魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

上意なり

2015年10月31日 | 日記・エッセイ・コラム

自動運転車開発ブームだが、30%もの人が、自動運転車が開発されても買わないと答えている。大半の理由は、不安だそうだ。

宮崎の自動車事故は認知症の老人が運転していた。
これからますます老人が増える。不安だから買わないと答えた人の多くは、自動運転社会の到来より早く、高齢者になるだろう。
当然、認知症も増えるだろうから、恐怖の高齢車が走り回ることになる。
自動運転の不安と、自分運転の不安は、どっちが大きいのだろう。
自分は惚けないと信じている人も、冷静に、客観的に考えれば、自動運転の必要性は理解できるはずだ。

政府は、オリンピックまでに何とか一部でも実現して欲しいと要望している。これは日本産業の宣伝のためだが、動機が何であれ、結果オーライだ。是非進めて欲しい。
日本企業は追い詰められれば、「ムリ、ムリ」と言いながら、何とかする。目標がなければ寝てしまう。高度成長達成で目的を失ったとたん、長い眠りに入った。

アメリカの排ガス規制のように、高い目標を押しつける方が企業のためでもある。
政府も中途半端な要望などせず、世界のクリーン時代をリードするビジョンを掲げ、原発廃止のプロセスとともに、燃料電池車など持続可能エネルギーをIoT(物連携)社会の柱として整備することにして、法整備と抱き合わせで、自動運転を強制してはどうか。

お上のお達しとあれば、零戦でもCVCCでも造ってしまうのが日本企業だ。
再び、世界を「あっ」と言わせて欲しい。

非常ボタン」、「新型文明


小都小都 4

2015年10月29日 | 小都小都

ポリエステル
9月に入っても、まだ暑かったので、半袖で過ごしていた。近頃のポリエステル製のシャツは通気性が良く、風が身体を吹き抜けるように涼しい。身体に密着することもないので、少しごわごわするが、暑い時にはそれがまた気持ちいい。

夜遅くなったので、もう寝ようと思い、洗面所で歯を磨いていた。
暑いようでも、秋ともなれば夜は冷える。ポリエステルのシャツでは、脇の辺りが寒いくらいだ。
うがいをして、水を吐き出そうとうつむくと、両脇がさすられたような感じがした。
「えっ!」と思ったが、身体が冷えているので、硬質のポリエステル生地が刺激するのだろう、まるで、両手で脇を触られるように、気持ちが悪い。
うつむこうとすると、布地がついて上がるので、こすれて、なんとも、うるさい。

「もう、ポリエステルの季節じゃないな」と、思いながら、その夜は寝た。

翌日は朝から雨で、少し温度が下がったが、まだ長袖を着るほどではない。綿のTシャツを着て過ごしたが、少し薄ら寒かったので、長袖のシャツを上に羽織った。

その日は、あれこれ、やることが多く、気がつくと、もう、3時前になっている。
慌てて、歯を磨きに洗面所に行くと、蛍光灯が古くなって点滅する。
ちょうど良いから、明日、LEDを買いに行こう。そう思いながら、歯を磨き、水を吐き出そうと、うつむくと、また、両脇をさすられた。

「えっ!」
今日はポリエステルじゃない。ぞっ、として振り向いたが、誰もいない。
急に背筋が寒くなって、鏡を見ると、点滅する光の中に・・・


♪だあ~れが かあ~ぜを みい~たでしょ~


オオバカ

2015年10月28日 | 日記・エッセイ・コラム

オバマ大統領は、渋々、軍事行動を起こしたが、時既に遅しだ。
中国が動き出そうとした瞬間、南シナ海に、ボートの一隻でも出しておけば、中国としても領海宣言を躊躇したかも知れないが、ここまで来て、領海を否定されたら、面子が立たない。

中国は、武力に劣る時でも、ソビエトに戦争を仕掛けている。朝鮮戦争の時でも決して気楽にアメリカと戦争したわけではない。まして今、いくらアメリカに武力で劣っていても、当時とは戦力が違う。
何よりも、核を持っている。核を持っていなかった朝鮮戦争当時、毛沢東はアメリカが核を使って、例え、中国人が数億人死んでも、大したことではないと言った。
逆を考えれば、切羽詰まれば、核さえ使いかねないメンタリティの国だ。

アメリカも、中国の気質は百も承知の上で勝負に出ている。オバマがふぬけでも、米軍のガッツは衰えていない。
誰もおお事にはしたくないのが本音だが、日中戦争は盧溝橋の一発の銃声で始まった。

だからこそ、こういう事態に至る以前に、脇を締めておく必要があったのだ。
大戦争の多くは、新興国が力を付けた時に起こる。中国は、相手の顔色を窺いながら一センチづつ進出を続けてきた。
この事態を招いたのは、良い子ちゃんのオオバカ大統領だ。平和は祈りや大声だけでは守れない。

オバマの一貫した間抜け行動こそが、「250年大転換」のエポックなのかも知れない。
今回の作戦は、パクス・アメリカーナ思考で考える人にとっては、喜ばしいことだろうが、中国、ひいてはインドにとっては、大チャンスの到来なのかも知れない。
もちろん、何れも現政権の話しではない。

気宇壮大


頭痛迷惑

2015年10月27日 | 日記・エッセイ・コラム

25日の夕刻、突然、後頭部、首の付け根あたりが痛くなり、特に何もしていないのに肩も凝ってきた。
『この痛みは地震だ』と思ったが、あまりにも頭頂から離れている(遠方)ので、逆に、ごく近くではないかと不安になり、考えられる地域の知人に、「24時間以内に地震があるかも」と、電話をしようか迷っていると(確信は無い)、山梨でM4.4の地震のテロップ。『えっ、早すぎる』と驚いたが、やはり頭痛は収まらない。日付の変わった深夜、ようやく収まった。

翌朝、地震情報を見ると、21時鳥取M2.3、2時岩手M3.8の地震が起こっていた。しかし、これは頭痛の収まる前で、従来のパターンからすると、あまり関係ない。従来は頭痛が収まって、2~24時間ぐらいでM4程度以上が起こっている。
その夜、26日の18時、アフガニスタン北部でM7.7の地震が起こった。
後頭部(遠方)、肩凝りを伴う激しい痛み、ケロリと収まる、等々、どうしても、アフガン地震との関連を考えてしまうが、何の確証も無い。

とにかく、地震と、頭痛が多すぎる。


隔世の感

2015年10月24日 | 日記・エッセイ・コラム

百均のレジに並んでいた。
レジは同じカウンターに、出口側、店内側と並んでいて、カウンターの向かいに商品棚があるので狭く、レジ前はようやく人がすれ違えるぐらいの広さしかない。
店内側のレジの後ろに、1列に2人ほど並んで待っているから、その後ろに並び3人目になった。

出口側の客が終わって出るので、並んでいた先頭の客が出口のレジに移動した。すると、30代のスリムな女性が後ろから来て、残った2人の列を越して、出口側に移動した先頭の客の後ろに付いた。結果的に、店内側レジの客の外側に立って、平行2列になった。
『はあ~!?』と思って見ていると、時計を見てせわしそうにしている。
『急いでいるんだな』と、思ったから、自分の番が来たら、譲ってあげることにした。
まさか、並んでいるこちらが見えていないとは思わなかった。

ここで、店内側の客が出ると、その次の客が店内側のレジに入った。ここまでは、順当だ。
ところが、出口側の客が出ると、当たり前のように、その30代の女性が出口側レジに入った。
後ろに並んでいる客の列には、何の、挨拶も気遣いもない。

様子を見ているうちから、「どうするつもりだろうか」と、あれこれ考えていたが、追い越した意識は全く無いようだ。好意的に考えれば、二つのレジの、それぞれの列の一方に並んだつもりだったのだろう。しかし、普通に、1列に並んでいることは見たら分かるだろうし、分からなければ、並んでいる人に聞くか、顔を見るなどして、暗に確認をする。

譲るつもりではあったが、昨今の礼儀には反している。
思わず、「あんた何人?」と、のど元まで出かかったが、そこは、日本人らしく何も言わなかった。

帰りながら、つらつら考えた。
こんなことで腹を立てるのは、自分も相当、現代日本に浸りきっているようだ。
子供の頃、昭和30年代の日本は、席の奪い合いなど当たり前だった。今の人がそれを聞いても、おそらく絶対信じないだろう。今の日本は、半世紀前の日本とは別の社会だ。
あれやこれや、すっかり、変わってしまった価値観、文化や風俗・・・そんなことを思いながら、ふと、雑誌の一文を思い出した。

お笑い記事だったが、婿養子が気を使う方法の一つとして、温泉旅行で家族風呂に入る時は、姑の身体を恥ずかしそうに見ること、と有ったのを記憶している。
読んだ当時は、姑を女として見てあげる気遣いのことと理解したが、今考えると、シチュエーション自体が、想像もできない。まさに「ありえな~い!」の世界だ。

これだけ変わってしまった日本を掴まえて、70年前に、70年前にと、しつこく責められると、やはりタイムマシーンは必要だと思う。あの人達全員を乗せて、大好きな70年前に送ってあげたい。


英国紳士

2015年10月22日 | 日記・エッセイ・コラム

英国は習近平を大歓迎し、中国の大型投資を期待している。習近平もお土産を携えて訪問したようだ。
訪米時の旅客機300機購入等のお土産が、結局、アメリカには効かなかったのに対し、中国の脅威など関係ないEUは、儲かれば良いと思っている。中でも英国は前のめりだ。AIIB加入に手を挙げて見せた英国に、習近平は大感激し、気を許したのか、日本の悪口だけを、何度も繰り返して発言した。

英国の外交は徹底している。外交の基本、「自国さえ良ければ良い」だ。紳士を装いながら、トコトン駆け引きする。
日英同盟で、徹底的に筋を通すとして実利を得、イスラエルでは都合が悪くなると二枚舌でトンズラしてしまった。
英国にしてみれば、日英同盟だろうが中英同盟だろうが、道義や好き嫌いなど関係ない、自国にロスのない取引なら、悪魔だろうと手を結ぶ。

今、習近平を歓待するのも、中国の足下を見ているからだ。孤立しかけているジャイアンのメンツを立てて、しっかり利用しようという魂胆だ。習近平は毛沢東にどことなく似ているが、ジャイアンには生き写しで、意外とお人好しだ。

英国は、中国にやられたためしがない。その自信が昨今の中国接近だろう。中国はやられっぱなしだが、中国人はどれぐらい自覚しているのだろうか。一方、英国は今回もまた、中国をカモにして上手く立ち回れるのだろうか。ヒトラーに甘い顔をして、つけあがらせたのも英国だ。
歴史と現代の対比ほど、面白いものはない。

対比と言えば、日韓関係はどうだろう。日本が半島と袂を分かった百済、高句麗滅亡の頃の6~7世紀の経緯を見ると、1300年以上も経ったのに、あきれるほど何も変わっていない。最も面白い落ちは、助けた新羅に裏切られた唐が、大和朝廷に援軍を求めてくることだ
煮ても焼いても食えない毒キノコは、始めから手を付けてはいけないと、歴史が語っている。


古い体質

2015年10月22日 | 星の流れに

国際政治の解説の途中で、野球賭博に関わった選手が、新たに二人判明したニュースが割って入った。
政治問題より野球賭博の方が重要な日本の社会。 なんだかな~  だ

野球賭博。もちろん、良い事ではないが、サッカーくじのようにすれば、こんなことは問題にもならないだろう。野球界は体質が古いから、ギャンブル的な話は進まないのだろうか。ギャンブルと聞いただけで拒否反応を示すのは、日本文化の悪癖だ。

何でも蓋をしようとするから、違法賭博や、パチンコのような胡散臭い賭博が商売になる。かと思えば、カジノをやれば儲かると極論に走る。

いずれにしても、博打に対する固定概念から始まっている。潔癖主義の日本人は、アレもあればコレも有る。それが世の中だ。とは考えられないらしい。何でも立前で、臭い物には蓋をする。

そんなボヤキは別として、野球賭博は乙女座の木星、射手座の土星のなせる技だ。
スポーツ界の問題としては射手座の土星であり、野球は乙女座の木星。それも東京が乙女座で、読売ジャイアンツは、報道と巨人だから射手座だ。
何時も、事件が起こる度に、よくできていると感心する。


環境変化

2015年10月21日 | 占いばなし

ドジョウ」で、申酉空亡の安倍首相が裏目に入ったことを書いたが、面白いことに、申酉空亡はヒラリー・クリントンも、メルケル首相も、パク・クネ大統領も、みな申酉空亡だ。
安倍首相とメルケル首相は今年から、ヒラリーとパク大統領は来年から、多少前後するが、裏目に入る。

こう見ると、申酉空亡が政治に向いているように見えるが、そういうワケではない。近年の状況が申酉空亡に向いていただけだ。
申酉空亡は、流行に敏感でおしゃれな人が多い。人に便乗し、時流に乗るのが上手い。
何れも周囲の人を生かすのが上手く、人をあてにしている所がある。

安倍首相の麻生、黒田頼み、ヒラリーのビル頼り、メルケル首相はよく知らないが、連立与党だろうか、問題はパク・クネ大統領だが、この人の言動を見て、自動車人間のガソリンだと思ったが、実際はシャーシだった。ところが、外相の尹炳世がガチガチのガソリンだったことで謎が解けた。

大阪維新の橋下市長のガソリンでも触れたように、ガソリンは自分の考えを譲らず、妥協しないから、一つのことに徹底して執っこい。
パク・クネ大統領の政治方針を引っ張っているのは、ガソリンの尹炳世と思われる。ヒトラーが反ユダヤを貫いたように、徹底して、反日を押し通しているのだろう。シャーシの申酉空亡の大統領は本来、ここまで執っこくない。この二人は、水瓶座と獅子座の表裏関係でもある。最強のピンクレディー、ミーとケイの関係だ。

パク大統領が、裏目に入るのと平行して、午未の裏目中に外相になった尹炳世が、裏目から抜ける。(裏目中に得たものは、逆に、表になると失う)
件のそれぞれの申酉空亡も、このところ、雲行きが怪しくなっている。
何度も言うように、裏目は悪いのではない。表の時の環境と、様子が変わると言うことだ


連続地震

2015年10月20日 | 占いばなし

鳥取で地震が頻発している。鳥取県中部の倉吉周辺だ。2000年10月6日には、米子の南で震度6の鳥取県西部地震があった。今回は、それが東進するようだ。

昭和初期、日本海沿岸沿いに、同地域から北陸にかけて、鳥取、福井など、直下型の地震が飛び石のように連鎖して起こった。ちょうどそれから、80年近くになる。
聞くところによると、地震学者も、鳥取周辺には相当歪みが溜まっていると言っていたそうだ。

そろそろ、歴史が回帰する時期が来ている。ただ、当時と同じ規模の地震があったとしても、対策が強化されているので、同じ被害にはならないと思うが、無傷では済まない。
まさに、天災は忘れた頃にやってくる。今こそ警戒の時だ。

ところで、鳥取は何座だろうか。射手座かサソリ座か悩む所だが、もし、倉吉や鳥取で大きな地震が起これば、射手座確定だ。

八雲立つ」、「雲南チベット


青が赤に

2015年10月18日 | 日記・エッセイ・コラム

昔から、植物にはめっぽう疎い。
庭の陽当たりが良いところに、ブルーベリーを植えてみた・・・つもりだったのに、何か全然違う、赤い実を付けた。
植えた頃、雑木が生えてきたので、それを抜いたが、その時、抜いたのがブルーベリーで、残ったのがこの木かも知れない。赤ちゃん取り替えミスみたいなことになってしまった。

3mほどにもなったので、切ろうと思ったら、強烈なトゲがあって、痛くて作業できない。ザクロやスダチのようにトゲのある木は、食べられまいとしているのだろうと思うから、きっと、この実も食べられるのではないか。どこかで見覚えのある実だ。
そう思って、調べてみると、サンザシの写真に酷似している。名前はよく聞いていたが、これがそうだったのかと、感動。

何と、漢方の健康食で、酒やドライフルーツに加工して食べるのだそうだ。実際、そういう商品が売られている。また、観賞用にも好まれ、盆栽にも用いられる。確かに、南天の騒がしいタイプにも見える。

と言うことは、ブルーベリーではなかったが、似たような価値、似たような姿の木だったわけで、もしかすると、赤ちゃん取り替え事件は、ホームセンターで、買ってくる時点で既に、起こっていたのかも知れない。


気宇壮大

2015年10月17日 | 日記・エッセイ・コラム

オバマ大統領は、結局、米軍のアフガン撤退を完了できなかった。
三碧大統領の口だけ公約の結果とも言えるが、きれい事では現実世界は収まらない典型でもある。

オバマ大統領は、平和や核廃絶など、「夢のような」ことばかりを言って大統領になった手前もあって、強硬手段には、ことごとく及び腰だ。
火事は予防が何より大切だが、目の前で起こっている火事に、「まあまあ、落ち着いて」と言ったところで火は消えない。

火は小さいうちに消してこそ意味がある。大きくなってしまったら、家ごと壊すしか方法が無くなる。アフガン、イラクでは、火がまだ燃えているのに、「手荒いことは止めます」と、軍を引き上げようとした。シリアでは「やったら許さんぞ」と言っておきながら、化学兵器が使われても、何もしなかった。南シナ海では見て見ぬふりをした。そのくせ、ウクライナでは唐突に経済封鎖を掲げた。

何にも言わずに動かないでいれば、まだ威圧感がある。しかし、言うこと成すこと軽々しくて、誰も怖がらなくなった。アメリカが弱体化しているとは言え、あっちでもこっちでも、世界中がやりたい放題になったのは、オバマ政権の軍事音痴、いい子ちゃん政治で、アメリカの威厳が壊れたことの方が大きい。世界はほぼ、タガが外れた状態だ。

オバマだけではない。アメリカの民主党だけ見ても、中途半端なきれい事にかまけて、状況を悪化させ、結局は、大事の戦争に発展させている。

人生でも、人間関係を根本的に悪化させるのは、悪人より、「良い人」になりたい人間だ。
良い人になりたい人間は、自分が少しでも非難されたり悪く思われたりすることを恐れ、八方美人やイエスマンになったり、陰口叩きをする。人間関係がもめている時には、必ず、この「良い人」が存在している。

「良い人」にも色々なタイプがある。何が何でも自分は悪くないと、言い訳や同情を誘うタイプ。逆に、自分が潔い正直者であると思ってもらいたい一心で、何でも自分が悪いと罪を買って出る。どちらも、現実に正直では無いから、こういう人が動き回ると、誤解が絡み、話しがややこしくなり、もめ事が起こる。

政治がおかしくなるのも、良い人主義、理想主義が先行する時だ。右翼左翼に関係なく、抽象的な「有るべき姿」や「希望の未来」にこだわった政治は、人を不幸にする。
「Yes We Can」、「一帯一路」、「八紘一宇」・・・現実離れをした、何か素晴らしい響きには、要注意だ。

これに比べ、「一億総活躍社会」は、語呂も悪く気宇壮大でもない。
また、「富国強兵」「所得倍増」などは、努力目標や現金なスローガンだから、夢とは関係ない。


悔い有り

2015年10月16日 | 星の流れに

マンションの杭がまともに施工してなかったことが発覚して大騒ぎだが、これは何座の問題だろうか。

インテイリアや戸建ては、住まい空間だから、家庭を表すカニ座。巨大構造物やビルなどは、栄光や偉業の獅子座と、数学が生む超人世界の水瓶座。
一方、今回のマンションは乙女座だ。住空間ではあるが、集合住宅は様々な人が共同管理の中でそれぞれ暮らしている。これは、学校や、会社のような、運命共同体だ。

乙女座は身体で言えば腸になるが、腸内は様々な生き物や機能が共存している。
東京が乙女座なのも、主に学校や会社のために集まった巨大な運命共同体だからだ。
今回の事件も、構造そのものの問題であり、乙女座の労働、縁の下の力持ちの問題そのものだ。
そして、いかにも因縁的なのは、「データ偽装」で、旭化成の事件だったことだ。
偽装も、旭も、化学も魚座だ。旭は牡羊座だが、曙は魚座との境界で化成と一体化すれば、ほぼ魚座だ。

乙女座に関わる問題が、魚座によって起こった。これは、対角線上の星座は表裏であり、互いに影響し合う現象で、巨大構造物の獅子座と水瓶座もそうであるように、インテリアのカニ座の反対は山羊座で、社会的顔としての職業を表す。いわゆる家庭と仕事だ。
余談ながら、サソリ座の反対は牡牛座で、セックスで声が出るのも、これによる。

杭問題は、乙女座の木星によって表に出た、乙女座問題で、魚座の偽装と一体だ。
乙女座の木星、魚座の海王星、射手座の土星と来れば、浅く打たれた杭の根は深そうだ。


福山通運

2015年10月15日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、経済ニュースを観ていて笑った。その後、考えれば考えるほど可笑しくて、思い出し笑いをしている。

市場レポート・アナウンサー
「今日の株価は、昨日、福山雅治の結婚で下げた、芸能プロダクションアミューズが、今日は値を戻しました。また、これもなぜか、昨日下げた福山通運も、値を戻しました」

アナウンサーもよほど可笑しかったのだろう、ニコリともせず、「なぜか」と、付け加えたのは、ウケを狙った決め台詞だろう。完全に、はめられた。
その場でも爆笑したが、事あるごとに思い出して、笑う。

株価は、心理ゲームだ。業績もさることながら、ちょっとした、噂やイメージで動く。
しかし、それにしても、福山雅治で、福山通運がとばっちりを食らうということは、世の中には、福山通運は、福山雅治のお父さんや福山雅治が経営していると思っている人がいるに違いない。
そう思い込んで、株を買っている人もいるかも知れないし、わざわざ福山通運で荷物を送るファンもいるかも知れない。逆に、少し考えた人は、それで、福山通運の顧客が減るかも知れないと、深読みしたのだろうか。
とにかく、可笑しい


かぐや姫

2015年10月14日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、懸念したばかりだが、近頃の日本人は、何の策略も考えもなく、声を上げなければならないと思っているようだ。(無言の真
ユネスコの世界記憶遺産に、中国の言う「南京大虐殺」が登録されたことで、政府筋からユネスコ分担金支払い停止などの話が出ている。

喜んだのは中韓だ。待ってましたとばかりに、「ユネスコに脅しをかける日本」と、キャンペーンを始めた。
政府は、駆け引きの揺さぶりのつもりかも知れないが、ユネスコに対しては駆け引きになっても、中韓にとっては、日本のアンフェアなイメージを引き出す絶好のチャンスだ。

そもそも、あらゆる「賞」や記念碑のようなものは、人間が創っている。そういうものをもらって喜んだり、欲しがったりすれば、出す者の思うつぼで、かぐや姫を求める、愚かな五人の公達のようなことになる。

日本の場合も、色々努力して、各種の世界遺産を獲得しているが、このたびの中国の「努力」を、否定するなら、金を出す出さないとケチなことを言うのではなく、評価方法が信頼できないようなものは要らないと、一切の世界遺産の返上を言い出すべきで、お金のことはその後だ。
自分が持っているものは手放さず、どういう理由であろうと、他人が得ようとすればそれに抗議する。しかも実際に、自分に強みがあると思い込んだ、どうみても、卑怯に映る言動だ。

こんな泥仕合の醜態を晒さなければならないのなら、「欲しがりません勝つまでは」ではないが、潔い孤高な姿勢を見せるべきだ。

日本の全世界遺産をそっくり返上するだけの、国民に対する説得力と、日本独自の道を行くビジョンと心意気があるならばだが。
日本遺産


五郎丸町

2015年10月13日 | 日記・エッセイ・コラム

日本ラグビーの躍進で、ラグビーが再びブームだ。中でも、ニンニン・ルーティンで有名になった五郎丸選手が大注目されている。
力量、ルーティンスタイルもさることながら、一度聞いたら忘れない、「五郎丸」の姓も相当なインパクトになっている。

五郎丸姓の由来は、福岡の地名にあるらしい。そもそも、九州には変わった姓が多く、五郎丸の「丸」つながりで言えば、薬師丸も源五郎丸も九州発祥だ。

「丸」は、文字通り、丸い輪っか状の物や、玉状の物を表す。
城の「本丸」や「二の丸」も、石垣の囲いを表し、曲輪(くるわ・郭)として、四角でも五角でも、囲われたものを「丸」と呼ぶ。
地名由来によると、「丸」は開拓地を表すそうだが、昔は周りを環濠で囲う集落が多かったから、こうした村や地域のことを「丸」と呼んだのではなかろうか。

テレビの特集で、五郎丸の発祥を、殿様が「五郎丸」という侍を一カ所に集めていたからその地名と姓になったと言っていたが、むしろ、五郎という有力な侍の一族が開拓して住んでいたことから、そこの集落を五郎丸と呼ぶようになったとする方が、自然に思える。

ググってみると、全国には結構、「五郎丸」の地名は多い。五郎という名に、坂東「太郎」のように、番号や順位を表すような、特別な意味合いがあるのかも知れない。
五郎丸町などの地名は、少なくとも、福岡、愛知、福井、富山、新潟の各地にある。

「丸」の付く名前では、丸山などは、単に丸い山ではなく、城山のことかも知れない。もっとも、円山の場合は文字通り丸い山のことだろう。
また、船名の「丸」も、一つの城を意味している。刀名にも丸を付けるが、やはり、戦いの要の意味合いがありそうだ。

これからすると、松寿丸、梵天丸、日吉丸など、人名に丸を付けるのは、一人の独立した強い男と、「まるまる」とした、玉のように可愛いの意味だろう。
また、正露丸のように薬の名前にも使われるが、見たまんまの丸い形を表すと同時に、刀のような効力を暗示しているのかも知れない。
余談だが、かの名刀、「正宗」の刀工の名前は、「五郎入道正宗」だ。

五郎丸歩選手のお兄さん、五郎丸亮も有名選手だそうで、やはり、スポーツは下の子の方が成功する例と言えるだろう。

もう一つ余談だが、どうも「丸」が、来ているようで、来年のNHK大河も「真田丸」だ。