中国のやりたい放題に、アメリカはほぼ沈黙している。イスラエルやウクライナを抱えているから間単に動けない。中国はそれを承知で強気なのだろうが、アメリカの焦燥を見くびっている。
天王星84年周期。84年前、日本のやりたい放題にアメリカが爆発寸前になっていることに、日本は気づいていなかった。
日本は堪忍袋の緒が切れて真珠湾攻撃をしたと思っているが、アメリカの「覚悟の」強硬姿勢を見誤った。
日頃、強気な人間が沈黙するときは一番怖いときだ。それを、俺を恐れておとなしくなったと勘違いする幼稚さ。旧日本軍も中国共産党も思慮の無いわんぱく坊主だ。
1941年5月26日、木星が双子座に入り、8月には天王星が双子座に入った。
奇しくも今年、2024年5月26日、木星が双子座に入った。天王星が双子座に入るのは来年の7月だが、影響圏には既に入っている。
つまり、今は第二次大戦初期の状態に入っている。他の惑星の配置が異なるので、同じ結果にはならないが、似たような状況は生まれる。現に生まれている。
ドイツがロシアに、日本が中国に置き換わったような状態だ。
80余年前、ドイツの圧迫を受ける欧州の悲鳴を聞きながら、アメリカは『もう、ヤルしか無いのか』と心理的に追い詰められていた。誰だって戦争は嫌だ。
木星が自分の星座に来ると、それまでの成果が出る。受験生は合格、婚約者は結婚、サラリーマンは昇進し、商売人は新店舗をオープンしたりする。卵から雛がかえる時だから、苦しい状態からの解放を意味する。しかし、それは本当の試練に出会うことを意味している。
1941年。日本人は理解しなかったが、耐えに耐えたアメリカは、日本の真珠湾攻撃により、一気に動き出した。人間の心理は、耐えるより行動の方が楽になる。
2024年。これまでアメリカは国内外の政経状況で追い詰められ、我慢を重ねてきた。今年の大統領選挙は、不満からの解放になるだろう。少なくとも、アメリカ人にはそう感じられる。どちらに転ぶにせよ、とにかく動き始める。
中国は今、戦前の日本のように、このアメリカの不満を理解していない。相手のリアクションに対し自分が折れるなど念頭に無い。それどころか、独善的な被害者意識で反発している。そして同様に、国民もそう信じている。
日本の真珠湾攻撃は、ハルノートでも、アメリカの陰謀でもない。戦争を覚悟して妥協を迫るアメリカの真意を、「横暴」と見誤ったためだ。今の中国も、全くの独善思考で、WINWINの夢しかなく、痛み分けの共存共栄を理解していない。
バイデンのEV100%関税は、選挙対策とみられているが、アメリカの総意の「覚悟」と見るべきだろう。それがアメリカ国民の求めることだからだ。
80余年前、天秤座の日本が真珠湾攻撃に成功したと喜んだのは、木星が双子座の吉角にあったからだが、当の双子座アメリカにとっては、対人を表す射手座の12月にとんでもない来客があったことになる。そして、半年後の6月5のミッドウェーでは、双子座の木星に加え、天王星、水星、太陽の力で一気に形勢を逆転した。木星は栄誉、天王星は集中力とハプニング、水星は情報と判断、太陽は活力とやる気を表す。なをこの時、戦闘の火星は天秤座日本にとって凶角のカニ座にあり、顕著な失敗を表す。作戦想起自体が、この火星の影響と考えられる。
まさかこの時代に米中戦争が起きるとは考えられないが、コロナ禍を引き起こしても居直るバカが何をするかは解らない。何よりも、被害者が皆怒っている。戦争か経済戦争かは別にして、ミッドウェーの再来は迫っている。