魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

終焉始動

2010年07月22日 | 大転換

No.974

22日から、本格的に土星が天秤座に再入宮する。
30日からは、火星も天秤座に入るから  天秤座は要注意だ。
太陽→獅子座の期間は良いが、8月後半から大変だ。

21日のクローズアップ現代は、中国の資源需要による鉄鉱石高騰問題だった。(製鉄は火星の牡羊座)
一方で、この数日、中国の新聞(もちろん、政府の意志)が、国内向けに、妙に、日本を好意的に解説している。
米国の国務、国防の両長官が訪韓し、25日から、日本海で米韓合同演習も始まる。

いよいよ、やはり、大転換のカオスが渦巻き始めたようだ。
何事も、最後の時に、もっとも華々しく燃える。産業革命パラダイム250年の終わりが動き始めた。

大量生産大量消費は、それに関わってきた現場が、自から止めることなどできない。不都合になれば、後退しないためにさらに努力する。だから、火花はよけい激しくなる。
資源争奪戦が始まっても、生き方を根底的に変えようなどとは考えないし、いまさら別の天地など無い。そう思ってしまう。

そして、誰もいなくなった後、荒野に新しい芽が生えてくる。
日本人が、日本の指導者が、賢明ならば。その前に一刻も早く、大量生産大量消費の輪廻から解脱することを考えるべきだが、官僚自動操舵に足を取られて、地獄の淵に向かって、今日も航行している。

重工業、加工貿易による生き方は、もう世代交代した。
年寄りには年寄りの生き方があることに気づくべきだ。
内需云々と言うが、大量生産を内需でまかなうのは幻想だ。
産革パラダイムは、必要以上のものを作るシステムだ。
人類は、大量生産から離れて、いかに生きるかを問われている。

次の300年を見据えた、人類としての生き方を、日本は今から独り、黙々と実践しよう。新鎖国主義だ。

先ずは、国内での重厚長大を整理し、自給自足を確立しよう。
海外の工業国には素材を売ればいい。それが無ければ製品が作れないようなコアな技術の開発を手がけ、特許に頼らず、どうやって作っているかも解らないようにして、世界の工業の首根っこをつかんでおけばいい。それが日本の資源だ。

工業製品にブランド名を付けるより、
スイス、フランス、イタリアを合わせたような、文化大国を目指すべきだ。島国はそれに最もふさわしい愛ランドだ。

もちろん、今の企業はそれなりに活気づけなければいけないが、官僚の頭はその為だけにしか回らない。(それも怪しいが)
政治主導でできることは、文化を活性化させる仕組み作りだ。
生涯教育、国際会議の誘致その設備、研究投資、留学生優遇・・・
幾らでもあるが、勲章は要らない。文化に国が格付けすれば文化は死んでしまう。