霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

続湿田対策 

2007-03-07 19:14:24 | 
湿田と乾いた田んぼでは、米作りの大変さはまさに「雲泥の差」。
「八十八たびの手がかかる」と言われている米作りで、一たびごとに泥との闘いとなり、人間にも機械にも大きな負担となっている。

そんな余分な仕事で苦労したくないと考え、バックホーを活用した排水対策を講じて来た。
ほぼ、思惑通りの効果が現れつつあるが、一部に未だ不十分な田んぼが数箇所残っていた。
掘った側溝に水が溜まっているのに、用水路との連絡が上手く行かず、水の逃げ場が無い状態になっていた。
その対策として先日に続き、田んぼを横断して排水パイブを埋める工事を実施した。

パイプを埋めるための溝が貫通した段階で、溜まっていた大量の水が流れ出た。
側溝の水位が30cm以上も下がり、気持ちまでスッキリした。
「これで環境がガラリと変わったら嬉しいね」とのオバサンの言葉が期待の大きさを現わしている。



排水対策として用水路の泥上げも行っているが、泥と一緒にドジョウや貝が上って来る。
子供の頃と同じ自然が残っていることが嬉しい。
こんな当たり前のことが今は貴重な時代となっている。

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4 コメント

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Unknown (山水)
2007-03-07 20:00:01
バックホーン大活躍ですね 農業では土の入れ替え作業が多いと聞きましたが このような機械があると重宝しますね
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Unknown (「霜後桃源記」)
2007-03-08 18:23:19
湿田対策と休耕田の活用のために調達しましたが、それ以外にも色々と使い道があり、重宝しています。
高くても良いからこのような買い物をいつも出きると良いのですが・・・。
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Unknown (空兵)
2007-03-09 18:17:03
バックホーのおかげで、個人の力でここまで出来るのはすごいですね。
湿田から排水のよい田んぼに劇的に変わると、農作業一種革命が起きたような感じになるのではないでしょうか。
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Unknown (「霜後桃源記」)
2007-03-09 20:42:51
空兵さん コメントありがとうございます。
本当に劇的に変わると嬉しいですね。
湿田の苦労というのは、何の付加価値も付かないので何とか解消したいと願っています。
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