魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

一つ戻る

2017年12月28日 | 日記・エッセイ・コラム

トランプの存在は、世界にとって「一歩下がって三歩出る」ための「溜め」なのかも知れない。
何事も、極まれば転ずる、過ぎたるは及ばざるがごとし。
オバマに象徴されるような、理想先行の民主や平和が広がったことで、歪みが蔓延し、理想主義の善意のスキを、悪意で利用する勢力が現れた。
中国共産党のような覇権を目指す古代ゾンビ帝国が、アメリカの自由につけ込み、アメリカ内部にまで浸食を始めた。

人類統合の実験場アメリカ
人類の歴史は、血族集団、地域集団から、宗教や経済の文化集団に変質し、徐々に、カオス的な人類統合に向かっている。
新大陸は、その実験場であり、古代秩序の変革を働きかけてきた。
中でもアメリカは、キリスト教に始まったルツボに、ユダヤ教が加わり、イスラム教が加わり、大企業が育ち、様々な文化を世界に拡散していった。

この新時代の人類統合の試みに、抵抗勢力の旧秩序が食い込み始めている。中国共産党の使命を帯びた中国人留学生や新移民は、他集団のように、アメリカに溶け込むつもりはない。アメリカを牛耳るユダヤ人が、ユダヤ教のためにアメリカを利用するのに対し、中国共産党の「夢」は、アメリカの中華化、世界の中華統治だ。

世界に拡散したユダヤ人は、ユダヤ教においてユダヤ人であり続けたが、中国人は世界中に中華街を作った。山羊座のユダヤ、カニ座の中華。彼らは排他性(自己中)において同じだが、その手法は真逆だ。
ユダヤ人がアメリカで、文化的影響力を持ったのに対し、中国共産党の中華文明は政治支配を狙っている。これは反感で言うのではない。文明評としてそう理解せざるを得ない。
同じ山羊座とカニ座の例をあげれば、山羊座のインド人がアメリカにおいて学術文化の世界で活躍しているのに対し、カニ座のイタリア人は、マフィアでアメリカ経済にくい込んでいる。何れも、基本的にアメリカの文明を受け入れる気がない。

アメリカの目指す、人類の新しい秩序には、これらの「異物」は障害であり、放置すれば、アメリカを死に至らせるエイリアンとなる。
禁酒法を利用してマフィアが拡大した例もその一つだが、アメリカは幾度となく極端な理想主義で自ら暗黒時代を招き、立ち直ってきた。今考えると不思議に思えるが、アメリカがソビエトを支え、その反動として極端なレッドパージが起こった。今の、トランプ政権も、極端な理想主義に対する「必要な」バランス反動だ。

アメリカを一人の人間としてみると、やんちゃな幼児期、暴れん坊の少年記を経て、大きくなり、今は、中国との恋に敗れかけている青年のように見える。
アメリカ双六。オバマで三つ進んだら、トランプで一つ戻る。


ドロドロ

2017年12月20日 | 星の流れに

今日20日、土星が山羊座に入った。今日は月も山羊座で、22日から太陽も山羊座に入り、
冥王星は10年前から鎮座している。

一方、木星と火星がサソリ座にいて、天・海・冥を除く旧惑星だけを観れば、星が集中している。水星、金星がまだ射手座にいるが、これも山羊座に加わり、ほとんどが、女性星座になる。
女性星座は、理想や情熱より、情緒や打算が強く働く。粘っこく重苦しい雰囲気が世界を覆う。

セクハラ」でも触れたが、セクハラをその場で訴えられなかった人には、「それを言えば職を失う」など、自分の立場に対する無自覚な欲が無かったとは言えない。
それを、社会的にそういう環境だから言えなかったと、「しかたがない」の論理で正当化し、社会もそれに納得し、英雄のように祭り上げている。情緒に流されるとはこういうことだ。公平で客観的な視点が飛んでしまうのだ。

アメリカのように、セクハラ問題をおこせば、政治生命を失う社会は、一見、健全なように見えるが、「女は弱者」という大前提が、自分たちの中にあることに気づいていない。つまり、それこそが男社会なのだ。もし、真に女が強い社会であれば、「なぜ、その場で言わなかったのか」の方が、問題になる。
「守るべき男」が卑劣なことをしたから許せない。それがアメリカであり、欧米の欺瞞なのだ。
こうした、「立場」や地位がハッキリしている社会ほど、司祭や先生など「立派」なハズの人の犯す性犯罪が多く、聖職は生殖になり、しかも、それがバレれば大騒ぎになる。

女性星座に覆われた今、世界中で、このような力と立場の葛藤が起こる。隠れた欲望が、表に裏に、あらゆる場面で争い始めるのだ。男性星座のようにアッサリした、論理闘争ではない。「言うに言われぬ」ドロドロとした原始的な欲が、泥仕合を始める。
アメリカと中国の対立も、経済を依存し合う夫婦喧嘩のような、「おまえが悪い」「あんたが悪い」の泥仕合だ。中国の連れ子の北朝鮮に、米国の養子の台湾や韓国。そこに隣の親父のロシアが口を挟み、出戻りの日本が加わって、もう、何が何だか解らなくなる。


八八八八

2017年12月13日 | 星の流れに

今年の漢字は「北」だそうだ。これは正に、土星・山羊座。
「今年の」と言っても、「このところ」のムードが反映する。今年の流行語大賞も、たいていは、後半の言葉が反映される。
山羊座は冬至の「北」を表し、土星は山羊座そのものだ。
いくら今年、北朝鮮に振り回されたとは言え、「北」しか無かったのかと思うが、やはり、土星の影響だろう。

山羊座、土星と言えば、数字は「8」だが、富岡八幡宮の異常な殺人事件もやっぱり、これしか考えられない。
兄弟関係で考えると、またしても「長子心、弟妹知らず」現象で、貴乃花が父の死に際し、喪主をやりたがったことと同じだ。八幡宮の弟は、なぜ自分が解任されたのか、全く思い至らなかったようだ。弟妹には長子の責任意識が理解できず、外見の権限だけしか見えないから、立場を与えられると、過剰に行使しようとし、奪われると怒り、恨む。
山羊座はまた、神社や寺を表すから、この事件には、神社本庁の問題も絡んでいるようだ。

神社と言えば、森高千里の「渡良瀬橋」に登場した八雲神社が再建されたそうで、こちらは、不幸からの立ち直りで、めでたい話題だろう。
また、カニ座の大谷の背番号は「17」番。山羊座に土星が来て、「8」と出合ったわけだ。
嫌がらせの土星と出合ったカニ座と言えば、カニ座の大阪がサンフランシスコとトラブっているのもそれであり、カニ座の中国も、何かと外交が難しくなるだろう。

ところで、話題の金正恩も、通説が正しければ、山羊座の8日生まれだが、これはもう、本当の生年月日でなくても、そのままの人生を送っている。

いよいよ運命の2018年。北京オリンピック2008年当時、中国人が喜ぶ「8888」が流行ったが、あれから10年。運命の歯車がガタリと動きそうだ。小さい歯車なら良いのだが・・・


金と評価

2017年12月07日 | 星の流れに

土星が正式に山羊座入りするのは半月後の20日だが、現在、既に2度まで迫っているから、とっくに影響圏だ。

トランプは、愛娘の言うがままか、ついにエルサレムをイスラエルの首都と認めた。言うまでもなく、ユダヤは山羊座。土星が来て本来の姿が現れる。
山羊座は石や骨。他に妥協しないガンコ者ゆえに嫌われる。

ガンコな山羊座を理解するには、対極のカニ座と合わせて考えなければならない。
カニ座は天底で生い立ちの根っこであり、山羊座は天頂で、出世の極みにある。
カニ座の支配星は「月」で人気を表し、山羊座の土星は野心。人気者と野心家は表裏一体だ。
多くの場合、人気者の本音は、実は自己中であり、常に好かれたいと思い、同時に嫉妬心も強い。逆に、嫌われ者の本音には、何らかの崇高な目的があり、そのために妥協しないから嫌われる。人気者は度が過ぎると、自己中や嫉妬で嫌われるが、嫌われ者は、結果によっては尊敬される。そして両者とも、世慣れてくると自分の本音を隠すために、逆の態度を取る。
カニ座は難しい顔をして説教をしたがり、山羊座は調子の良い言葉や冗談で愛想を振りまく。カニ座のさんまが、山羊座の鶴瓶のことを「目が笑ってない」と、からかうのは、互いに底が見えているからだ。

カニ座と山羊座は、中国とインドの関係だ。物理的統一を目指す商の中国。精神的統一を求める宗教のインド。両者は肉体と精神の関係だ。
一方、山羊座のユダヤ人が嫌われるのは、金へのこだわりだが、面白いのは、山羊座にとっての金は信仰のための手段だが、金が目的のように見える。逆に、カニ座にとっての人気や地位評価は金のための手段だが、評価されることが目的のように見える。

ユダヤ人がアメリカで支配力を持ったのは金の力だが、目的は宗教であり、ユダヤ民族復興の、イスラエルこそが目的だ。インド商人も商売上手で知られるが、ユダヤ同様、トップに立つのが目的ではない。
これに対し、中国の目的は他者を差し置いても「食える」保証であり、野獣のボスのように、自らの立場が一番でなければならないから、何が何でも覇権を目指す。なお、食と古代ローマ帝国のイタリアもカニ座だ。
山羊座、カニ座は物質と精神の真逆だが、共通する原点は「自己中」だ。

トランプ流
民族の不滅を志向するユダヤ教には、派生したキリスト教やイスラム教ほど攻撃性は無いが、根本に排他性があるから、やはり、トラブルメーカーになる。
エルサレムに憧れるユダヤ人は、本来は他者と共存できたと思うが、産業革命パラダイムの近代国家勃興に刺激されて、排他的なシオニズムが生まれた。
その近代国家の生存競争に巻き込まれた中東に、欧米より排他的な異教徒の国家が出現したことで、イスラエルは憎しみの象徴に成ってしまった。

イスラム圏から見れば、イスラエルはアメリカのガン細胞だ。キリスト教国アメリカを支配するユダヤが、アメリカと一体になって中東に繁殖している。
イスラエルはアメリカからの栄養補給がなければ生きられないが、これまでアメリカは本体部分で中東と付き合ってきた。それが、癌も私の一部だから癌に手を出すと怒るぞと宣言したようなものだ。

トランプの決断は、一見、ムチャなように見えるが、本来、アメリカがイスラエルの後ろ盾になっていること自体がムチャであり、何れ、白黒を付けなければ、アメリカも中東も変われない。
土星が山羊座で、イスラエルは最強の姿を現したが、これが吉か凶かはわからない。ハッキリ癌とわかれば、たいていは除去される。トランプの意図はわからないが、自動車人間「ボディー」ならではの「結果オーライ」の始まりだ。


セクハラ

2017年12月04日 | 星の流れに

世界中でセクハラ問題が起こっている。これも、木星・サソリ座現象だ。
何れも、今の問題と言うより、過去の被害が明るみに出ていて、一つ話題になると、「実は私も、私も」と、芋づる式に現れる。しかし、セクハラの定義ほど曖昧なものはない。

性は原始そのもので、人の理想(きれい事)とは真逆だから、もともと、ダーティでダークなものだ。だから、日頃は曖昧さに隠れて、表に出ない。
ところが、性や本音を表すサソリ座では、感情がそこに集中する。木星が来ると、「今頃なんで?」と思うような話が出てくる。
木星が来なくても、サソリ座の地域では、始めからそこに集中する。韓国の慰安婦問題へのこだわりや、世界に知られる韓国売春婦は、朝鮮半島=サソリ座の傍証でもある。

性は異質の合体で、本来、拒否を伴うものであり、それを乗り越えるために、「触媒」として何らかの力や欺しが必要となる。
有性生殖には、種の発展の可能性があるが、危険性もある。それでも、「良い目」を求めて、雌雄は惹きあう。
ことに、実験サンプルのオスは、採用されるために、何が何でもの「力や欺し」のワザを繰り出す。「力」は当然、金や地位を含むが、「欺し」は、行為や格好の心地良さであり、さらに、夢や理想、そして愛の言葉だ。
一方、メスは、力や欺しと知りながらも、「良い目」への期待もある。だから、力や欺しにどこか寛容な面があり、「仕方なし」として合体を受け入れる。つまり、自分の博打を相手の責任としてサイコロを振るのだ。

当然、「悪い目」が出れば、責任は雄のせいだから、怒りがわく。ここで最悪の「悪い目」は、何も得られなこと、受精さえしないことだ。そうなると、元を取りたいと思い始める。
元を取る方法は様々だが、財を得られないのであれば、比較優位として、相手の財を減らそうとする。
さらに、アメリカの場合、セクハラを訴えることで、有名と、それによる金が得られる。同時に相手の「地位」という財を減らすことができる。これは復讐ビジネスともなり、性や金の、「欲望」を表すサソリ座ならではの感情(勘定)だ。
当然のことながら、このところのセクハラ騒ぎは、ついに、LGBTの領域にまで広がってきた。

クマモン
サソリ座現象として、もう一つ注目されるのは、熊本市議会での議員辞職勧告や子連れ出席騒ぎだ。
クマは水瓶座の要素があるが、熊本となると、どうもサソリ座ではないかと考えている。
「火の国」を始め、肥後ずいき、教祖や歌手の輩出、農産物の美味しさ、肥後もっこすの我の強さ。さらに、「ひこにゃん」の成功を見るや、クマモンで元祖のお株を奪ってしまうバイタリティ。過激でプライドが高く、議論がまとまらない、等々。いかにもサソリ座だ。

さらに今回の市議会での騒ぎには、セクハラやパワハラ、出産育児の問題が絡んでいる。赤ちゃんポストも熊本だ。
そして、木星サソリ座の今、クローズアップされていることが、何よりの、サソリ座の証しと考えられる。

ところで、渦中の北口和皇議員だが、パワハラの行為ばかりで、政治内容は一向に伝わってこない。もしかして、熊本では男性議員も似たような、政治行動なのではなかろうか。単に女性だから指弾されているのではないのか。もし、収賄や選挙違反など、彼女に非があるのなら、とっくに、それで失脚しているはずではないのか。どうにも不思議なクマハラ話だ。