韓国大統領が、北との終戦宣言・制裁解除を主張して、「約束を破ったらまた制裁すれば良い」と言ったそうだ。これが道理だと思っているのなら、そう思える韓国、さらに朝鮮半島の文化と価値観が背景にあり、これぞまさに、弟妹の状況主義の論理だ。また一つ、朝鮮半島が弟妹的文化であることの裏付けが増えた。
これまで、何度も約束を破ってきたからこそ制裁されたのであり、それを繰り返すのは、原則のない弟妹型の思考だ。
約束を破って一歩進んでは制裁。それを繰り返すうちに生まれたのが、北朝鮮の核だ。
この悪循環を断つ方法は、「信頼が成立しない」という原則に基づき、一貫した行動をとるしかない。それが、すでに、世界の結論となっている。
この原則にこだわっているのが、一人っ子の日本であり、それを百も承知で、自分の原則(都合)にねじ曲げようとするのが、長子の中国だ。そして、原則を口にしながら、実は結果だけを狙っているのが、中間児の米国やロシアだ。
牡牛座は首
面白いのは、幸か不幸か、日本の首相は中間児であり、トランプに至っては多人数の中間児だ。プーチンは分からないが、習近平は長子だ。日本の場合は幸い、中間児の安倍のバックに、長子の麻生がついている。末っ子の石破では役不足と言えるだろう。ただし、石破が良い長子のバックをつければこの限りではない。
天王星84年の回帰により、再び、リーダーの資質によって外交が左右される首脳外交の時代が来ている。国の顔がことさら重要になる。
スターリン、ヒトラー、ムッソリーニ、チャーチル、ルーズベルト・・・。80年前、世界は、リーダーの資質によって動いた。
習近平が掲げる、中華民族の夢。どこかで聞いたような話だ。アーリア民族の・・・スローガンは、結局、民族浄化につながった。もう既に、あちこちで悲惨な噂が聞こえている。