サミットから帰国してタラップを降りる総理の姿に寂しさを感じた。無理もない。党員から総選挙の顔として選ばれた麻生総理、あの頃のことは忘れたかのような発言や行動が連日ニュースになる。いろいろあったり、あるだろうがそんな昔ではない昨秋のことなのに。
総理を支える人それを降ろしたい人、両者が織りなす党内劇場は無料で鑑賞できるが「繰り返しの再演」に過ぎない。以前には「抵抗勢力」というひと言で切り捨てた劇場劇もあったが、そんな座長が見えないので演目が多い。
その党内争い、総仕上げなのか総崩れのどちらか分からないが、都議選終了後の今夜から始まるという報道。それを改革という人も革命という人いる。どちらでもよいが、結果は庶民の願う安全安定な生活に繋がる内容にして欲しい。立候補する人だけが由とすることだけは避けてと願う。
満々と張られた水に華麗な姿を映していた菖蒲池。今、水は抜かれ雨上がりの湿りで細々と生きている。遅咲きなのか幾本かの花も小さくて艶やかさはない。鑑賞のため人に埋まった回路にカエルが1匹いる。あれだけのおたまじゃくしやイモリはどこに姿を隠したのだろう。
訪れる人も見返る人はいなくなった今の菖蒲池、年が変われば手入れされ再び人々を呼び戻す。国会という議場に国民の歓喜を呼び戻す工夫をしなさい、努め終わった菖蒲池がそうささやいている。
(写真:水が落とされた菖蒲池は春には生き返る)