みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

神を愛する

2018年08月16日 | マルコの福音書

マルコの福音書 12章38—44節

 きのうからハンブルグに来ています。車椅子バスケットボール世界大会でチャプレンをするのです。きのうはチャプレンのボランティア3名が集まって打ち合わせをしました。打ち合わせと言っても、実際にしたのは大きなチャプレンテントを設営すること。およそ1時間半かかって、3人でテントを組み立てました。説明図もなく、ポールとジョイント器具とテント、それに固定するためのペグが用意されていました。たくさんですればあっという間にできることが、3人では結構たいへんでした。久しぶりに身体を動かして汗をたっぷりとかきました。

 きょうの箇所には二つのことが書かれています。一つはイエスが弟子たちに「律法学者たちに気をつけなさい」と教えられたことです。彼らは、自分が人からどのように思われているのか、位置づけされているのかが気になって仕方がありません。神の戒めを解き明かすゆえに尊敬されて当たり前だとでも考えているのでしょうか。その前にイエスが教えられた「心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くし、力を尽くしてあなたの神を愛しなさい」、また、「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい」」と逆の姿が見られます。

 二つ目は献金の場面です。金持ちとやもめの献金をご覧になってイエスは、やもめはだれよりも多くを投げ入れた(献金した)と弟子たちにおっしゃいました。彼女の献金に神を愛する姿を見ます。

 自分のふるまいや態度には、神を、隣人を愛する愛する基本が貫かれているのだろうかと心が探られます。


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