今月になって市内の雨量は観測されていない。似たことは各地で発生し節水が始まっている。周南地区では工業用水は40%カットという。菜園もカラカラでお手上げになりそういうという仲間の声は危機感の一歩手前。秋を満喫する行楽に雨はいらないが、深刻にならないうちに一雨欲しい、明日の予報は雨、期待しよう。
「秋」の前後にいろいろ言葉をつけそれを満喫するのはいつからのことだろうか。今日は陶芸教室で「創作の秋」を楽しむ。課題は「一輪挿し」。指導員は制作のステップごとに実技を交えて説明する。それは手を動かし口で説明しながら見本を作り上げていく、いつもその出来栄えを感心しながら見ている。
指導にあわせ忠実に実行しているつもりでもメンバー個々形状が異なり面白い。この教室へ誘われたとき「世界でひとつだけの作品を作ろう」という迷言はこんなことを差していたのだろう。
幅広いところで十数センチほどの小品だが、それがずらり並ぶとどれもいい作品に思えるのは芸術の秋の仕業かもしれない。素焼き色づけ釉薬とステップがある。さて、晩秋の頃にはどんな秋を活けることが出来るだろう。
海抜500メートルの教室周辺、長引いた残暑で遅れていた樹木の紅葉が始まり、秋らしい装いになりつつある。棚田のなかに残っているまだ収穫されていない稲、午後の陽射しに映える黄金色が印象に残った。