野生動物は冬眠に備えるため大量の餌を必要とする時期になった。山中に餌となる物が少ないのか、餌を求めて人と接触する区域まで出没する事例が相次ぐ。熊に襲われ負傷された方もある。その姿は麓だけでなく、長野県では熊がJRの駅付近や保育園内など町中に出没しているようだ。
市内の北部では熊の目撃情報があり注意を促される。熊だけではなくイノシシにサル、鹿などもわがもの顔で畑の作物や樹木を荒らす。みな人間よりすばしこい。その上学習能力もあり駆除が困難という。駆除に当たる狩猟メンバーも高齢化で減少しているので、ますます駆除困難になっている。
放置された柿や栗などの果実はこうした野生動物の餌になり、人里から離れなくなる。過疎地での催しに都市部からも駆けつける。が、それはレジャーで終わ移り住むまでは進まない。畑への野生動物侵入防止柵つくりだけでは解決できない、報道を聞きながら思うが、その先へ進めない。
幾つも散らばっている実の入っていない栗のイガ。そばに裂けた皮が幾つも残っている。それは車に轢かれたり人が踏み潰したものではなく、栗の実を何かが食べたと思われる痕跡だ。生栗であり裂けた皮の姿から人ではない。狸や猪にリスなどは見かけるが、冬眠する動物は見ていない。さて生栗を食べたのは何だろう。