魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

トンネル

2016年04月30日 | 日記・エッセイ・コラム

臨死体験の多くのパターンは、「トンネルを抜けるとお花畑だった」が有名だ。
これが何を意味しているかについて、昔から二つの可能性を考えている。

一つは、出生体験の記憶が、最も下層に眠っていて、全ての意識が無くなるときに、甦ってくるのではないか。
産道を通って明るいところに出るとスッと楽になる。胎児から新生児になるときの体験は、光を目で見るのではなく、体感しているのではないか。
その時の、「トンネルの向こうに気持ちの良い明るい世界があった」記憶として、眠っているのではないか。それが甦ってくる。

もう一つは、穴の向こうの明るい光は、実は、日常、瞳孔を通して見ている、もう一つの感知状態ではないか。脳は瞳孔の外だけを認識しているが、本当は、望遠鏡で外を見るように、暗い筒の周辺も感知しており、脳が機能しているうちは選択的に見ていない。
しかし、認識機能が弱まると、感知した通りの風景を見る。暗いトンネルの向こうに明るい世界が見える。
眠りから覚めると、切れ切れの情景を夢の物語にまとめ上げるように、臨死状態から蘇生すると、トンネルとお花畑として理解するのではないか。

何が本当か分からないが、トンネルとお花畑が実在しないことだけは、信じている。


職人の夢

2016年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム

日本は、吉幾三の歌、「東京でベコ飼うだ~」のように、せっかくの最高技術を、的外れな使い方をする。
戦争の最中、戦艦の時代は終わっているというのに、空母よりも戦艦大和に傾注した。
全てのハイテクを持ちながら、iPhoneを作れず、下請けに甘んじた。
曲面液晶を開発しながら、韓国企業に使われた。
新幹線を中国に持って行かれて、今更、海外での販売競争に追い込まれている。

巨額の金と時間を掛けてリニアを建設することにしたが、本当に採算は合うのだろうか。実用コスパを考えるなら、リニアは先ず、関空-大阪と、成田-東京に敷くべきだ。
これは、リニアでなくても新幹線でも良い。
何をするのが最も採算が合うのか、つまり、ニーズは何か。どだい、そういう観点を持っていない。技術者の夢ばかり追っている。

ロボットも人型ロボットに拘り、原発事故が起こった時、使えるロボットは無く、歩くのは上手いが、人の相手をするロボットはフランスから買ってきた。
趣味に生きる、巨大な職人の島だ。

しかも、それでいて、自然エネルギーを後回しにして、限界の明かな原発に拘っている。
これもまた、職人の夢なのだろうか。


トランプ

2016年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム

トランプ現象は、アメリカの政治不信だが、政治不信は世界中に広がっている。
日本で民主党政権が生まれたのも大阪維新も、政治不信だったが、アラブの春も、欧州の極右台頭も、政治不信だ。

物事が上手くいっているときは、政治なんかどうでもいい。どうでも良いから無能な政治家でも自分が世の中を動かしているような顔をしている。
しかし、順調な流れに便乗していると、やがて経済循環の歪みが溜まり、そこに気候など自然の波が重なって、人心が荒み、争いが起きる。
とりわけ、グローバル化の現代では、こうした影響が、直ちに世界中に伝播する。

荒廃の波は、数年単位の短期にも繰り返すが、百年単位の大波もある。
今、世界は、200年のサイクルを終え、全てを新しく描き直さなければならない大転換の時を迎えている。
生産消費の原理が、根本から変わろうとしている。当然のことながら、それをマネージメントする政治の仕組みも、抜本的な変革を迫られている。それが、政治不信の背景だ。

したがって、政治家を誰に替えてみたところで、上手く行くわけがない。国家、経済、民族、宗教・・・全ての概念を変えなければならない時が来ている。
かといって、突然新しい方式が現れるわけではなく、「雨降って地固まる」試行錯誤の中からしか新しい形は定まらない。
こういうドサクサの中では、必ず偽物が現れる。ソ連崩壊後のエリツィンや、第一次大戦後のヒトラーもその例だ。

トランプも、その例だが、彼を大統領にするかしないかは、アメリカの民主主義の正念場だ。ヒトラーだって無能だったわけでは無い。常識破りの、ある意味で天才だ。しかし、結局は大混乱を招き、結果的に新秩序を生産した。もしかすると、トランプもそういう天才なのかも知れない。ヒトラーより相当、老けているが。

日本ではカードのことをトランプと呼ぶが、トランプの元の意味は、カードの切り札のことだそうだ。
トランプと聞いたとき、手塚治虫のキャラの一人、ランプを思い出した。ローソクを立てたランプの個性は、悪人なのか善人なのか良く解らないところが面白いのだが、むしろ、トランプは、アメリカのトラップなのかも知れない。


温泉好き

2016年04月27日 | 新鎖国論

三菱自動車の不正は情けない。不正の内容を聞くと、単なるせこい誤魔化しだ。
ワーゲンの不正と比べると全く次元が違う、大人の犯罪と子供のイタズラ程度の差がある。バレないようにプログラムを組み込んだワーゲンに比べれば、申請の誤魔化しなど、覗き見のカンニング程度だ。欧米人の「本気度」は、悪事にも徹底している。

日本人はやはり、蓬莱の島の極楽とんぼだ。欧米は、奴隷制度や帝国主義の植民地政策であれだけのことをやりながら、歴史に封じ込めて、人ごとのように、一切、知らん顔をしている。
その逆に、日本人は欧米のまねをしながらも、中途半端に「ゴメンネ、ゴメンネ」などと言いながら情がらみでやったことで、逆に、最大の悪者に仕立てられてしまった。

今回の三菱自動車の「せこさ」も、「何か勘違いしていたみたいです」と、変な言い訳をすることで、ますます疑いの目が広がっている。本気で不正をするなら、完全に証拠を突きつけられるまで認めないし、「悪気は無かったけど、隣の答えが見えちゃったんだもん」みたいな、中途半端な言い訳はしない。

しかし逆に、この中途半端さこそが日本文化の良いところで、平和な島の中では、互いに察し合い、許し合う、美徳と奥深さの源泉なのだが、外の世界には通用しない。
開国以来、日本は、大戦争をし、海外貿易をして、外の世界と付き合ってきたが、いまだに、湯に入ったような感性だ。
ちゃんと服を着て、テーブルでビジネス交渉をしながら、実は、足湯をしている。

もうそろそろ、ちゃんと靴を履くか、浴場に入って戸を閉めるか、徹底した方が良さそうだ。
温泉が気持ちが良いと知れば、猥褻だ原始的だと言っていた外の人間も、裸になって入ってくるだろう。日本温泉のルールに、向こうから従って裸になってもらえば、来る者拒まずだ。


ゾンビ脳

2016年04月26日 | 星の流れに

そろそろ、天王星が牡牛座に掛かり始めたらしい。
近頃、田中角栄ブームだそうだ。田中角栄は一白・戊午年の牡牛座。干支は辛亥の寅卯空亡。自動車人間ではボディーだ。
天王星も牡羊座の20度を過ぎ、牡牛座の予兆が出始める。今年7月末には24度まで進み、ほぼ牡牛座の影響圏に入る。加えて現在、木星は乙女座にいるから、牡牛座は好調だ。

牡牛座は「自分で食う」ことを意味し、人生で言えば、牡羊座の乳飲み子から、乳離れをして食べ始める時に当たる。こういう時の子供は大変危険だ。何でも口に入れるから、目が離せない。食べられる物と食べられない物の区別が付かないから、ひたすら貪欲だ。

物に貪欲な牡牛座時代は、死活の為がまかり通る。道理や常識など大人の知性が通用しない。とにかく自分に取り込もうとする。
中国の南シナ海、東シナ海での行為は、中国にとっては死活問題として、当然の権利としか考えられないのだろう。まさに、80年前の日本が「満蒙は日本の生命線」と叫んでいた姿だ。

ビジネスこそが戦場の現代に、二昔前の「分捕り放題」の経済行為で徘徊する中国は、帝国主義ゾンビだ。
1930年代。世界では、ドイツや日本が華々しい活躍をしているように映っていた。実際、欧米は共産主義の対抗馬として、ヒトラーを甘やかしていた。
当時はまだ様子を見ながら動いていたヒトラーだが、欧米の甘さを観て走り出した。
中国は今、そのギリギリのポイントにいる。

反日で利益無しとみた中国は、俄然、手のひらを返して、日本を持ち上げに掛かっている。関係修復には、先ずは民間交流からと、様々なムードづくりをしている。
その一方で、シナ海では着々と軍事拠点構築を進めている。
仮に、日中の民間交流が盛り上がっても、それとゾンビの野望は関係ない。
1930年代。アメリカでの桜祭りや、日米で人形を交換したりと、今では考えられないほど平和交流は盛り上がっていた。しかし、結果は歴史の通りだ。

中国は、他国の反応に、中国敵視政策だと自らを省みることがないが、勝ち負け上下しか理解できない古代脳を、世界の首脳は説得する気がない。上手く懐柔して自国の利益にすることしか考えていない。これもまた、食うか食われるかの、牡牛座時代の貪欲だ。

愚かな歴史を繰り返さないことを祈るばかりだが、核兵器が存在する今、人類がわずか80年で、どれほど賢くなったとも思えない。

牡牛座時代」、「始まった」 


木火土星

2016年04月20日 | 星の流れに

木星・乙女座 ◇ 火星土星・射手座
乗り物事故など、世界中で射手座の事件が続いている。パナマ文書は、地域も射手座だが、法律事務所から始まったことも、ネットや報道機関から広まったことも射手座だ。
今日は、三菱自動車が、データ不正をしていたことが発覚し謝罪した。「三」も、データも、自動車も射手座。
地中海では、またも難民船が転覆して500名以上の死者とのこと。

熊本はこれまでサソリ座と考えてきたが、検討しなおしてみる必要がありそうだ。


暇人自粛

2016年04月17日 | 日記・エッセイ・コラム

ミランの本田圭佑が、熊本地震と、それにまつわる自粛ムードを心配していた。
阪神大震災の時から、自粛ムードが問題になり、東日本大震災では、積極的な消費や観光が支援になるのだと言われ始めた。
確か、本田圭佑は父親が熊本出身だったと思うから、事情の分からない外国で、よけい心配しているのだろう。

異国の本田さえも心配するように、日本の多くの人もかなり、自粛ムードには否定的になってきた。相次ぐ大震災で、日本社会はかなり学習してきたように思う。
しかし、それでもなお、いまだに、不適切言動を探して回っているネット住民や、それを喧伝しようとするマスコミがいる。

本田が心配していたのは、叩かれることを恐れて、自粛する人々が現れることだが、日本では、そろそろ、叩く側を抑制する言動が出てきても良い頃だ。
自粛する人が保身のために自粛するのに対し、叩く人は被災者の立場を借りて他者に加害しようとする人だ。
つまり、どちらも卑怯者だが、先ずはこの「加害者」を抑制しなければ、ネガティブな自粛が広がってしまう。

災害は不用意に起こるものであり、突発事態に驚いた失言や、勇み足は誰にでもあり得る。この言動を捉えて叩く暇があったら、自分の成すべき事に励むべきだ。
他人の言動に異議があるなら、自らの信念を表せば良いのであって、他人の言動の揚げ足取りこそ自粛だろう。


頭を上げ

2016年04月16日 | 日記・エッセイ・コラム

熊本の地震は、直下活断層の連続地震で、被害が何倍にもなっている。
何よりも被災者の安全を祈りたい。

この地震の始まりの震度7は、実は前震で、直後に、さらに大きな本震が起こった。
4月1日の三重県南東沖 M6.1 は、やはり、兆候だったのではなかろうか。
もとより、直接の前震ではないが、東日本大震災のM9の後遺症はまだ終わっていない。もしかすれば、現在の熊本地震すら、前震なのかも知れない。

今、災害の最中、日本中が心配し、災害に目を奪われている。
しかし、こんな時こそ頭を上げ、視線を引いて、周囲を見回してみる必要がある。
日本の周りには、日本の不幸を見て歓喜する人々や、災害の最中に軍事的な揺さぶりを掛けてくる国がある。
日本人の常識から考えれば信じられないことなのだが、それが現実だ。

戦時中の大災害は、情報が伏せられる。民心を動揺させないためもあるが、敵に弱みを見せないのが第一の理由だ。
今、日本は戦時中ではないが、それと同じような感覚で、隙さえあればと観ている勢力が周りにある以上、徹底的に冷静にならなければならない。

救難、援助は粛々と行い、それぞれの立場で、自分の持ち場をより厳しく守っていくのが、日本人としての最大の使命だ。
感情にまかせて、当事者でもないのに泣き叫んだり、誰かの言動を叩いたり、炎上したりすれば、火事場泥棒を喜ばせるだけだ。


異常常態

2016年04月14日 | 星の流れに

田母神俊雄・元航空幕僚長が都知事選の選挙違反で逮捕された。
この件で記事を書いていたら、熊本の地震があった。
このところ本当に地震が多い。実は、最近、長いブログを書けてない。長い文章は、以前下書きしたものを手直ししている。

さて、田母神事件も、星的には地震と連動している。
社会的には元航空幕僚長だから、射手座の事件で、個人的には木星通過後の後始末ということになる。

田母神元航空幕僚長は、ぎりぎりカニ座だが、ほぼ獅子座で、木星カニ座の時、立候補し、事件はその後、カニ座、獅子座の影響期間で起こっている。(今日はその獅子座に月が移った。熊本はサソリ座と考えていたが、水瓶座かも)
木星が来てから事を始めるのは無理があり、後で精算しなければならないことが起こる。この時の立候補は、それまでの活動の成果で、それ以上のことを望まなければ良かったのだが、木星が来ているから、自分でも積極的に行動しようと思ったのが余計なことだった。今回の逮捕はその余計な行動の精算だ。

この人の人気は、ある種、トランプ氏のような、雑な感情論の扇動で、論理の是非より、鬱憤のはけ口と面白さで、大して賛成していなくても、「そうだ、そうだ、言ってやれ」と、無責任に賛同する大衆の代弁者だ。
本人も、自動車人間シャーシの塊で。よく考えての言動と言うより、感情先行の大声を上げているに過ぎない。
気は良い人だから、運動員に何らかのお礼をしたいと単純に思ったのだろう。

現場体験」、「笑えない

※ところで、トランプ氏は、公人として「氏」を付けないところだが、この人の名前はややこしいから、人間と分かるように敢えて「氏」を付けた。


始まった

2016年04月13日 | 星の流れに

このところパナマ文書で、世界中大騒ぎだ。
これぞまさに、射手座の土星・火星現象だが、次の山羊座にまで影響しそうな話しだ。(中南米は射手座
税金は山羊座で、現在冥王星が山羊座を通過中であり、冥王星山羊座の時代には、税金のあり方が根本的に変化する。  

つまり、将来、山羊座時代を振り返ってみれば税金の意味が全く変わってしまった時代ということになるが、その最中の、現在の具体的な切っ掛けとなる事件として記録されるのが、この射手座の土星ということになる。
さらに、もっと決定的に具体的な変化をもたらす事件は、土星が山羊座の2017年暮れ~2020暮れで、中でも、木星が山羊座に入る2019年暮れからの1年は劇的な年になるだろう。

山羊座は政治家や経営者、指導者を表すから、この分野に大変化が起こることを表しているが、ちょうどその頃、天王星が牡牛座に入り、山羊座には吉影響がある。
つまり、この激変が、ある層には吉となり、ある層には凶となる。
山羊座は、カニ座の対角線上の表裏関係であり、中国の激変も表している。

世界的には、ニューリーダーが力を発揮する時代なのだが、こういう時代に素晴らしいリーダが現れたことが無い。世界中が自己中の生存競争をする時代だからだ。
牡牛座時代


賢い覇道

2016年04月12日 | 日記・エッセイ・コラム

どうひいき目に見ても、中国の行動は容認できない。頭の中が二世紀前の帝国主義だ。
帝国主義によって成功した先進国経済をそっくり真似れば、必然的に侵略主義に行き着くということだろう。
口では、西欧文化の愚かしさをあげつらうが、やっていることは、その西欧文化の最も愚かしい部分の模倣だ。

現在、その西欧は、ようやく暴力的侵略主義から知恵を使おうとしているが、残念ながら、その前に、グローバル企業や金融マネーが国家を飲み込もうとしている。
そのグローバル企業やマネーを取り込んで成功した中国は、してやったりと、それで得た金を、早速、本音の侵略資金に使おうとしている。

元々、産業革命パラダイムは、侵略を前提に成り立っている。大量生産は消費先がなければ始まらない。しかし、大量生産は常に飽和状態をつくり出し、定期的に、恐慌や、大量消費のための戦争が起こる。
そうした定番の行き止まりのはけ口に、人工島建設や鉄道建設は、一石二鳥の上手い手だと思ったに違いない。

19世紀以来、西欧列強、挙げ句の果てには、それを模倣した日本にまで蹂躙された中国は、何時かこの恨みを晴らしてやると思い続けてきた。
そして、その時がついに来たと走り出した中国には、侵略と言われることは、むしろ勲章でさえあるのかも知れない。
往年の欧米のように、勝手気ままにやれる立場に、遂に我々は至ったのだと。
しかし、悲しいかな、既に帝国主義の戦国時代は終わり、遅れてきた伊達政宗は矛を収めるしかない。

今や、侵略は力ずくではない。経済的駆け引きこそが覇道だ。
商取引なら、中国の独壇場のはずなのに、その中国が、武力に訴えようとしている。
結局は、一党独裁の官僚政権だから、商売センスを持ち合わせていないのだろうか。日本が、軍国主義に陥っていったのと、同じ過ちを繰り返しているようだ。

国際連盟脱退まで行った日本より、国際感覚を持っていると信じたいが、南シナ海問題での、このところの反発姿勢も、全く80年前のデジャブだ。

今、良くも悪くも世界は中国を無視することはできないし、中国さえ経済発展による覇道を志すなら、それを邪魔する者はいないだろう。今はそういう時代なのだ。
武力しか考えることのできない、中国共産党政権の周回遅れの粗暴な振る舞いを、武力による包囲網で押さえ込むより、だれか、交易中心の真に平和的な発展を説く人はいないのだろうか。

人の庭の資源を強引に採掘するより、賢い取引によってこそ、WIN&WINになるのだと。


未来志向

2016年04月11日 | 日記・エッセイ・コラム

今日は7カ国外相が広島を訪問したそうだ。
報道の中には、米国は謝罪する気は無いとか有るとか触れているものもあった。
日本は、これまでも謝罪を求めてないし、これからもそうであって欲しい。
全ては戦争が悪いのであって、それは関係者全員の問題だ。

中韓が、執拗に日本に謝罪を求める姿勢の愚かしさを、際立たせる意味でも、
日本には、徹底した未来志向のスタンスを示して欲しい。

見得を切りたがる大統領だから、広島で演説したくてウズウズしているはずだ。
オバマ大統領が広島を訪問できることになったら、大々的に賞賛し、鳩でも飛ばして、共に未来に向かっていこうと、手を握り合って見せて欲しい。
それが事実上の謝罪と赦しにもなる。


黒船頼り

2016年04月10日 | 日記・エッセイ・コラム

近頃、昔から言っていることが、現実になってきた。
車に関することも色々あるが、結局みな、アメリカからやって来て、日本でも慌てて取りかかっている。残念ながら、結局は、黒船が来なければ動かない国だ。

自動運転や、カーシェア、ウーバー(uberX)など、10年以上前から言っていることだ。
バスシステム」、「死活問題」・・・他にも、何度もくどいほど繰り返してきた。


昭和の歌

2016年04月09日 | 日記・エッセイ・コラム

近頃、昭和の歌が人気しているらしい。ノスタルジーや思い出。色々理由はあるのだろうが、昭和の人間からすれば、歌の本質として当然だと思える。
日本人にとって、歌は会話であり、西洋の神に捧げる音楽や、踊りのためのリズムではない。
歌垣に始まる、和歌の伝統文化に暮らす日本人は、どんなに西洋文化に染まっても、根底には、言葉を聴きたい願望がある。リズム漬けの昨今でも、心のどこかで、言葉を聴きたがっている。

バブルの狂乱から、崩壊後の逃避願望の時代を経て、ようやく目覚め始めた日本人は、しっかり生きるための「言葉」を必要とし始めた。狂乱や逃避時代には、リズムが先行し、言葉を避けてきたが、覚めた人生には、現実を見つめ明日を考える言葉を必要とし、対話をしたくなる。

導いてくれる言葉、励ましてくれる言葉、叱ってくれる言葉、なぐさめてくれる言葉
そんな言葉が、昭和の歌にはある。昭和の歌は詞が先行していた。良くも悪くも日本の伝統が残っていた時代だからだ。

高齢社会の影響だとすれば、懐古とともに、カバー曲の時代とも重なるのかも知れない。
しかし、それ以上に、やはり、日本が目覚め始めているのではなかろうか。

 


近所の桜

2016年04月08日 | 日記・エッセイ・コラム

近所に桜の穴場がある。少し気温が違うのか、例年、京都周辺より、1週間ほど遅れて満開になる。しかも、近所の人しか観に来ない。
今年は比較的ゆっくり咲いたので時差がなく、街も山も一斉に咲いたが、それでもここは、少し遅い。

今日は入学式の小・中学生とお母さん達が、記念写真を撮っているほかは、犬の散歩だけで、親子三人がお弁当を食べているのが目立つぐらいだった。

2012年には、八十代の女の人が、この桜に感動して
「♪ は~るのうららの・・・」と大きな声で歌っていた