定年退職後、毎日起床と就寝時の2回血圧を測定し記録している。1ヶ月に1度通院し状況報告と診断を受ける。
40歳代の前半、産業医から高血圧を告げられその診断のまま1日3回の服用を始めた。自覚症状のないままの服用だったが、定期健診のたび高血圧の診断は続いた。
母も高血圧で服用していた。妻は母のための減塩対策を採っていたが、一層厳しい減塩策がとられた。その効果か、1日3回の服用が2回に、定年前には1回に減った。産業医から「定年までは1回の服用を継続し、定年後は家庭医と相談」という指導を受けていた。定年のとき受取った家庭医宛の紹介状の中味を知る由もないが、家庭医へ届けた。といっても家庭医はこのとき決まった。それまで自身の家庭医はなかった。
家庭医は良く診てくれる「良い医者」と思った。退職後も定期的に診察と服用を続けた。最高が150mmHgあまり最低が90mmHg強だった血圧が、最高が130前半、最低が80前半に落着いてきた。この状態を相当期間観察ののち、毎日2回血圧測定をし記録する条件で「服用中止」の診断が出た。昨年測定した血管硬化度は年齢相応で悪くはなかった。
退職によって、飲酒回数の激減、勤務なし、ほぼ毎日の早朝6キロ歩行など健康的な習慣が送れたからだろう、と思う。また、ボランティアで新しい人との接触が良い刺激になっている事もある。
人の身体は120歳まで生きれる、という人もあるが、自分流に健康を保ち、今小学2年の孫の結婚式へは出たい、そんな事を思っている。
(写真は毎日世話になる血圧計、数年使っている)