魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

首の時代

2018年09月28日 | 日記・エッセイ・コラム

韓国大統領が、北との終戦宣言・制裁解除を主張して、「約束を破ったらまた制裁すれば良い」と言ったそうだ。これが道理だと思っているのなら、そう思える韓国、さらに朝鮮半島の文化と価値観が背景にあり、これぞまさに、弟妹の状況主義の論理だ。また一つ、朝鮮半島が弟妹的文化であることの裏付けが増えた。

これまで、何度も約束を破ってきたからこそ制裁されたのであり、それを繰り返すのは、原則のない弟妹型の思考だ。
約束を破って一歩進んでは制裁。それを繰り返すうちに生まれたのが、北朝鮮の核だ。
この悪循環を断つ方法は、「信頼が成立しない」という原則に基づき、一貫した行動をとるしかない。それが、すでに、世界の結論となっている。
この原則にこだわっているのが、一人っ子の日本であり、それを百も承知で、自分の原則(都合)にねじ曲げようとするのが、長子の中国だ。そして、原則を口にしながら、実は結果だけを狙っているのが、中間児の米国やロシアだ。

牡牛座は首
面白いのは、幸か不幸か、日本の首相は中間児であり、トランプに至っては多人数の中間児だ。プーチンは分からないが、習近平は長子だ。日本の場合は幸い、中間児の安倍のバックに、長子の麻生がついている。末っ子の石破では役不足と言えるだろう。ただし、石破が良い長子のバックをつければこの限りではない。

天王星84年の回帰により、再び、リーダーの資質によって外交が左右される首脳外交の時代が来ている。国の顔がことさら重要になる。
スターリン、ヒトラー、ムッソリーニ、チャーチル、ルーズベルト・・・。80年前、世界は、リーダーの資質によって動いた。
習近平が掲げる、中華民族の夢。どこかで聞いたような話だ。アーリア民族の・・・スローガンは、結局、民族浄化につながった。もう既に、あちこちで悲惨な噂が聞こえている。


三度目の

2018年09月22日 | 星の流れに

トランプの中国政策に、中国は被害者のような顔をし、世界に「私たちは仲間ですよねえ、一国主義はいけませんよねえ」と媚びを売り、日本にも「もはや日中友好時代だ!」と、ドンデンころりと、手のひら返しを始めた。
ドメスティック・バイオレンスでは、必ず暴力を振るった方が100%悪者になる。しかし、なぜそこに至ったのかは、全く顧みられない。

トランプの突然の対中強硬には、欧米の理想主義、ご都合主義をうまく利用した、中国の悪ノリがある。大量の人口を餌に、当たり前のように技術供与を迫り、技術を取得したら、外国企業にメチャクチャな言いがかりをつけて追い出し、返す刀で、産業スパイを駆使して軍事力を高め、植民地をつくり、周辺国に侵略を始める。
セックスさせて飯作ってやるから金よこせ、から、飯も子供も面倒みろに変わり、ことごとく能なし呼ばわりして、奴隷化しようとする。これで、亭主が手を出せば、たちまち犯罪者だ。

トランプの対中強硬は、「殿のご乱心」ではない。先進国の半世紀に及ぶガマンの堪忍袋の緒が切れたのだ。仮にトランプが退任すれば収まるかと言えば、もうそんな状況ではない。むしろ、トランプが中途半端な妥協をすれば、完全に国内での足場が無くなる。

土星が山羊座に来たら、中国の傲りによる異変が始まり、それは焦りに変わった。
中国がアメリカの主張に反省することなく、強攻策や懐柔策の一辺倒になれば、大躍進政策、天安門事件に次ぐ国難を招くだろう。

中華の星


現金な神 2

2018年09月17日 | 日記・エッセイ・コラム

中国の価値観、思考方法を体現した、東洋占いは、「事実に基づかない」非科学的実用の方法を追求する。
これは、現在の、中国の粗野で荒っぽい言動と同じだ。中国政府の裏付けを無視した政策。ネット上に見られる、極端から極端の日本評。これらを見ていると、事実に基づかない「決めつけ」や「思い込み」の思考方法が、結論を急ぐ陰陽五行説の発想のままであることが良く解る。
中国は主張に際し、必ず、「四つの○○」とか、「八つの××」のように、単純化する。こうした表現も、事実の認識より、行動の判断目安を解りやすく定義することにある。
別な見方をすれば、入り口より出口、理屈より結果を重視する。

国や民族を血液型的類型化で考えれば、中国は「B型」だ。昔、TVで、B型の阪神掛布が出てきて「蚊のかっちゃんはB型だ。細かいことは解らない」と、なんとなくナンセンスで笑わせる金鳥のCMがあった。実際、中国は「細かいことは解らない」、解ろうとしない。正確さを必要とする問題も、大雑把に分類してしまう。
繊細なA型を理想とするAB型の日本人にとっては、受け入れられない白髪三千丈の思考で、「南京大虐殺30万人!」などと言われると、認めようにも認められなくなる。

そんな、デタラメな中国だが、世界で唯一、今も古代帝国として生き残り、地球の隅々まで中華街を広げ、アフリカを植民地と見据え、戦略的に冊封覇権を目指している。中国のこうした存在感や、抜け目ない外交戦略は、世界から畏敬、畏怖されている。
この驚くべき生存力は、大きな枠で考える、本質を外さない認識力の賜物だろう。

中国式占いである、東洋占いには「裏付け」がない。惑星の影響など考えない。人為的な周期や偶然性で、行動を判断する。したがって、ほとんど直観的判断といえる。
科学から見れば、あまりにもデタラメな方法が、それなりの存在理由を持つのは、漠然とした基準でも、人間のとりとめのない思考を整理し、行動を導く効果があるからだ。

実用の東洋占い
そんな中華文明の遺産の一つ、東洋占いだから、何の根拠も無い答えに、無視することの出来ない「本質」がこもっている。
時期や現象の詳細は信用できないが、「意味する事の実現」は、外さない。
家相や風水で、30㎝西にどうとかはこだわる必要は無いが、「倉庫をきれいにしておく」と言ったポイントは重要だ。何年何月の酉の日に起こるのはアテにならないが、「その頃起こる」のは間違いない。
東洋占いの活用には、予想的中より、人生の教訓、行動の指針としての価値があり、ことわざのような真理を含んでいる。ただし、実際の占いは、上述のような細かいこだわりが一般で、これも求める側の現金さによるものだ。

面白いのは、東洋占いのアバウトな本質把握とAIとは、通じるところがある。
何も考えないコンピューターがビッグデータで把握する結論と、古代人の経験と勘が出した結論とは、なぜか似てくる。
論理的に、「こうだからこうなる」と考える方法は、正解か不正解しか無く、多くの不正解(失敗)を経て正解に当たる。しかし、大雑把に目を細めて見る答えは、ズバリ正解では無いが、不正解ではない。西欧の職人的科学思考がデジタルなのに対し、東洋の商売思考はアナログだ。どちらが良いかは、一長一短であり、事と次第による。
西欧科学が産んだAIがアバウトに気づき、中華商魂の現金感覚が科学を利用する。
やはり、文明は綾なす糸。人類は一つ。

AI思考


現金な神 1

2018年09月16日 | 日記・エッセイ・コラム

占いの観点で東洋と西洋を比較すると、いずれも、太古は素朴な神秘主義だが、観察から法則を求める文明以後、方向性は文明の性格によって、異なる性質を帯び始めた。
初めは、神や天の意思を知るために、星の動きや天変地異を観測していたが、やがて、より細微に観察を極めようとした西洋に対し、東洋は、早く答えを出そうと、より単純化を求めた。

中華文明は陰陽五行説など森羅万象の成り立ちを「決めつけ」、すべてをそれに当てはめ関連付けて判断の指針にする。これは古代ギリシャの4元素とも同類の発想といえる。
中東の占星術が伝わると、直ちに干支術に取り入れ、陰陽五行説に組み込んだ。
しかし、西洋占星術や錬金術はその後も観察や実験を続け、やがて科学を産んだ。さらに近代になると、欧州では、占星術も緻密な分析と分類に進んでいったが、東洋では陰陽五行の中にすべて閉じ込めたまま、千年以上、事実から学ぶことは無かった。

事実に対する姿勢の違い
西洋占星術は、疑似科学として蔑視されているが、それでも、未知の発見には謙虚に従う。(それが、科学からパクリと嫌われる理由なのだが)
一方、東洋占いは、事実に対して全く無頓着だ。どのような発見事実も、陰陽五行の概念から出るものではないからだ。何が起こっても、すでに結論は出ている。
新発見で哲学まで変わる西欧科学に対し、新事実は固定の哲学にどう組み込むかかの問題であり、それをどう利用するかの方が重要なのだ。

この実利において、中華文明の方が、西欧より合理的に見えるのだが、それはあくまで「現金」なのであって、物の成り立ちの整合性まで追求するものではない。
常に利益目的であり、新事実が告げる意味には関心がなく「決めつけ」で理解し、いかに実益を得るかに専念する。易経も兵法も、太極を説きながらも、どう行動すべきかどう生きるべきかを説いている。
東洋の太極や天は、一神教の神のように向かい合ってお願いしたり罰せられたりするものではなく、揺るがない真理として存在している。この「決めつけ」こそが、東洋の精神性、神秘性と見られるものの正体だろう。

中国の素晴らしいほどのパクリは、物の意味・精神性を全く無視する「物は物」としか見ない価値観から生まれている。
西欧のように、神の創造物ではなく、日本のように、物に神が宿ることもない。物は物として活用すれば良いのだ。要は、食えるか食えないか、役に立つか立たないかだ。
物より観念が先行する東洋の「決めつけ」による、揺るがない精神的「真理」があるから、より物理的になれるのかも知れない。

中国のしたたかな外交とよく言われるが、特に中国人が頭が良いとか、伝統的に老獪と言うわけではない。日本人や欧米人のように、物や論理に特別な意味づけをして、こだわることがないからだ。徹底的に「利害」に忠実に物を利用することが、こだわり人間には理解できない。
つまり、欧米人や日本人は、道理や正義に囚われて、自ら中国人に処世上の後れをとってしまうのだ。


叱られる

2018年09月15日 | 日記・エッセイ・コラム

先日12日、プーチンが唐突に、「年内に平和条約を締結しよう」と言い出して、日本中が大騒ぎになっている。
これまでの背景からすれば、「何を言い出すんじゃ!」と、誰でも思う。
ただ、占星術の観点からすれば、「月が天秤座の日に、天秤座の本音が出た」と言うことなのだろう。
その前に、ほぼ天秤座の安倍から、相当、積極的にモーションをかけられたはずで、気持ちは動いても、そう簡単にはいかないという思いがプーチンには募っていたはずだ。

もちろん、天下のロシア大統領が、発作的な発言をするわけもなく、これまで充分に検討を重ねてきた諸案の枠から出るものではない。
これにどんな反応があったとしても、対応策は用意されているだろうから、ロシアとして困ることはない。
困ることはないが、日本に対しては、なかなか言い出しにくいことで、その思いが鬱積していたとすれば、安倍の押し込みに、天秤座の月のエネルギーが加わって、思わず口をついた・・・そう考えると、プーチンの人間味が垣間見える。

日本では、これは相当な裏があるに違いないと、疑心暗鬼で蜂の巣をつついたような騒ぎになり、野党は何を勘違いしたのか、安倍追求に飛び出してきた。
こんなことで騒ぐことが、いかに野党に手がないかを晒し、存在理由を失わせることにさえ気づかない無能ぶりを自爆している。
本当に情けない。

ブボーッ!っと生きてんじゃねえよ!   炎◇炎


場外達人

2018年09月07日 | 日記・エッセイ・コラム

FIFAが日本とセネガルのサポーターを、試合後にスタンドの掃除をしたことを理由に、2018年ベストサポーター賞の候補に選んだそうだ。
嬉しいことだが、これは婉曲に断ってほしい。
こんなことで賞を受けたら、日本の麗しい文化に泥を塗ることになる。

日本のサポーターがスタンドを掃除するのは、自分たちの美意識、価値観に沿ったものだが、この価値観の無い人たちからは、賞賛を得る功利目的の偽善と思われてしまう。顕彰しようとするのも、日本の文化、日本人の心情を知らないからだ。、
日本人が、清掃するのは禅の精神を背景にした、修行、求道の文化であり、誰かに見て貰うためではない。極論すれば、自分のため、ひいては世のため人のためだ。

勝敗を競うスポーツにしても、根底は、勝つためではなく、自分を磨くため、修行のために挑んでいる。勝ち負けは目安に過ぎない。
この「求道文化」の無い人々は、日本と日本人の行動が理解できず、良くも悪くも、様々な誤解をする。もちろん、当の日本人の中にも、それを理解していない人はいる。

東南アジアやチベット等の仏教国は、かなり日本に近い心情を持っており、何かにつけて機微の通じるところがあるが、やはり仏教文化を持っているはずの中韓の人々の日本への誤解は、かなり激しい。これは、理由はともあれ、仏教の求道精神が中韓の民衆に浸透しなかったことを意味している。現実的で、利害に敏感である社会では、仏教にも功利と結果が求められ、護国仏教や拳法の方が注目されることになったようだ。

競技場から出よう
韓国が世界遺産に熱心なのは、それが観光や外交に使えると考えるからだが、元々山ほど資産のある中国は、韓国ほど熱心ではなかった。しかし、黙っていても中国のものと思っていた「端午の節句」を韓国に登録されてから、方針転換したようだ。本気になったら中国の方が上だろう。
こんな競争を誘うのは欧州の顕彰戦略だが、他人を顕彰することで、自分は何もしないで成果の上に立つ、いわば泥棒の上前をはねる、したたかでアコギな権威帝国主義だ。
日本にも、この顕彰を欲しがる人々は多いが、権威帝国主義が用意した競技場に呑み込まれ、受賞競争をしたり、顕彰者に媚びることはもういい加減に止めたらどうだろう。

顕彰も受賞も超越して、自ら誇り高く気高い姿勢でいられないものだろうか。
メダルも、世界遺産も、ノーベル賞も良い。しかし、それは、あくまで個人や団体の成果であって、少なくとも国威発揚で、途上国のように一喜一憂するのは止めよう。日本はもう十分、大人の先進国のはずだ。科学支援は当然でも、ノーベル賞のためではない。
顕彰も、競争も、他人が勝手にしていることだ。来る者拒まず、去る者追わず、日本には日本の価値観、生き方があり、それに専念する姿と、その考え方を大いに喧伝して、まねして貰えば良い。
アニメも、和食も、特に売り込んだものではないが、今では世界の価値観を動かすまでになっている。わざわざ世界遺産と認めて貰うまでもない。
柔道や空手は外に出て、すっかり世界の物になってしまったが、相撲は日本だけの「変で特別な、まねの出来ない」存在として、「日本」を保っている。
世界は、競技場を造り顕彰する者と、そこに参加させて貰おうとする者で騒がしいが、そろそろ競技場を出て、場外の「特別な存在」に成っても良いのではなかろうか。
どう評価されようと。それが、「日本遺産」であり、興味の尽きない物になる。


当たり前

2018年09月03日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、サマータイムを言い出すような人間は、一言で言えば「大バカ者」だと書いたのだが、彼らが根拠とする先進国のEUでは、サマータイム反対が80%以上で、廃止する方向だという。
調査方法云々を言う声もあるが、間違っても半数以上は反対で、どっちでもいい人もいることを考えれば、当事国のほぼ全員が反対していると言っても過言ではない。
大いに溜飲を下げた。 当たり前田のクラッカーだ!

サマータイムを主張した人間を、よく覚えておくと良いと思う。どんな立派な経歴の持ち主であろうと、物事を深く考えない、無責任な人間であると。

サマータイム反対


国の岐路

2018年09月02日 | 星の流れに

天王星が入った星座の人が亡くなって、驚くことはよくある。おひつじ座に入った時、キャンデーズの田中好子(おひつじ座)55歳が亡くなり、葬儀の本人メッセージとともに、社会的な衝撃となった。今回、牡牛座でも、ちびまる子ちゃんの、さくらももこ(牡牛座)53歳が亡くなり、社会的なショックが広がった。
このセンセーショナルな死の陰で、あまり印象に残らなかった死や「死にかけた人」は相当いる。

いつも言うことだが、天王星はハプニングの星であり、その星座の人や事柄に、思いがけないことが起こる。幸運に出会う人もいれば、死に遭遇する人もいる。そして、その多くは衆目を集める。

いよいよ始まった牡牛座時代。
ブログを始めた頃に書いた牡牛座の解説を読み返してみると、面白い。
→「牡牛座2018~2025
今まさにその状況が生まれている。

バーチャルリアリティや、一帯一路は言うまでもないが、
ブロック経済や、「自分が食うためには当然」が、世界にとどろいている。
「アメリカ・ファースト!」も、時代の雄叫びなのだ。
そして、誰と組むかが命運を決する。今後の6年が重要だ。
二度あることは三度ある・・・第一次大戦も第二次も、ドイツと組んだ方が負け組になったのはなぜだろう。今回もドイツとは限らない。当時のドイツのような国だ。
もちろん、今度大戦が起これば人類は滅びる。あくまでも経済戦争だろうが。