マルコの福音書 9章38−50節
昨日、午後に出かけたエジンバラ市内では夏祭りが行なわれていて、たいへんな人混みの中をお上りさんのように歩いて来ました。これもまた、楽しいですね。
きょうの箇所には二つの出来事があります。
一つは、主イエスの名によって悪霊を追い出している人を見た弟子たちが、「その人たちが私たちにつて来なかった」のでやめさせたことに対して、やめさせてはいけないとイエスがお答えになったことです。以前の翻訳では「仲間ではないので」とありました。ここでは自分たちと一緒に行動しなかったことを弟子たちに問題にしていますが、大切なのは、弟子たちにではなく、主イエスについて行くということです。
弟子たちのことばには排他的な雰囲気を感じます。イエスは「そうではなくて…」と身を乗り出してくださったのです。
もう一つは、イエスが「つまずき」をじっくりと教えておられることです。なぜ人はつまずくのでしょうか。理由はいろいろあると思うのですが、ここでは弟子たちの上昇志向が多くの問題をはらんでいるということを考えさせられます。
「鼻息が荒いと小さなことには目が留まらなくなる」とはどなたかのことばですが、この先に、つまずきを与えるということが待ち構えています。