魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

ボディー

2010年07月24日 | 自動車人間学

No.976

いい顔をしたい自動車人間「ボディー」の鳩山前総理は、選挙で、「県外、国外」と、いいことを言い過ぎて混乱を招いた。

民主党が惨敗しても、「首相交代の必要無し」の世論を見て取ると、党首選では菅総理を支持するとした上で、「惨敗のけじめは付けてもらわないと」と言い、さらに、ひび割れ状態の、菅・小沢の仲を取り持つと言い出した。相変わらずの八方美人の、「いい人」ぶりだ。

ボディーは、様々な機関を体裁良く包み込み、あたかも自分が本体かのような顔をするのが天性だ。何よりも、他人の評価を気にする。
見せ上手だ。
したがって、難しい連中の上にフワッと被さり、いいとこ取りをする反面、角のある集団を上手くまとめ上げ、良い印象に仕上げることにも気を遣う。
全て他人のお蔭で成り立っているが、他の人達にも必要な存在だ。

ボディーは失敗をしても「いい人」だけは保ち続ける。
アルゼンチンのマラドーナはボディーだ。あのサッカーに厳しい南米で、惨敗をしても、監督続行となった。
絶大な人気だが、スター軍団に乗っかって鼓舞して見せるだけで、監督としては何も采配していなかったように見えた。(素人目には)

それでも、いい人、人気者であることは失われなかった。
ボディーは守りだが、いいとこ取りの見せ上手でもある。そのせいか案外、Gキーパーよりも、フォワードで仕事をする。

本田圭佑もボディーで、トータルな流れの中で、「決める」ことに才能を発揮した。しかし、それもやはり、実力に裏打ちされたもので、本田ほどの実力が無くても、過大評価される場合も多い。
以前、日韓大会の時のFW、鈴木隆行もボディーだった。激しい「顔つき」の割に、ファールもらいで「らしくみせる」ボディーの才能を発揮していた。それでも、どろくさいと言われた一発は決めている。

「らしくみせる」と言えば、やはり、マラドーナの「神の手」ゴールだろう。彼がやればゴールになる。それが才能だ。

エンジンとボディー(似て非なる)
菅エンジンは簡単に謝る。これはいい人と思われるためではない。状況への対処だ。ここは謝らなければ、ことが収まらないと見れば、直ちに謝る。だから、けじめや体裁のためには謝らない。

ところが、プライドの鳩山ボディーは何が起ころうと謝れない。しかし、逆に、謝ることが「けじめをつける」格好よさになるなら、悲劇のヒーローのような顔をして、腹を切る。
「本当なら来れないと知りつつやって来ました」と、徳之島でも言っていた。何処までもいい人になりたい。

ボディーが見た目のために「けじめ」をと言っても、エンジンが「必要」と考えるか
うーん、どうなんでしょう ?