みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

私の証人

2016年10月26日 | ヨブ記

ヨブ記 16章

 たくさんの林檎をいただきました。当地では、たわわに実っていても見向きもされない林檎の木があります。鳥たちも食べ飽きるだろうなどと、勝手な想像をしています。さて、頂戴した林檎をどのようにして食べましょうか。毎食後林檎を半分ずつ、つまり二人で1個ヨーグルトと混ぜて食べるようにしています。「林檎は医者いらず」と言うのだそうですね。ありがとうございます!

 棘のあることばに、ヨブはエリファズがいら立ち興奮して語っているのを見たのでしょう。エリファズを「煩わしい慰め手」だと答えました。でもヨブは、あなたがたも私と同じ立場なら、きっと同じようにことばを重ねてあなたがたを攻撃しただろうとも言っています。ヨブには、なぜ友人たちがこのようにして自分を責めるようなことばを投げかけるのかがわかるのです。

 7節からは独白です。神へのことばと、独り言のように自分に言い聞かせることばとが入り混じっています。この部分に立ち止ってみますと、ヨブはずいぶんと混乱しているように感じられます。そのような中でもヨブは自分が「潔白」であるとして、神を訴えるのをやめようとしません。けれども、このようにして神を訴えることの危うさのゆえに、彼は肉体の苦しみ以上の苦労を味わっているのです。

 そのようなヨブの心に、自分の潔白を神に証言してくれる証人が天にいると言います。私のために、その方は神にとりなしてくださるとも続けています。驚きます。彼は苦悩の中から天にいて自分と神との間を取り持ってくださる証人がいるとの確信に至ります。

 ヨブは恐れを抱きながらも、いつも天に望みを置くのです。

 


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