魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

魔王入院

2017年06月26日 | 占いばなし

豊田真由子議員。天秤座に違いないと思いながら調べると、やっぱり天秤座だったので笑ってしまったが、かなり天秤座離れした顔立ちだ。
観ると、金星は居るものの、火星、冥王星、天王星まで太陽と同居している。ことに、火星と合。その上、土星と90゜だ。ある種、「恐怖の大魔王」のような人格で、頭が良いのも、悪魔の資質かも知れない。
天秤座の木星で、正体が現れた。

氏がどの様な星の下で生まれたのかを知るには、生まれた時の年表を繰ると早い。
1974年10月。田中総理辞職に至る金脈問題、佐藤栄作にノーベル賞、長嶋引退、アニメ宇宙戦艦大和始まる。権力や王座にまつわる大きな力が動く時だ。

しかし、神と悪魔は紙一重。使い方によっては、極めて有用な能力を発揮する。もしトランプのような、何でもありの、結果オーライの上司の下であったら、双方とも頼りになっただろう。今からでも渡米することを勧めたい。
なお、この人は、自動車人間のハンドルだが、エンジンが大きすぎてハンドルが折れてしまうような人だ。一端、目的意識を持つと、止められなくなる。自分も上司に忠実だが、部下をこき使い、結局、事故を起こす。
気の毒な星の下に生まれたのかも知れない。


二日酔い

2017年06月19日 | 星の流れに

惑星が通過した直後は、どんな惑星であれ、二日酔いのような後遺症が出る。
ブレグジットを始め、イギリスでは、次々と問題が起こっている。天王星はまだ牡羊座にいるものの、ほとんど牡牛座に移り始め、牡羊座の後遺症が出始めた。
土星も射手座から山羊座に掛かり、学園問題や法問題。トランプ対メディア、スポーツ界の世代交代など、早くも、祭りの後の、白け鳥が鳴き始めた。

火星が双子座から抜けると、アメリカは軍事演習の後遺症か、イージス艦がコンテナ船にぶつかり、弱点をさらけ出し、中国がほくそ笑んでいる。
何の武装もしていないコンテナ船でも、4倍の大きさになると軍艦を沈める可能性がある。
先年、中国海警が大艦を建造して、「体当たりすれば、小さな船など海の藻屑にできる」と豪語したことに、米軍関係筋は、「我々は、古代サラミスの海戦を勉強し直さなければならないのか」と、あ然としたことがあったが、それが正に表面化したのだ。

木星は天秤座ど真ん中を運行中だが、ほぼ天秤座の安倍首相にとっては、もう圏外から抜け始めている。豊満運営のほころびが目立ってきた。
天秤座の日本も、そろそろ、脱力期に入るので、夏以降には、苦境が目立つだろう。


妄想適性

2017年06月15日 | 兄弟関係

近頃は、兄弟関係がブームになっているらしく、バラエティ番組をたまたま観かけた。
大体、妥当な扱いだったが、一つ異論があったので、めんどくさいが、言及しておかなければならないようだ。
小説家の適正として、芥川賞・直木賞作家の数で、長子が向いていると結論づけていたが、これは正しくもあり、間違ってもいる。
要は、小説の社会的「意味」ということで、哲学としての小説なら、完全に長子のものだが、エンタティメントは弟妹の世界だ。

文学賞は立前上、思想、学問の賞であり、必ずしも楽しいものではない。
一方、源氏物語の昔から、世の人を惹きつけ没頭させるのは、弟妹が語ったストーリー、「お話」だ。人が興味を持つのは、事の次第や思わぬ展開であって、お説教ではない。
「文学」作品が為になる薬なら、「お話」は美味しいおやつだ。

文学賞など無い昔から、人を楽しませ、読み継がれてきたのは、弟妹の野次馬精神とサービス精神だ。弟妹は長子のように勝手はできない。抑圧の中で、泣くことを手段とし、妄想に逃れる。
小説家の三条件として良く言われる、長旅、長患い、投獄生活は、哲学も育むが、妄想も育む不遇な環境であり、弟妹は、生い立ちから不遇であり、妄想に走りやすい。
兄姉は恵まれ、自分は抑圧されて不幸であり、何時か必ず救われるという、弟妹の思いがある。
古代から、神話や伝承に、兄姉の横暴、末っ子の不遇とリベンジがテーマになりやすいのも、語り上手が、弟妹だったからだろう。


亡国の民

2017年06月12日 | 日記・エッセイ・コラム

愛知の東名事故。映画のような事故だが、それにしてもスゴイ映像だ。高速を横切った台湾の飛行機墜落事故に、勝るとも劣らない。バス側の死者が出なかったのは不幸中の幸いどころか、奇跡的だ。

事故の状況を聞いて、路肩が傾斜になっていたことに驚き、「それは、アカンわ」と、思ったら、やはり自動車評論家が問題視していた。
ところが、もっと問題なのは、それに対する一般の反応だ。
「スピードの出し過ぎに責任がある。どんな道路だろうと、スピードを出さなければ良いことだ」と、事故死した運転手の責任とするのが大方の意見だったという。

この評論家も直ちに反論し、道路上で起こりうる様々な事態に備えるのが、道路を提供する側の義務であることを説いていた。
全くその通りだと思う。
今回の事故も、何が原因で起こったのか、何も解っていない時点で、「スピードの出し過ぎ」と決めつけるのは、何でも良いから、誰かを悪者にして、血祭りに上げ、憂さ晴らしをしたい野次馬的視点であり、韓国の前大統領叩きと同じ、精神の貧困だ。

世の中が停滞すると、必ず、弱者イジメ、弱者探しが始まる。学校を始め、イジメが蔓延し始めたのは、高度成長が終わってからだ。人々が「違う明日」に希望を待つ時には、他人より自分の発展に関心があるから、他人をイジメる暇など無い。
しかし、自分の未来が見えなくなると、比較進歩を感じるために、他者を貶めようとする。「あいつより上だ」と。
学校でイジメが起こりやすいのは、学校は、子供を型にはめる場だから、その価値観にはまらない多くの子が、劣等感を持つようになるからだ。
その学校を経て形成された日本社会は、社会そのものが、画一的なイジメ社会と化している。

画一社会に溢れる劣等感は、優越感を求めて、常に攻撃の種を探し、何か事件が起こると、直ちに犯人を求め、血祭りに上げたがる。
魔女狩り、鬼退治、山姥と、それは人間の常ではあるが、問題はその度合いだ。
科挙の文化圏の影響を受けている日本は、中韓よりマシかも知れないが、やはり相当ひどい。
マイスターやアカデミーなど、技や思考を磨く場として発展させた欧米式の学校も、東洋に入ると進級の具になってしまった。

そこに、ネットのような情報システムが加わったことで、システムとしてイジメや差別が増幅されるようになった。野次馬が、どこからでも石を投げるようになったのだ。
事の真相などどうでも良い。とにかく、自分が安全と思える、単純な正義の側に立って、石を投げたい。まさか自分が石で撃たれる側になるなどとは、考えたこともないだろう。
こんな貧困な精神が蔓延る社会は、決して発展しない。落ちるところまで落ちる。それが歴史の興亡だ。

これを書いていると、ニュースで、「事故死した件の乗用車は、法定速度で走っていたとみられる」と伝えていた。まだ、何も解っていないのだ。


黒雲充満

2017年06月11日 | 星の流れに

火星が双子座を去り、それに合わせるようにして、アメリカ空母打撃群が日本海から去った。クールダウンしたのはアメリカだけではない。あらゆる双子座だ。
双子座の人、テレビ、通信、子供教育、交通機関、etc.
双子座を去った火星は、今度は7月20日まで、中国カニ座に入った。カニ座はサソリ座とは吉角だから、朝鮮半島には幾分かのチャンスにはなるだろうが、大きく観れば、牡牛座の天王星の影響も出始めている。

カニ座の火星はしばらく中国をいらつかせるだろう。木星、土星の影響もあり、活動宮は苦しい。
吉星とされる木星だが、必ずしも好結果をもたらさない。木星は発展的気分にする。結果は人による。天秤座のメイ首相、プーチン大統領、ほぼ天秤座の安倍首相、何れも勇み足のツケが出ている。
秋には木星がサソリ座に移るが、土星も山羊座に移る。土星、天王星は、既に次の星座に影響を及ぼしているから、世界の統治システムが大きく変わり始めている。

木星がサソリ座に移れば、朝鮮半島は「膨張」する。2017年は2018年の前の年である事の意味は、現在の世界情勢を観ていれば、たいていの人は推察つくだろう。
80年前、戦争は突然起こったのではない。それなりの状況形成が続いていた。
今は核抑止力があるから、80年前のように簡単には戦争にならないと思っていた概念を、北朝鮮の狂気は一変させたが、欧州諸国はこの重要性を理解していない。
しかも、未だに中国は、北を有効な道具と考えており、実際、北の懐柔のために各国が中国を立てざるを得ない。

中国が世界制覇ををするならそれも良いだろう。しかし、中国が世界制覇の方法論を変えない限り、悲惨な結末を招く。共産党ではなく、中華圏の拡大が支配的な世界を築くなら、それは結構なことだ。
「一帯一路」は中華圏の拡大をイメージさせながら、一党独裁を拡大させようとしているところが重大問題だ。
中国が共産党を解体、変化させるなら、中華の夢はまんざらでもなく、世界史を動かす外惑星は、その可能性も含んではいる。
ひたすら、中国の改心を祈るばかりだ。


果たして

2017年06月06日 | 日記・エッセイ・コラム

言うまでもないが、「果たして」とは、「果たし合い」のように、決着を付けることだが、決着を付ける前に使われる。後で言う場合は、「果たし合いの末」と、わざわざ「後」であるとことわる。本当に「結果」を出せばどうなるんだろう。果たして、いかなる結末と相成ることにござりましょう・・・

韓国

北朝鮮危機のために、日米韓の連携が不可欠と言われ、何かと韓国に気を使い、過去には様々な譲歩をしてきた。安倍政権、トランプ政権でも、表面上はその前提で動いている。
しかし、もし北が、韓国に対し、「同胞よ、共に日本と戦おう」と言いながら、日本だけに大量のミサイルを撃ち込み、各地の原発を始めとして日本だけが『火の海』になったら、
果たして、無傷の韓国が、北を攻撃するだろうか。

韓国は、日本に核攻撃をする小説がヒットする国だ。過去の韓国の言動、国内感情からすれば、安保のために、どんなに韓国に気を使っても、砂上の楼閣だ。どうしてもと言うなら、日本が一億総懺悔して、韓国に隷属するほか、答えが無いように思える。

米国
同様に、日本に核が落とされた場合、果たして、アメリカは本当に日本のために核で反撃するだろうかと不安視する見方もある。
しかし、この不安は、韓国の寝返りより、よほど小さい。
アメリカは、「同一民族」の立前で結束している国ではない。利害と信頼で生まれた国だ。今日までの日米関係を見ても、日本は事実上の属国であり、日本を失うことは、アメリカにとって、経済と覇権の大きな打撃となる。従って、日本が核攻撃される以前に、それが起こらないための行動を取るし、その上で、日本が核攻撃を受ければ、アメリカ自身の問題として反撃せざるを得ない。
ただし、日本が、完全な独立国のつもりで、アメリカに不利益な行動を取った結果の核攻撃なら、当然のことながら、アメリカが反撃することはない。

中国
中国は、日本の世論が気に入らないと、日本はメディアの論調を押さえるべきだと言う。いかにも中国らしい論理と、目の付け所だ。
一党独裁で、メディアを手足のように使っている中国には、報道の独立性などまったく理解できないようだ。
日本の政治家だって、三千世界のカラスのように、うるさいメディアを殺して、安穏と朝寝をしたいだろう。しかし、そうはできないのが民主主義だ。
大衆と選良(?)を取り持つ情報は、言わば身体の神経のようなもの。痛みも伴うが、民主主義が機能するには、無くてはならないのが情報だ。
脳からの指令を伝えるだけの神経では、身体は機能しない。
果たして中国は、生き延びることができるだろうか、それとも民主主義に進化するのだろうか。

興亡
民主主義に欠かせない、双方向の情報伝達を担ってきたメディアは、自らの影響力の大きさに、自分こそが本体であると勘違いしてしまった。
しかし、必要なのは情報であって、手段のメディアではない。
ネットという新しい情報回路が生まれたことで、メディアは急速に存在理由を失い、質も劣化していった。これは、問屋と同じで、仲介の問屋やデパートが、経済の中心のような顔をしていた時代が、ネットで終了しつつあるように、メディアの役割は終焉を迎えつつある。

トランプ大統領は、発足以来、火の手が上がり続け、今や火ダルマとなり、最早、辞任が決定的としか思えない。
しかし、この大火事は一体何なのか。重要なことは、我々はこれを、メディアを通して知っていると言うことだ。
メディアを敵として誕生したトランプ政権を、メディア総掛かりで、倒そうとしていることを念頭に置いて、情報を読む必要がある。
未だ、世界を支配するメディアの総攻撃に、トランプ艦はあえなく撃沈されるかも知れない。あるいは、堪えに堪えたトランプがメディアを自滅させ、情報世界を変えるかも知れない。
果たして、トランプの出現が、メディア時代を変えることになるのだろうか。