歴代誌第二 26章
45年前のクリスマス礼拝の日にいっしょにバプテスマ(洗礼)を受けた方が、神さまの御許に召されたという報せをいただきました。91歳だったとうかがい、そんなにも歳をとっておられたのだと改めて驚きました。笑顔がすてきで、お目にかかる度に神さまはその方を通してたくさんの励ましを届けてくださいました。
26章はウジヤ王の治世の記録です。ウジヤと結びつけるのは、イザヤ書6章1節のことばです。「ウジヤ王が死んだ年に、私は、高く上げられた王座に座しておられる主を見た」とイザヤは自分が神の栄光を見た時のことを、このようなことばで始めます。
ウジヤの人生を明から暗に分けたのは、力が増して高ぶり、神殿で香を焚くという分を超えることをしたことです。彼は、神の聖さに打たれたのです。ウジヤの死後に「主を見た」預言者イザヤは、「ああ。私は、もうだめだ」と言いました。イザヤは神の栄光に触れて自らの汚れに嘆き、きよくされ、神のことばを語る預言者として遣わされるのです。
きょうの箇所に付けられた「みことばの光」のタイトルは「強くなると弱い」です。ウジヤは強くなって弱くされましたが、イザヤは弱い自分に気づかされて神の権威を賜わり遣わされたのだと考えました。
無理の利かない年齢になっているのだと気づかされるこの頃、弱さを教えていただくことの恵みを思い、感謝しています。