みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

主の食卓

2018年08月21日 | マルコの福音書

マルコの福音書 14章12−25節

 月曜日にハンブルグに…。けれども、乗るはずの列車は運休。およそ1時間の足止めを食って、替りの列車で向かいました。運休になったのは日本で言えば特急、替りの列車は日本ではほとんど見られなくなった急行だと言えばいいでしょうか。その急行が飛ばす(スピードを出す)こと。

 列車内で、日本チームの試合の様子を確認していましたが、ブラジルに負けました。しかし、グループ1位で次のステップに進みました。きょうはスペインとの試合です。

 この箇所は、イエスと弟子たちの最後の食事のことを描いています。改めて気づくのは、この食事の準備がイエスによってなされたということです。この食事をどこでするのかということから始まって、そのすべてがイエスが食卓の主人として用意しておられるということです。

 しかし,この時の弟子たちの関心事は、自分たちの中でだれがいちばん偉いかということにありました。また、ユダはイエス逮捕に向けての行動を、イエスからパンを分けてもらってすぐにするのです。イエスはユダばかりでなく、弟子たち一人一人に、どのような思でパンを裂いて分け与えられたのだろうかと考えるのです。ここで主は、「やめ!、中止!」とおっしゃらずに、一人一人にパンを分け与えていかれました。

 およそ、主イエスの体や血をいただくにはふさわしくない弟子たち。それは、私たちのことも指しているのです。けれども主は、そのような者たちにもパンを裂いてお渡しになるのです。聖餐への思いを新たにします。


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