魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

へたらん

2018年03月29日 | 星の流れに

月がカニ座の25日、金正恩が訪中。習近平と双方、千両役者の笑みで会談した。
もう、笑うしかない。映像を見て、思わず大爆笑した。
18日から火星が山羊座入りし、カニ座の中国は相当焦る。当然、火星が入った山羊座の金正恩も焦っている。
とりあえず、中国は再び北朝鮮カードを手に入れた。中国のことを「したたか」と言う人は多いが、今回、明らかに、北朝鮮に弄ばれている。

北は中国への揺さぶりのつもりで、米朝会談を呼びかけたものの、トランプの二つ返事に面くらい、思案の末、自ら中国に花を持たせることで、米・韓との首脳会談前に、番犬中国を連れだした。始めから居直っている者は、転んでも、転んでも、へたらん。
振り返れば、朝鮮戦争は金日成の暴走に、中国が付き合わされたことが発端で、中国は相当、手痛い被害を受けている。今回、中・朝ともに苦し紛れではあるが、中国はまたも朝鮮の術中にはまった。

太陽、水星、金星、火星、土星、天王星、冥王星、皆「活動宮」にあって、活動宮のカニ座、山羊座にとっては、相当苦しい。そしてさらに月までもカニ座に来た日、ついに、動いた。
もし、中国が、北朝鮮カードを本気で喜ぶようでは、中国はまたもババを掴む。
遙か遡れば、隋が亡んだのは今の北朝鮮辺りの高句麗出兵であり、明が亡んだのもやはりこの辺りの満州族による。北東こそは中国の鬼門だ。

活動宮で苦しいのは中国ばかりではない。活動宮の天秤座、日本も、ふんばりどころだ。焦った奴がババを引く。
トランプではないが、
「しばらく様子を見てみよう」


天王還る

2018年03月24日 | 世相史観

米中貿易戦争!?
いよいよ天王星・牡牛座時代だ。正式には今年5月だが、2~3年前から、とっくに影響圏に入っている。
2007年、すでに11年前に懸念した事が、ほぼその通りの展開を見せている。
保護貿易主義や経済圏争奪戦、領土問題と、「自分が食うためには当然」の論理が蔓延する。
「五感に訴える」流行として、様々な仮想現実が展開しているし、情報操作によるプロパガンダや独裁体制の顕現・・・などなど、
84年周期の牡牛座時代が目の前で進行している。

ただ、84年前には核兵器はなかった。これが、抑止となってくれることを祈るし、それぞれのリーダーも、そのことを良く解っていると思う。しかし今現在、毒ガスを使うような狂人が存在し、ヤケクソになったら何をするか解らないような人物が、核を握っている。過去の大きな争いは、小さな一発から起こった。


木星効果

2018年03月21日 | 星の流れに

サソリ座に木星が来て、韓国は米朝トップ会談を演出したと興奮状態だ。
あたかも、韓国がプロデュースした大手柄のように沸いている。
事実は、北も韓国も「想定外」の、トランプの「即答」だ。
北は驚き沈黙し、韓国国内は韓国外交の勝利と有頂天になり、韓国政府は北と同様に、内心ドギマギしているが、上手く行けば自分たちの手柄にする気は満々だ。

さて、何度も言う事ながら、木星が自分の星座に来れば、状況改善や栄誉が与えられる。それは、過去の積み重ねの結果として得られるものだ。
しかし、過去の積み重ねが無い者は、この時、進んで状況改善をはかったり、栄誉を求めようとする。射手座の星、木星が来れば、自由や解放の意欲に駆られて走りだす。

木星は、過去の準備と努力がある者には、真の栄光だが、突然の衝動に駆られた者には、大きなツケが待っている。
木星が来ると、結婚したり転職したり、ローンで家を買ったり、起業したりする人が多いが、木星が来てから思い立った事は、その時は高揚感に浸るが、大抵は不幸な結果となる。
勢いだけで結婚して離婚。ローンに追われ不幸の連鎖。起業で破産。切り花は一時の美しさで終わる。

木星が来た時は、享受の時であって、思い立つ時ではない。ただし、遠い将来を見据えて、一歩を踏み出すには良い時だ。

木星がサソリ座に来た今、朝鮮半島に他動的な幸運の可能性はあっても、自らが主体になって新しい展開を求める時ではない。主体的行動と考えるなら、不幸が待っている。

 


殷鑑不遠

2018年03月15日 | 星の流れに

北朝鮮は、米朝トップ会談を仕掛けて以来、トランプの対応に何も反応しない。
姿をくらまし、様子を見ている。
北の思惑はどこにあるのか。対岸の火事の欧州と、韓国以外は、非核化など信じていない。トランプは、ダメ元の最終テストとして、対話に応じたが、北の狙いは中国だ。
米朝が接近すれば、中国の存在価値どころか、ヘタをすれば、喉元に刃を突きつけられる。北の本命は、結局、中国だろう。中国に封鎖緩和を迫る揺さぶりのつもりが、予想外のトランプの即応に、次の手を考えなければならなくなった。
ここで中国が北に譲歩しなければ、北は逃げ場を失う。15日には、在韓米軍を撤収せよと、ジャブを出してみた。

山羊座の土星と冥王星は、世界に激変を招くが、直接的に影響を受けるのはカニ座、そして、その原因は山羊座。
繰り返すが、山羊座はインド、イスラエル。カニ座は中国が代表的な国だ。
中国はインドとの軋轢を抱えているが、今後、益々険しくなるだろう。
しかし、当面、中国の前に現れた「難物」は、山羊座の金正恩なのかも知れない。

中国の内実
土星が正面(180゜)に来れば、対人関係、国にとっては外交が、苦しくなる。付き合う相手がいなくなるか、「古い知人」が出てくる。人間なら離婚や別居だ。
日本の場合、土星が正面の牡羊座にいたのは1996~1999年で、直前の1995年阪神大震災があり、天王星が牡羊座に入る時、東日本大震災があった。しかもこの時は土星が天秤座にいた。
国難は自然災害だけではない。1996年にはペルーの日本大使館占拠事件があり、97年には山一証券破綻など、外交・経済で、次々と窮地に立たされた。

今、カニ座の中国も、かなり苦境に立たされる。習独裁体制の布石や、「すごいぞ中国」のような宣伝映画も、焦りの表れだ。直近でも、火星が山羊座に入り、相当、焦りが出るだろう。当然、米朝会談も焦りの種であり、習独裁体制は毛沢東の亡霊、「古い知人」の再来だ。

現代日本では、中国を嫌ったり蔑視したりする風潮があるが、中華文明の末裔は未だに亡んではいない。愚かしいのは、中国共産党だ。実際、ちょっと綱を緩めただけで、中国人はあっという間に巨万の富を稼ぎ出した。清を滅ぼしたのは清朝であり、中国を滅ぼすのもまた中国共産党だ。目の当たりにする中国の愚行や粗野な人民は、中国共産党の姿であり、海外で暮らす華人の多くは、知徳ともに非常にレベルが高い。もちろん、中国マフィアなど裏の伝統も存在するが。

王朝滅亡は企業と同じで、成功後の硬直から起こる。全体のバランスを忘れ、一部分の保守のためだけに生命活動を行おうとすれば、全体が死ぬ。
人間でも、治療にこだわり過ぎて、基礎体力を失えば、結局、死ぬようなものだ。
企業が成功実績を維持しようとし、粉飾決算や欠陥隠蔽に走るように、王朝は民のための建国の志しを忘れ、王朝の「形」を守ろうとすれば瓦解する。

習独裁体制や海軍力拡張、言論統制は、世界協調から得られた果実を放棄し、古代帝国のゾンビになろうとすることだ。
中国共産党王朝は、唯一の発展の道、世界協調を忘れ、世界を統治しようとする逆行の道を歩み始めた。殷鑑遠からず。興国の原点、世界の民の声を忘れれば、道を失う。


かおさす

2018年03月12日 | 京都&ケンミン文化

言葉は学校で覚えるものではない。状況から体得していくものだ。
近代以降は学校で言葉を整理され、国全体で、共通の認識をするようになったものの、文明以前の言葉の原点は、親子や家族の、身近な仲間でコミュニケーションが取れれば良かった。始めに事柄の共通認識があり、言葉はそれを補足するものだったのだろう。
大きな集団社会で生きる現代人も、基本は同じだ。学校を離れれば、言葉を覚え始めた子供と同じで、初めて聞く言葉は、状況から理解し体得している。一々、辞書を引く人は少ない。
NHKなどで言葉の調査をすると、本来の意味と違う認識で使われてる例がどんどん増えている。言葉はそうして変わっていく。

京都弁では、恥ずかしいことを「顔がさす」と言う。これは初めて聞いた時、その場の状況から、そのまま意味が解った。
その時は、多分、光が差して顔が明るみにさらされるように、人目に立って恥ずかしい意味だろうと思い、その後、深く考えないまま過ごし、普通に「お顔がさしますなあ」と聞き流していた。「お顔のささないホテル」の広告に、なおさらそう思った。

ある時、突然、ハタと気がついた。「違うがな!自分がさすんだ!」と、膝を打った。
「さす」と言う言葉自体、「刺す」や「指す」、「射す」だと思っていたが、「点す」に類似するニュアンスだ。
「紅をさす」と言えば、指や筆で、唇や頬に差し込むように塗ることだと思い、「陽がさす」とは、一条の光が差し込むように、方向性を持った光が入り込んでくることだとイメージしていた。
そうではない。光や紅が「さす」とは、一様に広がることだ。
「あかねさすむらさきのゆきしめのゆき・・・」の「あかねさす」も「紫」の枕詞であり、茜で染めたような紫をイメージさせる言葉なのだろう。「さす」は染めるだ。

古来の言葉が残る京都弁ならではの「顔さす」が、「顔射す」ではなく「顔点す」であり、顔が染まる=紅くなる・・・であることに、40年経って、初めて気がついた。
本当に、「おかおがさします」
でも、長生きはするものだ。死ぬ前に間に合った。


さてさて

2018年03月09日 | 星の流れに

射手座の火星は双子座のトランプ、習近平を過激にしている。
習近平は永世独裁の布石を敷いた。トランプは鉄鋼輸入関税を発動し、金正恩との直接交渉を承諾した。

双子座の正面の射手座に火星がいると、自分は焦り、他人を怒らせる。
トランプの輸入関税は、グローバル経済を、自ら破壊する狂気の沙汰だと、誰もが困惑している。経済に詳しい人ほど、怒り狂っている。
だが、これこそが、トランプの切り札だ。そんなことは百も承知で噛ませたカードに、慌てふためけば、トランプの思うつぼだ。
中国だけがターゲットではないふりをして、他の国とは個別交渉で、落としどころを探し、これはこれで取るものを取る。そして、最終的に中国を囲い込む。まさに一石三鳥だ。
まともな政治家には、こんな乱暴なことは決してできないが、国際仲裁採択を紙切れだと罵る、中国のような国を相手にするには、これしかない。

一方で、中国の狂犬北朝鮮となると、もっと、あからさまな手を打たなければならない。
金正恩が仕掛けてきたタイマンに、「おう、上等だ!」と、即答した。その直後、わざわざ記者団に「重大発表がある」と言いに出て来たトランプは、真っ赤に紅潮していた。相当気合いが入っている。「出てこいや!」と、ヤンキー魂に火がついた。これは、北の思うつぼであることは間違いない。北はこれを計算して、相当、手の込んだ仕掛けをしているはずだ。

北の策士達は老獪だが、金正恩とトランプの直接対決なら、策士の計算通りには行かないだろう。
3月8~10日、射手座には火星に月が加わり、魚座には太水金がいる。変容宮は最悪の状態だ。トランプが前のめりになったのは、多分にはめられた観があるが、4月になれば、相当、落ち着くはずだ。一方、金正恩の山羊座には強力な土星がいる。運命の土星が働けば、世界が激変するほどのことが起こる。
誰もが恐れることは、交渉決裂による戦争や、ミサイル抜き核容認だが、全く逆の目が無いこともない。

希望的逆目があるとすれば、
北の非人道的体制を容認したままの、南北連邦をアメリカが保証し、西側陣営に引き込むことだ。非人道国家など、西側にも存在する。
こんなことが起これば、中国にとっての悪夢であり、中国傀儡クーデターによる朝鮮戦争の再来になるかも知れない。

何が起こるか解らない。ただ、明らかなことは、天王星、牡牛座時代の形振り構わぬ生存競争、縄張り争いは、すでに始まっているということだ。