魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

エンジン

2010年07月14日 | 自動車人間学

No.963

参院選で民主党が惨敗した。
占い的には当然なのだが、そう言ってしまっては面白くない。

あまりの負け方に、有権者の方が面食らっている様だ。
状況を、占い的に少し考えてみたい。
消費税だけで負けたということになっているが、そんな単純なことではないと思う。小沢鳩山前体制との協合惨敗だろう。

「自動車人間」と「星座・九星」
●鳩山=ボディー    八白
●小沢=シャーシ    四緑
▲菅 =エンジン    九紫
▲枝野=ハンドル    九紫

先ず面白いのは、全員、風の星座だ。(風まかせ
火と風の星座は、男性星座で理想主義。革新的で軽い。
ことに、風の星座は知の星座で、存在感と性的魅力に欠ける。

性的魅力に欠けると言えば語弊があるが、マリリンモンローも双子座だ。それに、小沢一郎が存在感に欠けると言えば、そんなことはないと言われるだろう。
これは、小沢の存在感もモンローのセクシーも、知的意図的に作り出されたものであることの逆証明と言える。

性について深刻に考える人は、性を売り物にはできない。
しかし、知的教養レベルの高い人ほど、価値観の多様性を理解し、性にもアッケラカンと開放的になる。

社会的にも文化レベルと性の解放は比例する。知識と言論が解放された社会は多様な価値を認めるから、因習に囚われない性文化を許容する。性以上に多様なものへの関心が生まれるからで、性欲が強くなるわけではない。むしろその逆だ。ネット社会と少子化も比例する。(ネット化が進めば少子化が進む)

風の星座は知的合理性で生きているから、セックスや肉体的パワーに特別な意味を感じない。だから、因習めいたセックスや力の支配に対して「扱うもの」ぐらいにしか思っていない。
それが、作為的なモンローのセックスアピールや、小沢の権力支配を、成功させている。

民主党政権が風の星座であると言うことは、頭でっかちで実利に疎いことを表す。知的で合理的な考えでは優れていても、有権者を感心納得させる信頼感が生まれない。

とにかく合理的なので、何もしない安心感より、次々と行動(話)して不安感を生んでしまう。

考えに忠実(合理的)に行動するという点で、
シャーシの小沢は、とにかく選挙のためには手段を選ばず、バラマキやタレント候補、複数区の候補二人擁立など、単純、強引を実行した。
ボディーの鳩山は、良い子ぶりたい一心で、「国外、県外」と言い過ぎた。

エンジンの菅は、「対処」一辺倒で、財政悪化には消費税とばかり、結論から話を始め、出てくる反撃に、対処、対処とシャベりまくり、選挙戦を火だるまにしてしまった。

エンジンは、出てくる現象に直ちに対処しようとするから、言論攻撃に反撃しまくって、矢折れ弾尽きて憤死する。すぐ謝るのも一つの対処で、素直さは評価されるものの、信頼性は薄くなる。

エンジンは、言葉や態度で評価されるのは苦手で、行動が持ち味だから、黙っていればいいのに、言弾(ことだま)にすぐ応戦して、巻き込まれてしまうのが弱点だ。

豊臣秀吉は次々現れる逆境難問を、智恵とひらめき、行動と人たらしで乗り越えて行ったが、演説や選挙や支持率というものがあったら、太閤には成れなかっただろう。