魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

変り映え

2012年11月29日 | 日記・エッセイ・コラム

急に寒くなって、冬が来たらしい。
温暖化が進むと、日本には四季が無くなり、夏と冬だけになるそうだが、どうも、すでに始まっているようだ。

今年は春もすぐ終わり、秋も、もの思う間もなく、いつの間にか行ってしまった。
近頃の日本の気候は、明らかにおかしい。
何時までも紅葉しないかと思えば、突然、紅葉して、あっという間に散ってしまう。紅葉する年はまだいい。紅葉しないまま雪が降って、うす汚い落ち葉で一杯になる年さえある。松茸も採れなくなって久しい。

季候だけが悪いわけでもない。松茸は採れなくなっているのに、店頭には松茸が並び、あらゆる四季の果物が並んでいる。
自然がどうなろうと、たいした関心を持てなくなっている。

寒ければ暖房、暑ければ冷房と、何から何まで季節を拒否する暮らしをしながら、言葉だけは、「四季折々」とか、「美しい日本の四季」などと、ようやく探した季節の風景を、テレビは「家の窓」に映して安心させる。

ニューマスク
そのテレビが映す四季の風景では、今や、街に溢れるマスクが季節の風物詩になった。
こんなにもマスクが世に溢れ、製造会社が増えたのは、やはり、鳥インフルエンザ以来だが、街が皆マスクの中では、マスクをしないでいると、何か、恥ずかしいような気までしてくる。

髷が当然の時代には、髷を切るだけで罪が許され、帽子が流行れば、帽子を被らず街を歩けない。ミニスカート全盛の1960年代はロングスカートが異様に思えた。時代の常識感覚とはそういうものだ。
昭和初期の大阪の街の写真を見ると、カンカン帽のバガボン・パパが街を埋め尽くしている。

マスクも、これだけ普及すると、正装になり、ファッションから機能まで、そのバリエーションも多様化するかもしれない。

ファッション面では、柄物が現れ、花柄やお星様に始まり、個性派は口のデザインで「キスして」を強調したり、口割け女で威嚇する。ヒゲ柄やスマイルもあるだろう。
スピーカーや、空に浮かんだ「どこでもドア」もいい。
当然、美男・美女マスクは外せないし、自信のある人用には元の顔写真や、3Dデザインでそのままの顔をマスクにすることも可能だ。

機能面では、近頃、香り入りも現れたようだが、これは邪道だ。臭いの中で過ごすのは苦痛になる。むしろ、消臭機能、あるいは、吐息用の香料なら望ましい。
花粉や菌に神経質になると、どんどんエスカレートする。
初めはマスクに防塵滅菌機能が付くだろうが、最終的にはガスマスクまで行くしかない。

と言っても、従来のガスマスクはダースベーダー的不気味さがあるので、パーティ・グッズの鼻眼鏡のようなものから、結局は「美人マスク」に落ち着く。

  ・・・かな?


どの口が

2012年11月28日 | 日記・エッセイ・コラム

求職中の中年や、退職したばかりの人の所に、あなたの経験と実力を見込んで、是非うちの会社の社長になって欲しいという人が来る。

降って湧いたような、良い話だから、喜んで引き受ける。
会社の在るビルに「出社」すると、何人も社員がいて、頻繁に商品が運び込まれ、出荷されている。その都度、判を押すので、結構、忙しい。

一月ほどしたある日、出社すると、会社は「もぬけの殻」になっていて、机も椅子もない。
ボー然としていると、債権者がドット押しかける。

典型的な取り込み詐欺のパターンだが、この「被害者」となった雇われ社長は、話が来た時も、業務内容を見た時も、一度も「おかしい」とは思わなかった。つまり、「無能」を見込まれたわけだ。

乗っかり屋
他人のお膳立てを、詳しく吟味せず名誉職に「乗っかる」のは、自動車人間で言えば「ボディー」だが、ボディーが無能なわけではない。
名誉職好きには違いないが、優秀なボディーは、知識と経験を駆使して、状況を見極め、乗るか乗らないかを判断する。

乗り方、降り方の上手さがボディーの能力の分かれ目であり、乗り方の上手いボディーは、カリスマ視される。
吉田茂も、鳩山一郎もボディーだが、吉田にはハンドルの白州次郎が付いていたことも大きい。ボディーの「見た目」を裏付けるハンドルの「性能」だ。

滋賀県の嘉田知事が、突如、第三極として新党を打ち立てた。
橋下維新等の原発ゼロに乗っかろうとしていたところが、梯子を外されたような形になった。そこに、小沢が「あなたの実力を見込んで」と、党首の要請に来た。(これは推測)

降って湧いたような、良い話だから、喜んで引き受けた。
嘉田が新党「日本未来の党」と発表した直後、小沢の「国民の」が、解散合流と発表。小沢の露骨な大義名分作りだ。
嘉田も、反原発勢力の吸引剤として「卒原発、この指止まれ」と宣言。

嘉田由紀子という人は、「ボディー」の真打ちだ。
当時、エコで流行りの言葉「もったいない」を便乗借用して、県政の財政問題とすり替え、ムードに乗って知事に逆転当選。今回は、「卒原発」をキャッチフレーズにしている。脱原発と差別化を図りたいだけだ。

この人の言うことは、常に正論で、誰でもそうなったら良いと思うようなことを掲げる。確かに、公約の新幹線駅は無くなったが、一つには「指にとまる」人が一杯いたからだ。つまり、ムードの波に乗ったのだ。

しかし、その後、ことあるごとに、「良い子」になるために、ムニャムニャを繰り返し、ダム廃止話を筆頭に、ことごとく竜頭蛇尾となった。
前任者が、バイパスや途中トンネルの無料化を置き土産にしたのとは逆に、せっかく支払いが完了した、近江大橋の通行料をさらに延期した(これを一番怒っている)。決断や経済成長策とは無縁の人だ。

裏切られたと、悪者にされた維新の橋下は、大飯原発の停止要求の時、「嘉田知事が消極的でできなかった」と批判したという。
これまでのムニャムニャの実績を見れば、多分、本当のことだろう。
リニア新幹線の駅が欲しいと言って、取り消した。「どの口が・・・」

嘉田知事が、まだ候補の時、「どこかで見た顔だなあ?」と、見ているうちに、ハタと思い出した。ずっと昔、NHKの確か「小さな旅」の探訪レポーターに出ていた(目立ちたがり)。意識過剰が鼻について、嫌な感じだったので憶えていた。ある意味、インパクトがあった。

ボディー鳩山を党首に担いで、政権交代を目論んだシャーシ小沢は、後先を考えないバラマキ公約をし、鳩山は「国外、少なくとも県外」と、現実無視の、その場限りの人気取りで、全方位の怒りを買った。
その場限りの人気取りが、またボディーから出てきた、
「10年で卒原発」
行き場を失った浪人が集まる大阪城か、不平士族の西南の役か、
ワケの解らない政治家達がドッと馳せ参じ始めた。

嘉田由紀子という人
淀の方様か、柴田勝家に擁立された織田信孝か、それとも秀吉、家康を渡り歩いた織田信雄か。
風雲急を告げる、乱乱の乱


基本能力

2012年11月25日 | 日記・エッセイ・コラム

かなり以前だが、コイン駐車場が現れた頃・・・
出庫する際、支払機に500円硬貨投入口しかない。
たまたま、そこに料金回収に来た人に、
「これは、お釣りは出ないんですか?」と聞くと、そうだと言う。驚いて思わず、「えー商売やなあ!」と、口から漏れてしまった。
すると、スーツは着ているが、いかにもそれ風のその人、
「どういうこっちゃ!」と、向き直って寄って来た。
「いやあ、うちも古家をどうしようかと思っていたところだから、これもいいなあ。おたくの会社で設置管理してくれるの?」と、名刺をもらって帰った。もちろん、こちらは渡してない。
対応の仕方を誤れば、「会社」のバックを笠に着た、「強い人」に、へこまされて、陰で、「あの会社はコレ(メ)でっせ」と、言って回ることになる。

薩摩力
先日、NHKのBS歴史館「生麦事件」で、薩英戦争後の薩摩の交渉人が、絶体絶命の薩摩に、大逆転の利益をもたらした話をしていた。

明らかな武力の差を見せつけられた薩摩は、強気で賠償請求を迫る英国代理公使ニールに対し、薩摩の重野厚之丞は、相手が喜び、こちらも得をする、「転んでもただでは起きない」交渉で、むしろ多くを得た。
これが、その後の薩摩を強くするきっかけとなる。

重野厚之丞のような人間が、尖閣や竹島でモメる今の日本に欲しいと田原総一朗が言うと、
専門家は、重野厚之丞のような人間は、海洋貿易で鍛えられた、当時の薩摩には普通にいた、それが「薩摩力」だと解説していた。

確かに、今の日本の外交交渉を見ていると、持ち出しばかりで何も得ていない。
肉を切らせて骨を切るような、「駆け引き」が何もない。
真っ直ぐな誠意だけで、相手が優しくしてくれると思っている。
「愚直」が、外交にも通用すると固く信じている。
それが通用しないと、「やっぱり、軍事力が無いからだ」と、短絡する。

「薩摩力」と、言われる重野の交渉感覚は、おそらく、薩摩だけでは無く、昔の日本人には、普通にあったものではなかろうか。
今のような、学校中心の教育では、現実感覚が麻痺してしまう。
パズルや将棋のような「学校技」の達人が出世する社会では、人間の嗅覚が失われる。

人間にとって最も重要なものは「欲」だ。自分が何を求め、相手が何を求めているのか理解した上で、共存の道を探る。そういう「人間力」が、学校では全く身につかない。言葉は解っても、感覚が身につかない。
イジメもこの共存感覚の欠如から起こる。

交渉術はディべートではない。交渉は相手を言い負かす「勝ち負け」ではなく、「得をした」と、喜ばすことだ。
誰でもお金は出したくないが、金額以上の得をすると思えば、喜んで金を出す。そこが商売のコツだ。

外交は生存を掛けた商取引だ。商売は共存共栄の信頼で成り立つ。
人類が繁栄した最大の能力は、信頼と分かち合いだと言われるが、それは、愛でも憎でもなく、分かち合うルール、取引のセンスであり、「商」の根幹となる人間力だ

人類生存の能力、共存のための「人間力」は、学校の勉強ではなく、遊びと生活から身につく。人間の能力は柔軟だから、置かれた環境で、どのようにも成長するものだ。

現代人に必要なものは多様だから、学校を否定するものではないが、昔、子供が家業を手伝っていた時代、子供が徒党を組んで遊び回っていた時代、自然に身についた人間の基本能力は、学校が発展するほど失われている。


日本地方

2012年11月24日 | 新鎖国論

新鎖国論で何度も言ったことだが、大企業はコア技術、基礎開発を残し、生産拠点を海外に移し、母国日本は、徹底的に農林水産国家となり、学術芸術、国際機関、観光で生きていってほしい。

TPPなどの経済協定の話が出て来ると、必ず農業が問題になるが、おかしな話だ。
工業貿易立国のために、農業には食管やバラマキをして、いわばモルヒネでごまかしてきた。その結果、農林2000年の島は劣化して、ほぼ死に絶えている。

紙と木の家に暮らしてきた、これだけの森林王国が、輸入材しか使えない流通システムとなり、都会生活者のほとんどの実家は農業でありながら、安いからと、輸入農産品を食べる。

もし、自分や身内が農林業に直接従事していても、輸入材で家を建て、輸入米を食べるだろうか。
工業製品を売るための経済協定だから、ひきかえで流入する農産品が問題になる。しかし、経済協定が有ろうが無かろうが、貿易に頼らない、売りも買いもしない社会なら関係ない。

イマジン
地域循環型の田園風景に、学術研究や芸術があり、大量生産をせず、知財を輸出する。そういう国であれば、原発で大量発電などする必要がない。(農業工場は知らないが)
地産地消に組み込まれた農産品は、値段で買うのではなく、地域の生活の一部として消費する。つまり、誰もが農業に関係している社会だ。

ならば、経済協定など必要ないではないか。そう言われるかも知れないが、そうではない。
魂胆はどうであれ、関税障壁の撤廃は、国家を乗り越える、ぎこちないが第一歩だ。だからこそ、そこに、欲から積極的に参加するのではなく、消極的に参加することで、仲間になりながらも、翻弄されない日本であることに意味がある。

遅かれ早かれ、近代国家は崩壊する。そのときこそ、日本という地域文化、アイデンティティが重要になってくる。
今から、その時代を見越した、国のあり方を堅固に打ち立てようという話だ。

いま、日本がどんなに拒否しても、時の勢いは経済協定に向かっている。小田原評定で、終いには国を失うようなことになるより、積極的に打って出ることを前提で考えるしかない。
であれば、日本はどこのグループなら加われるのか。

理由があるから加われない。なら、真っ先にその理由を解決することが、「生き抜く」と言うことではないのか。


土星の毒

2012年11月21日 | 星の流れに

不倫風鈴」と「ドロドロ」でCIA長官不倫が、サソリ座現象であることを書いた後、ますますサソリ座の色が濃厚になってきた。

ペトレイアス長官の不倫相手が嫉妬した、問題の「女」、彼女こそがスパイ疑惑張本人だが、何と、韓国の名誉領事だったのだ。
しかも、韓国との石炭ガス化事業を手がけようとした企業に、口利き料8000万ドルの裏金要求をし、高すぎると断られていた。

サソリ座の事柄=不倫、嫉妬、相続、スパイに加え、「裏取引」と「朝鮮半島」までが絡んでいる。タイミングと事柄が、ドンピシャ過ぎる。
話題の数字が、8000万ドル、土星の「8」というのも面白い。

かねて、歴史的にも、朝鮮半島の出来事は不可解なことばかりだ。
韓国の新聞などは常に、世界は「ロビー活動」で動いているようなことが書いてある。何かで不利になると、「ロビー活動で負けた」と言い出す。すべての実体は裏にあると固く信じている。

今回の事件にしても、口利き料が80万ドルだったら、事件は韓国に飛び火していただろうと書いている。つまり、いずれにせよ、裏取引こそが主体であり、たまたま手法のミスで、韓国は逃れたような言い様だが、何のことはない、すでに、どっぷり韓国ネタになっている。

この韓国名誉領事が任命されたのが8月で、元々が韓米FTAに貢献した、つまりロビー活動に貢献した人物であり、韓国という国が、こういう存在を極めて重視することを表している。

サソリの体内に土星の毒が効いてきた
土星の影響は既に、昨年末から出ているが、10月6日から完全にサソリ座に入った。

一年前、「ガマンだ」で国の顔の不幸について話した後、金正日の死を皮切りに、韓国大統領の不可解な言動が続いた。
そして、10月に土星が入るや、韓国ウオンが上がり、韓国車の燃費訂正や、原発停止などが相次ぎ、そこへ、スパイ、裏取引ブロカー事件だ。
今や、至る所で非常ベルが鳴り出している。

一方、日本は、ようやく円高熱が引き始めたものの、まだ瀕死の病み上がりで、横になっている状態だ。

今回、天秤座からサソリ座と、あまりにも顕著に、土星が為替高に連動しているが、土星が来ると必ず為替が上がるワケではない。
土星は金の亡者を表す。つまり、土星が来たら、「マネー」に目を付けられるのであって、必ずしも、上がることを意味しない。その時々の状況に合わせて、マネー被害に遭うということだ。ここが重要なところ。

土星が来れば人気が落ちる。サソリ座の、減税日本の河村たかしは第三極から袖にされ、WBC日本代表チームを引き受けた山本浩二は、メジャー組に袖にされた。


野合の会

2012年11月19日 | 日記・エッセイ・コラム

解散で、自公は既にお祭り騒ぎ、経済界も期待で賑わっている。
既成政党の次元で見れば、民主崩壊で当然、自公が圧勝という図式だが、国民は性懲りも無く、「別れた亭主」と復縁するのだろうか。

第三極の動きを、「野合」だと言う既成政党は、自分達は清く正しく過ごしてきたのだろうか。

元々、「野合」とは青カンのことを言う。
男女が野や畑で出逢い、大自然の中で交わることだ。
つまり、野合こそが、本来の純粋な男女のあり方とも言える。
政策無き野合とは、「思い」だけで結合することであり、婚儀の体裁を無視した衝動は、むしろ、純粋な生産意欲のあらわれだ。

結婚産業が低調になったのも、少子化が進んでいるのも、バブル期に進んだ、三高や玉の輿など、男女の情熱より、婚儀の形骸化が膨らみ過ぎて、ハードルの高い恋愛や結婚ができなくなったからだ。

政治においても全く同じで、政治の目的を選挙と取り違え、政局だけになり、本来の目的が全く進まなくなってしまった。
政策やマニフェストなど、釣書や派手な結婚式と同じだ。
経歴や収入、結納金や結婚式の規模など、その後の結婚生活を保障するものではない。

子供を作り育てて行くには、形より情熱だ。真に生産的な政治を行うには、互いの情熱こそが唯一の原動力となる。
「野合」と、批難する既成政党こそが、形骸政治そのものであり、語るに落ちる。情熱とは無縁であると、自ら暴露している。

誤解の無いように断っておくと、決して日本維新を支持するのではない。ただ、「野合」と批難することが、正常かのような世の中の感覚を、問いなおしたいのだ。

政治は、政策やマニフェストがするのではない。世の中を良くしたい、何とかしたいと思う、人の「情熱」が、激動に立ち向かう力となる。
もっとも、そのコアの思いがどうであれ、どの時代どの分野にも、利だけで群がる、風鈴、提灯、枯木と呼ばれるダニが現れてくるが、それもまた、山の賑わいとなるのだから、やむを得ないことではある。

もとの亭主、自公と復縁するのか、なにやらセクシーな若い維新に走るのか、離婚手続きの進む民主を見直すのか、日本国民の多くは途方に暮れているのでは無かろうか。
ここまで混乱すると、ブレないだけが取り柄の共産党にも目が動く。

絶体絶命の民主だから、あえて、プラスポイントを見れば、民主党を崩壊させたのは、バラマキ小沢とトラスト鳩山の空手形だが、その両者やチルドレンは、完全に抜け落ちた。いわば、民主党はアク抜きしてスリムになった。このあたりは国民はどう見るのだろう。

大局観は世界的視野から
小異乱立の政党は、群雄割拠とは言い難く、熊の喜ぶドングリ山だ。
「維新、維新」と言うが、その後の明治日本を担ったのは、岩倉使節団や留学生であり、外からの目が日本を大きく育てた。

誰に投票するにしても、重要なポイントは、「2年以上」の留学や、海外赴任の経験が有るか無いかで、それも、外交官のような優雅な立場では無く、海外で苦労した経験だ。

今の日本政治に決定的に欠けているものは世界的視野だ。
ただし、如何に海外経験があっても、鳩山のように資質が無ければ、顧問なら良いが、政治家には向かない。


不毛紛争(3)

2012年11月18日 | 日記・エッセイ・コラム

先ず、新国連のような、国家を越える主体の存在が前提だが、
国家が起こすトラブルは、「預かり」にしたらいい。
江戸幕府が、トラブルを起こした藩から、領地没収をしたように、「喧嘩両成敗」で、国連が没収することにしておけば、簡単にはトラブルを起こせなくなり、真摯な二国間協議も進むだろう。

相手の土地を自分の物だという国は、自国も失うルールを作る。
例えば、中国が尖閣を中国領だと言えば、尖閣は国連没収の天領、無国籍地となり、同サイズの中国領域も国連領域とする。当然、竹島や北方四島も、日本が返還要求をすれば、国連領になり、同サイズの日本領域が国連領域になる。

領土に欲を出せば、必ず失うことを前提とするなら、領土紛争は起こせない。この際、自分の領地を失っても良いから、相手の領土を無くしたい、力を削ぎたいという者も出るだろうが、動機がどうであれ、それは、世界統合を早めることに貢献する。

極端な話、中国が、日本は中国のものだといえば、日本は無くなる。その代わり、日本は国連側の主軸を担う一員になる。

この没収地の管理維持をしていく過程で、国連の財力、警察力も強まっていく。
こうして、徐々に国連領を増やしていき、最終的に全世界が新国連=世界連邦に加わっていく基礎とする。

夢のような話だが、あらゆる現実は夢から生まれる。その気になれば全く不可能な話でも無いはずだ。

幕藩体制か合衆国か
国家主権を最大の価値とするから、今まで、それを冒さない形での国家連合、国連しか生まれなかった。国家間による大戦の名残だ。
しかし、明らかにその限界が現れているグローバリズムの時代。世界統合の道しか無いが、いきなり、国家主権を奪うこともできない。

戦国大名連合の徳川幕府が、完全統一を目論んだのが、改易による抵抗勢力の排除だが、それと同じでは無いとしても、参考にはなる。
また、アメリカのように、連合体に加わっていく方式もあり、EUを見ても、この方が現代の価値観に合っている。

ただ、旧ソ連や中国のような、自分達の方式に従わせようとする勢力は、決して、参加はしてこない。
こういう勢力は置き去りにして、先ず、それ以外の勢力が一体化する必要がある。

そうするには、ソ連を崩壊させたように、経済から閉め出さなければならないが、世界は、貧乏で大人しい中国に、幻想を抱いてしまった。
今後、中国にも参加して貰うためには、先ずは古代帝国、中国共産党を経済的に崩壊させるしか無いだろう。世界が目覚めれば、そう難しいことでは無いと思う。

今でも、中国の富裕層の実体は、片足を外に掛けて逃げ腰だ。経済・政治の混乱が起これば、中国は一瞬にして荒野と化す。
ただし、その前に海外の投資は、実体を抜いておく必要がある。
中国人民が真に世界の一員になるには、共産党という蟹の甲羅を剥がさなければならない。共産党の脱皮が先か、脱皮の失敗で悶死が先か。
賢く脱皮して貰いたいものである。


不毛紛争(2)

2012年11月18日 | 日記・エッセイ・コラム

古代帝国の中国では、伝統の「密室協議」で、第5世代の指導者が決まり、ほぼ江沢民の後継者で固まったようだ。

江沢民という人を、初めて見たとき、「アッチャッチャー」と、思った。
およそ人間の顔をしていない。映画でも、ここまでの顔を出したらやり過ぎで、リアリティが無いと言われるぐらい、妖怪ヅラだ。

それでも、見た目で判断してはいけないと言い聞かせて、見ていたが、その後の、中国の反日教育は尋常では無い。今、その成果が出ている。
ただ、今回の人事は、実際は、老害懐柔策として、胡錦濤が江沢民の顔を立てたような人事だから、数年後に入れ替える魂胆なのだろう。

問題は、江沢民がその前に第二文革のような、改革派掃討をやる危険がある。来年2013年末からの火星の天秤座滞在は、中国にとっては第四室、つまり、家庭の事情という意味もあるから、国境問題の前に、足下に火が付く可能性もある。(日本としてはこちらを願いたい)

国連カップ
中国のような喧嘩腰の帝国を相手にするには、甚だ頼りないが、国連というものがある。大国と称するボス達に、弱小国が対抗するには、これしかない。世界総掛かりだから、蜘蛛の糸程度の力はある。
何よりも、グローバル時代ではいかなる大国といえども、世界と関係を絶っては生きてはいけない。

国際問題は、サッカーだ。
日本は、審判を信じ、フェアプレイで従おうとするが、
国によっては、審判を抱き込めば良いと信じる国や、自分が審判になろうとする国、大サポーターで脅迫したり、時にはなだれ込んだりして、試合以外の要素で勝とうとする国がある。
つまり、審判など立前だと思っているのが、世界の常識だ。

しかし、どうあれ、立前上、審判に従わなければ試合には参加できない。サッカーの判定に、拒否権があったら、どんな試合になるか、考えて見れば面白い。国連はそんな不合理なルールで試合をしている。

戦後67年。戦勝国連合である国連は、時代に合わなくなっているが、有利な立場を捨てる国などどこにも無い。
国連の常任理事国になろうとするより、「国連に替わる新しい組織」を作り、それに置き換えていく方が、よほど早い。戦争に負けた国が戦勝国連合に肩を並べようとするのは、矛盾だろう。

戦後体制から、グローバリズムに転換していく中で国連は、国家間組合から、世界国家へ進化するステップとなることが迫られている。
それには、国連の目的を、組合から世界統合と規定しなければならないが、これは、大国ほど賛同しにくいだろう。
従って、国連に代わる新しい組織は、小国から固めていく必要がある。そうなると、小国の雄である日本に、主導権のチャンスがでてくる。

先ず、そうした環境を整える事が前提だが、その上で、世界のすべての領土トラブルは、国連管理にするしかない。(国連は仮称)


不毛紛争(1)

2012年11月17日 | 兄弟関係

領土問題で、中韓は連携して日本に反省させるそうだ。
日本に侵略の歴史がなかったわけでもないし、領土問題が完全に日本に理があるとも思わないが、その歴史時代から、未だに続く軍一党独裁の国や、未だ戦争状態の国の感覚で、言うことを聞けと言われても、言葉の定義からして違うから、話のしようがない。

中国の横暴は、貧乏人に大金を与えた先進国の責任だ。
長い貧乏暮らしのため、軍備以外、大金の使い方を知らない。
自分たちが悲惨な目に遭ったのは、全て先進国のせいだと堅く信じ込んでいるから、何とか仇を取ってやろうという思い、カニ座のナショナリズム「中華民族復興」に、すぐ火が付く。

長子型の中国は、状況次第の弟妹型の朝鮮半島とは違い、原理主義だから、報復も一貫している。一旦、主張し始めると後には引かない。
しかし、事実を、気長に丹念に説明していくと、誤りは認めないが、いつの間にか、言動を変えている。このあたりも長子型だ。
弟妹型は「状況」を見るが、長子型は「理」を見る。

領土問題は近代国家の主権が掛かった問題だから、始めから解決するはずのない問題だ。どうしても解決するなら、「武力」しかない。
しかも、今や、強い者のブン取り放題の時代ではない。
領土問題を持ち出すことは、「戦争」を覚悟することだということが、今の日本人はどれぐらい解っているのだろう。中韓ロとの領土交渉は、沖縄返還とは、全く事情が違う。

オトボケ政権
中国の、南シナ海の行動は、進んで喧嘩を売って、時代錯誤の領土拡張をしているのであり、その血走っている中国に、日本の近視眼は、後ろから小理屈を言って刺激してしまった。

しかも、「なにをっ」と、振り向かれた途端、目をそらして、中国に間違ったメッセージを送った。熊は逃げれば追ってくる。カサに掛かってきた中国を前に、今更、引っ込むわけにも行かない。

喧嘩をするか収めるか。こういう場合の損得は、平和国家を標榜している日本としては、無抵抗で殴られる覚悟をするしかない。
損して得取れ。この喧嘩は、どれだけ味方を付けられるかだ。
空気を読めない、オトボケ政権のしたことだから仕方が無いが、唯一の功績は、中国の本性を引き出したことだろうか。

尖閣問題も、杓子定規なつじつま合わせ世代の作品だが、
今日の日本が、グダグダで、全てにおいて、どうにも収まらなくなっているのは、細かいつじつま合わせにこだわる社会風潮が、大きな答えを見えなくしているからだ。(大局観の言葉だけは知っているが)
歪んだ箱のふたを閉めようとすると、あちら立てればこちら立たず、何時まで経っても収まらない。

近頃現れた、30歳前後の起業家は、ざっくりした雰囲気がなかなかいい。バブル世代のような、華麗なガラス細工とは、真反対だ。
言葉は美しくないが、野太く遠くを見ている。
維新の橋下代表は43才。ギリギリ、どっちの世代だろう。


あな恐し

2012年11月16日 | 星の流れに

NHKの看板アナウンサー、森本健成アナが痴漢で逮捕された。
NHKは困惑、世間は面白がって大喜び。
スポーツ紙などは競って、「ちちもみ10分」などと囃し立てている。
もちろん、パクパクも大喜びだ。

『ではないか?』と思って見ると、ズバリ11月13日、「サソリ座」だ。
サソリ座は真面目な人が多いが、性にも真面目なので、状況が解らなくなると、熱心に仕事をする。

問題の10分は、14日19:45~55。サソリの新月から、月が射手座に移る時で、東急電車走行中だ。

森本アナの火星は射手座の29度。この日の火星(男性ホルモン)は、やはり射手座の28度。ほぼ重なっている。そこに月が来た。
28度や29度は次のヤギ座と見なしても良いが、射手座の要素も残っている。
火星が射手座にある人は、旅先や乗物で発情する。

射手座やヤギ座は太ももや膝だが、森本アナの火星と金星は至近距離にいて、乳房を表すカニ座の月や木星と180度で強力なエネルギーを発揮している。相当なオッパイ好きだろう。
加えて、この人は自動車人間ではボディー。つまりマザコンであり、よけい乳房に惹かれるのだろう。

服の上から中に手を入れたと言うから、簡単に手が入る状態だろう。確かに、近頃は、「どうじゃ」と、言わんばかりに谷間を強調する、罪なファッションが主流になっている。
昔の着物は、脇から手を入れやすくなっていて、見えないところが日本のゆかしい色気だったのだが・・・

14日は、誕生日13日の翌日で、しかも新月。
誕生日やその前後で死ぬ人は多いが、誕生日はエネルギー過剰になるから相当疲れる。
サソリ座に土星が来ての新月(=太陽と月)だから相当バテていたに違いない。酒が効いていたと思われる。年齢的にも、まだ無自覚だが、酒に弱くなる年頃だ。電車も反対方向に乗っていたらしい。

被害者の気持ちは大いに解るが、何とか穏便に済ませて上げて欲しいものだ。

とは言え、NHKは穏便に済ませられないだろうから、森本アナは辞職して、「ちちもみアナ」で、バラエティーに転向し、気象予報士でもあるそうだから、「本日のおすすめブラ予報」など、どうだろう。

また、飲酒運転防止キャンペーンで、「わたしはこれでキャスター辞めました」とグラスを持ってCMをするとか、
痴漢防止キャンペーンで、「もつは吊革のハジ、もむは一生のハジ」とでも言ってはどうだろう。
こうなったら、それぐらい居直らなければ仕方ない。

本当に、土星恐るべしだ。


ドロドロ

2012年11月15日 | 星の流れに

土星のいるサソリ座の新月。色んな事が起こった。
衆院解散の期日確約には驚かないが、面白いのは、CIA長官不倫騒動がアフガン軍司令官に波及した。サソリ座事件がいよいよ本格的に現れてきた。

事情がわかるにつれ、これはますますサソリ座ネタで、
不倫、嫉妬、相続、スパイが、グルグルに絡んでいる。

そもそもの発覚事情は、ペトレイアス長官の不倫相手のライターが、嫉妬して、別の女に長官に近づくなとメールしたことであり、その女こそがスパイの疑いがありそうで、ペトレイアス長官のアフガン後任アレン司令官と、関係が深い。もちろん、ペトレイアス長官とも。

ペトレイアス長官はサソリ座だから、恋愛を盛り上げるために、相手に「妬かせる」くせがある。不倫相手のライターもサソリ座絡みかも知れない。

サソリ座の嫉妬心については、愛情を性的に捉えるからであり、確実なDNAや財の継承を望むからだ。逆に言えば、嫉妬し、嫉妬されてこそ、愛を信じることができる。だから、盛り上がるほど嫉妬する。
「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」も、「女房の妬くほど亭主もてもせず」も、この辺りの事情を指している。

さらに、ペトレイアス長官の、アフガン司令官を辞める時の後任として、部下のアレン長官が就いている。これこそが、また、サソリ座の「相続」だ。
で、おそらく、問題の「現地調整役」の女も「相続」して引き継いだ。

サソリ座は元来、牡羊座と同じ火星が守護星で、警察同様に軍隊も表す。だからこそ、スパイも表す。軍服を着ないで軍事行動をするのがスパイだ。

サソリの土星事件は、「視野の狭さ」から起こる災いを表す。
尼崎事件同様、外から見ればよく解らない事件となり、謎めいている。
アメリカの、スパイ機関や軍隊で、まさに内輪のドロドロの事情が明るみに出ている事件だが、同じように、ロシアの国防相も汚職で解任された。


外国映画

2012年11月12日 | 日記・エッセイ・コラム

DVD操作をしているうちに、たまたまBS映画が映った。
古い日本映画で、懐かしい色合いのカラー時代劇だ、『なんだろう?』としばらく見ているうちに、色々懐かしい俳優が出てくるので、思わず観始めてしまった。

何だか、怪しくも「おもろい」雰囲気なので、タイトルをチェックすると、「赤い影法師」で、原作が、子供の頃読みふけった柴田錬三郎だった。どうりで「おもろい」。
もう終わり際だったが、服部半蔵の近衛十四郎は、「あれっ」と思うぐらい、息子の松方弘樹とそっくりだ。

これまた好きだった木暮実千代が、忍者となった石田三成の娘として出ていて、光成が軍資金の隠し場所を記した剣と、子供の時に刻み込まれた刺青とを照合すれば場所がわかるのだと、腕の付け根の刺青を、息子の大川橋蔵に見せる。

ここで、またまた、大感激。
木暮実千代の観音様の刺青の横には、脇毛がバッチリ生えている。
1961年、昭和36年の映画だ。「大草原」と「日本埋没」で話したことが証明されている。この当時の日本人の常識と、今の人とは、外国人ぐらい違うのだ。当時の人は何の疑問もなく観ていた。

しかし、おかしなもので、この当時に育った人間だから、普通に接してきた光景なのに、見た時は、一瞬「ドキッ」としたから、自分で1人苦笑した。
ジジイでもそれなりに、現代化してきているようだ。


時差現象

2012年11月11日 | 星の流れに

李明博は12月19日。胡錦濤は12月21日生まれ。射手座の終わり。
年は違うが、誕生日はわずか2日違いだ。

このブログを始めた頃、「すぐできる自分占い」として、誕生日の近い有名人の運をチェックしておけば、自分の運のバロメーターになることを書いたが、上手く説明できていないかもしれない。

自分の誕生日の太陽の位置に対する、運行中の惑星の影響は、もちろん、自分と同じ度数の他の人にも、同じように影響する。
生まれ年が違えば、太陽以外の惑星の配置は異なるから、違う現象になるが、それでも、何らかの「目立った出来事」が起こる。

誕生日が近いと、後の人にも遅れて、同類の現象が起こる。
何の惑星の影響かによって、遅れる期間は異なり、
例えば、月の影響なら1日ぐらいで、木星の影響なら数十日、天王星の影響なら数年ということになる。

少し正確に言えば、一星座30度を30日と考えて、一日ズレれば3%ぐらいズレることになる。
月は、一つの星座を2日半ぐらいで通過するから、日付3日違いの人の差は正味2日と考え、6%強の4時間ぐらいで後の人に影響が現れる。
月は感情だから、先の人がイライラしていると、数時間で後の人がイライラし出すとか、似たような症状になる。

木星は約一年だから、365日の6.5%として、24日ぐらい、ざっと、1月遅れで後の人に影響が現れる。

なぜ、大まかな話しかできないかと言えば、誕生日だけでは、互いの生時がわからないから、正確な間隔がわからない。
さらに、月の場合、ほぼ正確な間隔で進むが、惑星の場合は、見た目のスピードが違い、逆行の期間もあるので、等間隔で影響しない。

また、もとより、生日がズレていれば、月も大きく動いており、全く同じ訳ではない。まして、生年が違えば、太陽以外の惑星の配置が大きく異なり、かなり違った影響になる。

ダースベーダー
正味2日違いの李明博と胡錦濤だが、今年、李明博は8月10日に竹島上陸。その一月後、胡錦濤の怒りと言われる、反日デモは9月15日。
もちろん、ここに至る経緯は、いずれも、もっと前にあっただろうし、二人とも、積極的にと言うより、やむにやまれぬ事情からだろう。

何の惑星が影響したかと言えば、明らかに木星だ。この間、他の惑星は、射手座に悪影響がなかったり、移動したりしているが、木星は180度の双子座だ。
一月の間に約4度=13%動いている。二人の誕生日の間隔より大きい。
ここから考えられるのは、胡錦濤の場合は、もう少し前から、内部事情で苦しんでいたのではなかろうか。

木星が180度の星座に来ると、有力者や若手、外国に振り回される。
二人とも、本当はかなり親日だ。身辺の反日にかなり抵抗してきたことが考えられる。それだけに、どうにも反日に抵抗しきれない状況が出てきたことで、キレた。好きな子に振られた少年のように。
ダースベーダーとなったアナキンのように。


不倫風鈴

2012年11月10日 | 日記・エッセイ・コラム

「CIA長官不倫で辞任」のニュースで、「キター
CIAは言うまでも無くスパイ機関。つまり、サソリ座そのものだ。
サソリ座を象徴する人物は、007ジェームズ・ボンド。

サソリ座に土星が来ると、サソリ座の長に不幸が起こる。
サソリ座の朝鮮半島は、昨年、金正日の死、韓国の李明博失墜も目前だ。そして今度は、ズバリ、スパイの×朝韓〇長官が辞任した。

見ると、本人の誕生日が11月7日のサソリ座。出来過ぎだ。不倫で辞任とは・・・ボンドのようには行かなかったか。 ザンネーン

長官の名前は「Petraeus」だが、サソリ座の守護星は「Pluto」。
「P」以外、共通点は無いみたいだが、イメージ的には共通性がある。
語源的なことは良くわからないが、「Pet」「Pluto」何れにも、固まる「石」や「地下」のイメージがある。
やはり、全体としてサソリ座のイメージが漂う事件だ。

このペトレイアス長官も三碧だが、もちろんオバマ大統領も三碧。
言動がステージの人だ。カッコ良いかと思えば、笑わせてもくれる。
本人は極めて真剣なのだが。外から見れば軽すぎる。

同じ三碧のプーチン大統領も、先日、国防相を汚職で解任したばかりだ。CIA長官は、大統領選が終わるのを待っていたのだろうか、本人は共和党らしい。よく解らない。

不倫風鈴の音はフリンフリン
ところで、アメリカでは不倫が極端に大きな問題になる。近頃はこのマネをして、日本でも、何かと大きな問題として騒がれる。
日本で不倫騒動をするのは、そう言うと誤解を受けるが、アメリカ文化に毒されている。

アメリカで不倫が問題になるのは、アメリカがメイフラワーの国だからだ。ヨーロッパ文明全体がそうなのだが、アメリカは殊に、キリスト教の一夫一婦制にウルサイ。
一夫一婦制に忠実であろうとするから、逆に、離再婚を繰り返さなければならない。

教義に忠実であろうとするなら、離婚もいけないハズだが、そこが新大陸の開けたところ、今や同性婚も進んでいる。

欧米式の価値観が入り込んでくるまで、「神に誓う結婚」概念の無い日本では、逆の意味で、三行半の離婚天国だった。
女性団体の中には、これが日本の男尊女卑の証拠だと叫ぶスジもあるが、全く誤解で、逆に、女の自由を保障するシステムだった。

婚姻に宗教的な縛りを付けない東洋の場合、同性婚の是非まで、思いも付かない。
しかし、この、アメリカ的議題が、何か日本人まで考えなければならない問題のようになって行くこと自体が、日本人の無節操というか、多神教のバイタリティーなのかも知れない。


細やかな

2012年11月08日 | 日記・エッセイ・コラム

新型の可動式ホーム・ドアができるそうだ。列車で異なる扉に合わせて移動することで、電車の状況に対応できる優れものだ。
ホームでの転落事故や、自殺防止になるのに、何で設置しないんだろうと思っていたが、そういう事情があったのかと、改めて納得。

しかし、何でそこまで手の込んだ仕組みでなければならないのだろう。いかにも日本らしい発想ではなかろうか。
単純な話、電車が止まったら、シャッターのように、上に上げるか、ホームの下に下げるだけで良いのでは無かろうか。

シャッター方式が正解かは別として、どうも、日本の機器には、こういうことが多過ぎる。
ユーザーにとって、一見、かゆいところまで手の届く仕組みが満載だが、ユーザーの事情は様々だ。アナログな扱いを受け付ける「雑さ」も必要なのだ。

きめ細やかな仕様は、完璧で美しいかも知れないが、それは造る側の道楽であり、ワガママだ。
昔から腹が立つのは、古典の現代語訳に全体を読めば嫌でも解る、「(わたしが)参ります」のような書き方がしてあることだ。

微に入り細に入り解説したくなるのは、自分が解らなかったからであり、他人も解らないだろうと決めつけているからだが、日本の製品には、これと同じ「アホか」と言いたくなる、大きなお世話が多い。
しかも、当然、「高価な物」になる。

最先端のロボット技術と、様々な芸のできるカッコ良いロボットが話題になっていたが、「フクシマ」の時、役に立つロボットは無かった。
実際には、アメリカの不細工なロボットが活躍していた。

マーケティング不足と言われるが、他人の立場が解らない日本の技術者(企業)には、確かに、マーケティングは絶対に必要だ。