「子どもの寄付集め」はダメとなり、中学生になるときから子どもは参加できなくなった。

 マムシを焼酎に漬けた「マムシ酒」は薬用酒として知られている。飲めと勧められたことがあるが、立ち泳ぎしているハミを見ているので丁寧にお断りした。民間療法としても使われるそうだが、それを見たことはない。健康のための山登り、くれぐれもご用心ください。
 
コメント (2)
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