マルコの福音書 15章1−15節
ハンブルグからの車中でブログを書いています。昨日の日本チームの練習でチャプレンのボランティアが終わりましたので、ちょっとだけ観光を…。世界遺産に登録されている倉庫群があるとのことで、行きました。レンガの建物が運河沿いに並んでいます。その中にコーヒー店があり、焙煎(ばいせん)の機械がある中でコーヒーを楽しめます。けれども、長蛇の列。お店の雰囲気だけを味わい、コーヒーを味わうのは別の機会にしました。
金曜日の朝、イエスはローマ総督ピラトの手に渡されます。マルコの福音書はピラトとイエスとのやりとりについては簡潔に記していますが、ほかの福音書も併せ読まれるのをお薦めします。
ピラトは、祭りのたびにいわゆる恩赦を行なうことにしていました。バラバという暴徒たちの上に立つような悪党が引き合いに出されました。バラバとイエスなら、当然イエスを釈放することになるというのがピラトの腹づもりでした。ところが、事はピラトの狙いどおりにはいきませんでした。何とバラバを釈放するようにとの声が圧倒したのです。「十字架につけろ」とは、イエスを十字架にとの叫びでした。
こうして、バラバがイエスのいのちと引き換えに釈放されることとなりました。
「しかし、彼は私たちの背きのために刺され、私たちの咎のために砕かれたのだ。 彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、その打ち傷のゆえに、私たちは癒やされた。」イザヤ書53章5節
バラバとは自分のことなのです。