魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

黒田頼み

2014年12月31日 | 占いばなし

午年は尻下がりとの定説に反して、株価はとりあえずプラスで終わった。
株高は海外では、アベノミクスではなく、クロダノミクスだと言っているそうだ。安倍総理の停滞を、黒田総裁の獅子奮迅の黒田相場で、どうにか持ちこたえているだけで、安倍経済政策だけなら、とんでもないことになっているかもしれない。

今や安倍政権の評価は、長期政権による、思い切った経済改革への「期待」だけだ。
もし、これから半年、1年で抜本的な改革が出来なければ、日本は極めて危険なことになる。誰もが、そのことを解っているから、なかば祈るような気持ちで日本経済を見ている。

東京オリンピックが決まった時、昔の経済図式から逃げ遅れるのではないかと不安になった。公共事業や輸出に頼る経済の活性化は、もはや前世紀の夢であり、株価に頼る空騒ぎは、やがて大きなつけを払わなければならなくなる。
今や、オリンピックの引き受け手もないほど、巨大イベントは時代遅れになりつつある。

産業革命パラダイムは、いわば借金で空騒ぎをしていた世界と言ってもいい。
ローマ法王が、悔い改めよと警告を発するほど、横から見れば、どう見ても危なっかしい限界に来ている。
飲めや歌えのどんちゃん騒ぎの最中、「あれ、この支払いは誰がするの」と、気づいた人は、早めに退席してしまう。その最中に、「もう一本お願いしま~す」と言ったのが東京オリンピックだ。一番盛り上がっている人が、支払いをさせられることになるかもしれない。

安倍政権ががんばっていることは認めるが、残念ながら、すべて、過去の経済システムを前提にした、上っ面の小手先だけだ。嫌われても大改革をやり抜くような、先見の明がない。
評判の良かった田中角栄の日本列島改造論や、その場しのぎの日中国交回復は、時を経れば禍根を残すことになった。

2015年は、アベノミクスが、結局は「黒田頼み」のクロダノミクスだった、では済まされない年を迎える。

田中角栄も、安倍晋三も一白のムードメーカーだ。まじめで優しく思いやりに嘘はないが、現実を踏まえ、大局を見据えた骨太のビジョンは無い。
ちなみに、安倍晋三9月21日と誕生日の近い麻生太郎は20日生まれの六白、その祖父の吉田茂は22日生まれの五黄だ。
不器用で当たりの悪い土星だが、五黄が最も線が太い。同じく土星の二黒は、一見、地味だが、実力は五黄に劣らない。黒田東彦日銀総裁は二黒だ。


口に出す

2014年12月30日 | 日記・エッセイ・コラム

スーパーのレジで、少しオーバーするかもしれないと2000円用意していたら、
「1000円です」と言われて、
「えっ、ちょうど1000円!?」
「ええ、ちょうど1000円です」
この瞬間、頭の中では、『当たりは何ですか?』と、冗談を言っているのだが、やはり口に出せなかった。

いつも、頭の中でよぎることを、結局、口に出せないで終わる。
子供の頃から、失言人間で、何か言えば、思いがけない他人の反応に面食らった。
叱られるのはまだ良いが、想定外に感心されるのも、どう対処して良いか困ってしまう。

『うかつなことは言えない』が、強迫観念になってしまった。だから逆に、ふと気が緩んだ瞬間、思いがけないことを言ってしまう。そこでますます失言人間になる。

口に出した方が良いと解っているのだが、言えないのが、褒め言葉だ。
こう見えて、かなり目ざとい方で、他人のファッションや表情にはすぐ気づく、気づくが、決して口に出せない。

感じたままにコメントして、褒め言葉と思われるならまだ良いが、必ずしもそうではない。人は想定外の言葉を聞くと、よほど前向きでない限り、警戒感からか、先ず反感を持つ。
たいていの人が、何かケチを付けられたと思うらしい。よほど突拍子のないことを言うらしく、たいていは、怪訝な顔をされたり怒り出されたりする。

自分としては、好奇心が先に立って、褒めるつもりもけなすつもりもないのだが、相手には想定外の言葉になる。結局、聞かれなければ何も言わない習慣が身についた。
口に出せば喜ばれると解っているようなことも、褒め言葉になるなら、よけい口に出せない。何か、相手の機嫌を取るための、上っ面のことを言っているような気がするからだ。

しかし、年を取るにつれ、これでは長生きできないと思い出した。
上っ面のことを言うのが嫌なのは、結局は、自分にこだわっているだけで、相手が喜ぶなら、そしてそれが正直な感想なら、素直に口に出そう。人の気分が良くなって、損する人は誰もいない。

そう思うようになった。そう思うようになったが、身についた習慣はなかなか変えられない。何とか、死ぬまでには、人に喜ばれる人になりたいものだと思うが、思ったままを言うようになれば、やっぱり、不快なことも言う、嫌みなジジイになるのだろう。

 


ワンデイ

2014年12月29日 | 京都&ケンミン文化

近頃、全国の鉄道会社でお得な、一日乗り放題カードが流行っている。
愛用しているのは奈良・斑鳩 1DAYカードだ。京都市交通局や、大阪市交通局から奈良まで行けて、奈良市内のバス乗り放題で、各種施設の割引もあり、帰ってきても地下鉄乗り放題だ。一日1630(大阪50)円で、これでは鉄道会社は儲からないのではと心配になる。

また、京都市交通局では、バスや地下鉄の1DAY乗り放題カードを出している、私鉄との連携で滋賀県まで使えるものも有る。
市内はバスが500円、地下鉄が600円だ。地下鉄片道料金が210~350円だから、350円区間なら一往復でも14%安になるし、210円でも二往復すれば240円も安くなる。

京都市内観光なら、バスも地下鉄も私鉄も乗れるオールフリー・タイプもある。
スーパーで立ち話をしている主婦が、
「うちなんか家族四人が1DAY2枚を、往復して使い回してる」
聞きながら、
『えーっと?先ず二人が出かけて、一人が2枚を持って帰り、一人連れてくる・・・結局、三往復か???・・・急がない時や、ばらばらの目的なら良いか』と、計算をしてみた。

仮に、帰りは二人が切符を買って一緒に帰っても、260円区間なら、370円の特になる。
そこまでするか!? でも、時間差があれば、家族で使い回しも可能だ。
一人で使う場合は、一度でも途中下車をする用があるなら、絶対に割安になる。

損して得取れ
鉄道会社の計算は、例え一枚あたりの乗車賃を損しても、家族や友達で一緒に行動する人が増えれば、確実に総売上が増える。また、近頃は、駅ナカビジネスも盛んだから、運賃以外の収益も上がる。決して損にはならないということだろうか。

各社にそこまでの深慮遠謀があるかは分からないが、多くの人が公共交通を利用するようになれば、巡り巡って、大きな売り上げに繋がる。
今まで、チョツトした買い物でも、一人一台の車で外出し、街が車に埋め尽くされ、バス走行が滞り、バス離れが進んできた。しかし、地下鉄やバスを利用するようになれば、渋滞が解消し、結果的に、公共交通が最も便利な足になる。
それにより、交通弱者の足も確保され、街に人が増え、経済も活気づく。

ことに、京都のような観光都市では、いくら「車観光お断り」と言っても、実際の公共交通が発達していなければ、高飛車で不便な街の印象を残すだけだ。
市民が、地下鉄やバスを愛用するようになれば、さらに公共交通が充実するだろうし、京都観光が便利になる。市民生活、観光、そして経済の好循環だ。

高速道路無料化は、結局つぶれてしまったが、滋賀県が買い取って無料化した国道161号バイパスは、時間が経つと、一般道と高速道はバランスよく棲み分けられるようになり、どちらもスムーズに流れ、住環境と経済が発展している。あとは、琵琶湖大橋の無料化だ。
瀬戸大橋などの四国をつなぐ橋も、もし無料化すれば、四国中国の経済に与える効果は絶大で、むしろ、それらの県の税収から維持費をまかなう方が、差し引きはプラスになるのではなかろうか。

役人が管理してきた日本は、どうも、つじつま合わせばかりで、「損して得とれ」が全く理解できないようだ。財源論が出てくると、すべてのビジョンが引っ込んでしまう。


究極発電

2014年12月28日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、「名古屋流」で名古屋の実質主義が燃料電池車を実用化させたことを賞賛したが、もう一歩ガンバってもらえないだろうか。

原発再稼働はやむを得ない選択肢だと思っていたが、もはや、全面反対だ。
元々、原発は反対だから、フクシマの時には「だからあ・・・」と、叫んだが、即時全面停止は非現実的だと思い、時間稼ぎのためには再稼働はやむを得ないと思っていた。
何しろ、それまで明らかに危険なものを、「家内安全」のお札一枚で「安全」としてきたのなら、何を今さら、急に大騒ぎすることがあろうか。そう思ったからだ。

しかし、うだうだ言いながら、既に、4年になろうとしている。本気でエネルギー転換を考えていたのなら、既に目鼻がついていても良い頃だ。仮に原発を動かしていたとしても、もはや次の新エネルギーに向けて始動していなければならない。

トヨタが偉いのは、遙か先のこととされていた、燃料電池車を、現実の商品にしたことだ。
それはもちろん、この段階でもかなり冒険だ。だからよけい賞賛に値する。
この4年、日本の政財界は何をしていたのか。チャレンジよりも、再稼働だけを虎視眈々狙ってきただけではないのか。こんな、悪徳無能な連中の意図に乗って原発再稼働を許してしまえば、未来永劫、日本から新エネルギーは生まれないし、日本が未来をリードすることはない。
大災害を無にしない、最大のチャンスを、日本は捨てようとしている。

燃料電池は究極の発電機だ。この技術は日本が最も先行しているそうだ。
何とか国を挙げて、燃料電池時代を出現させてもらえないものだろうか。もちろん、大型となれば、自動車と同じようには行かないだろうが、太陽電池式に各家庭での小型発電を集積する方法もある。
問題は、国を挙げてインフラ整備や技術開発にかける、意欲があるかどうかという、発想の転換と覚悟の問題だ。

飛行機にも手を出さないできたトヨタさん、ついに巨大産業に乗り出す時が来ましたよー


幸くあれ

2014年12月27日 | スタンス

今日は、米倉涼子と杏の結婚発表があった。米倉は一般人で、杏の方は共演した東出昌大で、どちらも年下だ。
杏は牡羊座で米倉は獅子座。木星が獅子座に来たから結婚するのだろうが、土星が射手座に来た、このタイミングは、一種の「悟り(年貢の納め時)」の心境だろう。
東出昌大は水瓶座だから、やや、振り回されている感がある。

今日はもう、細かく鑑定する元気は無いが、惑星はいずれも穏やかな状況だから良い結婚だろう。木星が去ってから、もっと言えば、土星が射手座を去ってからも続けば、大丈夫だ。
幸多からんことを・・・

ああ、眠い


けんだま

2014年12月25日 | 日記・エッセイ・コラム

外国でけん玉が大流行して、つい最近まであったのに、百均のけん玉が無くなった。
子供の頃、病弱で、ほとんど読書や工作ばかりしていたから、ようやくみんなと遊べるようになった時には、全くついて行けなかった。
ビー玉も、メンコも、コマも、そして、けん玉も、ルールも技術も解らなかった。

その上、悪いことには、両親の入院で、他家に預けられ、そこには小学生のお姉ちゃんがいて、優しくして貰ったのは良いが、おはじきや、着せ替え人形の相手ばかりさせられた。

近頃、性同一性症候群が話題だが、根本的には幼児期に「らしさ」を強いられた反動だと思う。女の子の遊びばかりしていたからか、男より女の方が接しやすいし、見るからに軟弱者だが、むしろ信念としては男を選択している。

だから、性同一性症候群の話を聞くと、『何か根本的に間違ってないか?』と、イライラする。性へのこだわりを前提としながら、性にこだわるべきではないと言っているように聞こえる。それも、声高の大騒ぎだ。 田嶋先生同様、ウザイ。

昔ながらの遊びで得意なのは、唯一、凧揚げぐらいだろうか。これなら、だれにも邪魔されず、特にルールも勝ち負けも無い。技術も自分一人で工夫できる。空を何時間も見上げていることも気持ちが良く、結構、高校生ぐらいまで揚げていた。揚げた凧から、紙飛行機や落下傘を落とすのも面白かった。

そんなわけで、当然ながら、けん玉で遊んだことが無い。知ってはいたが、周りの子があまりにも上手なので、ハナから手を付けなかった。ところが、大人になって、民芸館か何かでけん玉を手にしてみると、意外と出来ることに、我ながら驚いた。子供の頃から本気でやっていれば、意外に上達していたかもしれない。
ただし、そう面白い遊びだとは思えない。

そう面白くも無いと思うのだが、知られたとたん、海外でも大ブームになった。
ダーツや輪投げと同じで、集中力と達成感があるからだろうか。パズルやカードとは逆に、無心になり、考えないところが良いのだろう。
けん玉をヨーヨーと似たような遊び方で遊んでいる。これも一つのサイクルだろう。

日本にはまだまだネタがある、昔ながらのつまらない遊びと思っていても、欧米人が知れば、思いがけない発展をするかもしれない。


生誕記念

2014年12月24日 | 日記・エッセイ・コラム

今日はクリスマスイブ。
クリスマスは何時か、各説があってよく分からない。イブから始まる説と、25日からをクリスマスとし、イブと別けて考える説があるようだが、さらに時間帯にも各説があるようだ。仏教徒にはどうでも良いのだが、キリスト教徒は案外、細かいことにこだわるようで、聖杯伝説とか、不思議でしょうがない。
案外、科学思考の原点もこういうところにあるのかもしれない。

ただ、仏教も仏教で、大乗の悟りの方法論は言葉遊びのように、観念的で複雑だ。
西洋の科学的こだわりと、東洋の観念的こだわりは、占いにもよく現れていて、西洋が実在の惑星の動きにこだわるのに対し、東洋は陰陽五行のように、仮想化した概念の、関係作用にこだわる。
もちろん、東西ともに、オカルトや心霊的なものの見方も根強くある。

これはいずれも、思考する人類の性なのかもしれないが、西洋的な物質へのこだわりが、抽象論に拘泥する東洋世界を圧倒した。
ただ、これは必ずしも普遍的なものではない。過去五百年の先進は、一度行き詰まれば、東洋のパクリに簡単に出し抜かれる。西洋の先進も元はパクリだったからだ。

ただし、何度も言うが、中国の四大発明はそれ自体が信じられない。東アジアの四大発明なら解るが、現在のいわゆる漢民族が、元の漢民族からパクったものだろう。現在の行状を見ていると、そうとしか思えない。中国周辺でひっそりと暮らす数多の少数民族こそが元の漢民族で、日本人もその末裔だ。そうとしか思えない。

アメリカや南米は、奴隷として連れてきたアフリカの黒人の文化と、ネイティブアメリカンと呼ばれるモンゴロイドの文化が想像以上に影響している。政治経済は侵略ヨーロッパ人のものだが、文化全体は、これらがすべてミックスしている。

姓は日系でも風貌は白人や黒人の人が増えている。オバマ大統領も母親はスウェーデンだ。
あと500年ほどすれば、見た目で、アメリカ人とかなり見分けがつくようになるだろう。
肌は浅黒く艶があり、細面で、目がやや切れ長でパッチリとしているだろう。良い形に出れば、キアヌ・リーブスや、ユル、ブリンナーのような感じだろうか。
今ではコンピュータで予測できるはずだから、近々話題になるかもしれない。是非、見てみたい。

アメリカの慣れの果てのような国は日本だと思うが、もう一つ、インドもそうだ。ただ、インドの場合、階級制によって厳しく民族を別けてきたから、肌の色は変わったが、顔立ちが極端に違い、言葉も多様なまま残っている。中国は、統一王朝が支配したので、言葉がおおまかに統一され、その点ではアメリカに近いが、未だに地域対立がある。

ところで、キリストの生誕伝説は、ブッダのそれと酷似している。仏伝が書かれたのも聖書が書かれたのも時代が近く、同じ中東圏に属するから、当然、経済文化の交流は頻繁だっただろう。
キリスト教で、クリスマスより重要とされる復活祭も、ブッダの生誕の灌仏会(花祭)も大体同じ、春先に当たる。もちろん、ブッダは、キリストより500歳ほど年上だ。


新年開始

2014年12月23日 | 星の流れに

24日、いよいよ土星が射手座入りする。アメリカのダウが18000ドルを超えた。
景気のいい話だが、実は素直に喜べない。相場は山羊座の土星だ。その土星が双子座アメリカの180゜に来ることは、ピークであることを意味している。ピークは緊張状態で不安定になる。
木星が獅子座にいる間はどうにかなるが、乙女座に移れば、急転直下になる。土星は、それまでも一度逆行してサソリ座に入るから、いずれにしても不安定だ。

土星は3月に逆行し、6月にサソリ座に戻る。9月に再度、射手座に入るが、それまでに、8月に木星が乙女座に入っているから、9月は悪い方に働く。
惑星の効果は出入りする時が一番強く感じる。それまでの状況が一変するからだ。

22日は、冬至が旧暦11月1日に重なる、19年に一度の朔旦冬至で、これが再び巡ってくる19年後に向けて時が進み始めた。めでたいと言えば大変めでたい。
冬至を過ぎれば、あっという間に日が長くなる。九星も19日には陽遁に転じて順行を始めている。本当の新年は既に始まった。


煙の彼方

2014年12月22日 | 日記・エッセイ・コラム

スターウォーズのディズニー版が来年公開されるに当たり、ディズニーは、若い人に観てもらうために腐心しているそうだ。
10年ぶりの新作のため、若い人の多くが、観たこともないので、どう興味をひくかから考えなければならない。

昔は、「10年一昔」と言ったが、今は「3年一昔」だ。そういう目まぐるしい時代でも、年を取れば、「10年一日」で、あっという間に10年、20年が経ってしまう。
だから、先日観たスターウォーズの、ワープ映像の衝撃が、若い人にとっては月並みで、何の目新しさも無い時代になってしまっていることが、衝撃だ。

フォースという言葉さえ知らないと聞いて、白い煙が吹き出したような気がした。
♪太郎は白髪のおじいさん・・・

世代はそうして隔絶していくが、時代は繰り返す。
世代の記憶が無いからこそ、新しい世代は、古い物を新しく感じて飛びつく。
年寄りから見れば、昔どこかで見たような物が流行り出す。

大正や昭和初期の流行が、70年代に流行り、今また流行りかけている。
ファッションや、歌も、メッセージ性がハッキリしてきたような気がする。
そろそろ、ノリより、意志が必要になってきているのかもしれない。


みな注意

2014年12月21日 | 星の流れに

20日、東京駅開業100周年記念「スイカ(Suica)」販売で、混乱が起こったそうだ。
最大の原因は、JRの不手際らしいが、占いでは射手座のせいだ。

20日は朝から月が射手座で、既に射手座に影響している土星を刺激した。
射手座の運輸業が、土星によって硬直していることが現れた一瞬だ。また、100年記念というところが、いかにも土星(時)の影響する事件だ。

月が影響したから、感情的で単発的な事件になったが、今起こっている射手座の事件では、大韓航空の「ナッツ・リターン」、SONY映画のサイバー攻撃、さらにそれに関係して、「テロに屈服」が、双子座のアメリカを怒らせた。
サイバー攻撃は、情報の射手座だが、さらに、180゜の土星が双子座には敗北感になり、よけいに怒ることになる。
しかも、この映画のタイトルが「ザ・インタビュー」。まさに、報道の射手座だ。

射手座の土星の今、しかも射手座の月の日。星の知識があれば、いくら欲しくても、買いには行かないだろう。しばらくは、交通、往来、乗物、学校、通信、みな注意だ。


認め合う

2014年12月20日 | 日記・エッセイ・コラム

アンケート調査によると、日本では、ますます、中韓に対する嫌悪感が広がっている。
中国では、習近平の「アッチ向いてホイ」の首脳会談以後、急激に日中和解ムードを盛り上げている。
これが、中国流だ。

長子的ご都合主義の「思いやり」と、B型的「あれはあれ、これはこれ」の割り切りだ。
中国としては、努力しているつもりだし、中国人の合理主義なら、それで収まるのかもしれない。しかし、ウエットで複雑な日本人は、そう簡単に収まらない。
あれだけのことをしておきながら、よく平気でそんなことが言えるものだという思いが、よけい強くなるだろう。

問題は、双方とも、相手の心情原理が解っていないことだ。
日本と中国の関係は、A型とB型の関係で考えると解りやすい。ただし、この話は血液型を否定している人は読まないでほしい。ここから先は宗教論だ。

いまさら言うことでもないが、占いや血液型は、思考方法の一つの参考に過ぎないのだが、頭から全面否定してかかる人がいるので、そういう人には聞かれると困る。
相手の思想信条を否定することが、自分の宗教観によるものだという自覚が無い人ほど、怖いものはない。 ワライカワセミに話すなよ、ケララケラケラ・・・

話が脱線したが、B型とA型は鳥と魚のように、住んでいる世界が違う。だから、互いに無いものを求めて、よけいに関心を持つ。A型はナメラカで、B型はゴツゴツしている。
互いにワケもなく惹かれたり、嫌悪したりする。この時、その理由にするのは自分の価値観であって、相手が実際にどんな世界で考えているのかは理解できない。

A型の「決まった」スタイルに憧れるB型が、どんなにマネしても、どこかギラギラゴツゴツしてしまう。逆に、B型の集中力による「とがった」かっこよさを、A型は意図した結果だと感心するが、どんなに「努力」しても、同じ結果は出せない。
面白いのは、日本の中で、横にいれば嫌がられるのに、別世界の存在になりきると、ヒーローとして崇められるのは、ほとんどB型だ。長嶋茂雄、イチロー、野茂、高倉健・・・

B型から見ると、A型は「素敵」だ。どこがどうと分析できない、と言うより、分析させるスキを見せない。寸分スキが無く整っているものに、ワケもなく惹かれる。おそらくは、完璧なものに対する破壊願望が起こるのだろう。

A型とB型は、初対面はうまくいくこともあるが、初めの誤解のまま付き合いを深めると、別世界の人間であることに気づき愕然とする。それでも付き合っていこうと思うなら、互いの感性やテンポが違うことを容認する必要がある。それも、我慢するのではなく、相手との違いを長所として尊敬することが、うまくいくコツだ。

中国は、突然、取って付けたように、日本の長所をメディアで話題にしている。つまり、長所を尊敬しようとしている。情緒的な日本にとっては、案外、難しいことでもあるし、未だに海洋進出の手を緩めていない中国ではあるが、そういう割り切り方には感心をして、むしろ、努力は努力として、認めてやるべきではないだろうか。
A型には、B型のこの多元的な、二枚舌が我慢ならないのだが、いい加減さこそまた、B型の能力でもあるのだ。 天然自然の理は潔癖症では収まらない。


アリマス

2014年12月19日 | 日記・エッセイ・コラム

小学生の頃、国道に抜けるバイパスの切通しができて、まだ舗装されていない小さな峠に、昆虫採集をしようと、よく出かけた。
道の脇には工事で出た岩や砂利が重なっていたので、水晶があるかもしれないと、一つ一つの石や岩を手に取ってみた。すると、様々な混ざり物の中に、なんと、太陽の光を受けて、金色に輝く小さなツブが混じっている。

だれにも見つからないように岩を伏せて、金の混ざった小さな石を持って息せき切って父に見せに行った。「金鉱があった!」と、言いながら父に見せると、怪訝な顔で石を受け取った父が、突然、大笑いを始めた。
「アハハ、ハ、ハ・・・、これは黄銅鉱だ、アハハ、ハ、ハ、大金持ちになり損ねたな」
実は、父には、自分の家の山から金が出ると信じて、一生掘り続けた叔父がいた。そのことも思い出したのかもしれない。延々と笑い転げた。

大人になり、知識が出来ると、金鉱はそんなものではないことが解るのだが、何も知らない小学生にとっては、黄金に輝くのだから、まさに、それが金だった。

STAP細胞は、ついに作り出すことが出来なかった。小保方さんに悪意があったわけではないだろう、ただ、科学者としてはあまりに未熟であり、それでいて強い信念が、冷徹な目をふさいでしまった。金色に光れば金だと信じるようなレベルと変わりない。
結局のところ、何でもコピペ時代の生み出した徒花、ある意味では被害者だ。
小学校の、卒業式で贈る言葉のように高らかな、「STAP細胞は、アリマース」が、耳に残る。

本物の重要性が理解できなくなり、自分で本物を検証することが出来ない。そういう学生、そういう社会人が増えすぎて、自分が検証できないことも検証できない。
本物であることは重要ではない。本物と「される」ことが重要だから、評論や金額で、ものの価値を知り、その価値を自分で解ったような気になる。人に褒められなければ満足できないし、人が褒めてくれれば成し遂げたような気になる。
小保方さん現象は、現代の警鐘だろう。

ところで、今回の事件は、科学の最先端でなぜこういうことが起こったのか、結局、謎は解明されていない。ただ、占いの目で見ると、話せば長くなるから一言で言ってしまえば、「魚座のえこひいき」(I believe)が原因だ。


イエレン

2014年12月18日 | 星の流れに

17日、FRBのイエレン議長が、「政策転換を始めるまで辛抱強く対応する」と言ったことで、市場は右往左往した。ゼロ金利政策を続けると言いながら、辛抱強く政策転換に向けて努力する・・・と、どうにでもとれるような言い回しだったからだ。
市場がどう受け止めたのかは解らないが、結果として、ダウも日経も上がり、円は下がった。

イエレン議長は1946年の獅子座で、ビル・クリントン元大統領と1週間も離れていない。ちなみに、ブッシュ前大統領とも一月違いで、全員、九紫の戌だ。
獅子座という点では、オバマ大統領も獅子座で、水面下で続けてきた交渉がみのり、今回、キューバとの国交正常化交渉を発表した。
市場を悩ませた、「辛抱強く=忍耐強く」と言う表現は、交渉の為の交渉を続けてきたオバマ大統領と同レベルなのかもしれない。(有るような無いような・・・)

火星が水瓶座で、獅子座は焦る。だから「辛抱強く」と言う表現が出てきたのだろう。
オバマ大統領も、案外、相手のハイペースに当惑しているのかもしれない。
獅子座自身も木星で、気が大きくなっているから前に進みたがっている。

が、しかし、双子座のアメリカとして考えると、土星が向かいの席、射手座に現れる時だ。
土星が向かいの席に来るということは、「昔」や、年寄りや、老獪な相手が現れることを意味している。さもなければ、誰もやって来ない。結婚している人なら生別死別であり、不人気であり、寂しい状態になる。
ただし、この状態を調和する星や人、事柄によって救われる。

双児座のアメリカにとっては、獅子座の木星は救いの神であり、獅子座の大統領やFRB議長は「気まずい」土星を活用して、むしろ、「堅実」な大人の知恵に変える。それが、「辛抱強く」ということになる。

ゼロ金利は上げるのか継続するのか、「言えれん」・・・あ、あ、言ってしまった、オヤジギャグ

 


名古屋流

2014年12月17日 | 京都&ケンミン文化

もう車を持たないから、個人的には関係ないが、ようやく燃料電池車が本格化してきた。
ハイブリッド車はSONYのフラットテレビ同様の、繋ぎのインチキだと思っていたから、電気自動車を飛び越えて、燃料電池車「ミライ」を出してきたTOYOTAに拍手を送りたい。
今や世界を席巻するハイブリッドだが、TOYOTAの本命が燃料電池車にあったのだとすれば、いずれの販売戦略も先見の明によるものだ。そして、名古屋流の商売にも感心する。

昔、大阪の日本橋でPC周辺機器を探していた。当時は「I-O」が先行していて信頼できたが、「メルコ」が少し安い物を出していた。悩んでいると、店の親父さんが、
「これは名古屋や、連中は客の足下を見て場所によって値段を変えよる」と、吐き捨てた。
こうした地域性に対する見方は、逆に、東京の靴屋で
「これは良いよ、関西モノなんかとは違うから」と言う言葉も聞いたことがある。

商都の大阪が、名古屋流の商売と反りが合わないことを知って、面白かった。
東京と大阪は、全く合わないようで、間合いの良さで、意外と通じるところがある。東京の気取りは京都と通じるが、東京にも大阪にも、気っぷの良さがある。
御徒町で、小物を大量に買おうとすると、
「業者? じゃあ計算をし直さなきゃ」と、こちらが言い出す前に卸値にしてくれた。

名古屋は、東京と大阪の影に隠れて、印象が薄いが、豊田を始めとして、大商工業地帯だ。そこにはそれなりのスタイルがあるのだろうが、やはり、よく知らない。
しかし、件の大阪のおっちゃんの話や、歴史的にも瀬戸物や信州、近江とのつながり、豊田の商法を見ていると、何となく浮かび上がってくるのは、名文より実質主義だ。

信長、秀吉、家康の天下取りも、立地条件もさることながら、実質主義によるのだろう。
信長は都の外から「権力の実質」を観て、天皇を無用と感じたのだろうし、秀吉は都で天下を取ることで、公家になることが権力の掌握と考え、家康は関東で実質的な武家の権力を確立した。
名古屋地域は、日本列島の肝臓のようなものだ。目立たないが、最も重要な立場にある。

TOYOTAの実質戦略がハイブリッド車を生み、さらに燃料電池車の実用化に歩みを進めた。SONYのフラットテレビとの違いは次のステップを見据えていたか、過去にこだわったかの違いだ。液晶などの新方式を拒否したSONYは、テレビ事業を完全に失ったと言えるが、TOYOTAは始めから次のステップを踏み出していた。それが今回の新チャレンジを可能にした。

飛行機には手を出さず、ハイブリッドから、電気、プラグインハイブリッドを飛び越えて、燃料電池にチャレンジするのも、名古屋らしい堅実性であり、豊田佐吉のチャレンジ魂が生きている。
なんだか名古屋がとても好きになりそうだ。

ところで、昔の「メルコ」は、今では「BUFFALO」として、「I-O」の倍以上の売り上げを出している。


0の認識

2014年12月16日 | 日記・エッセイ・コラム

日本列島、猛吹雪の警戒ニュース。日本列島に双児の低気圧が覆っている。948hpaは凄い。
台風も列島周辺で発生する昨今、自然の過去値が役に立たなくなっている。

獅子水瓶」で触れたが、木星、火星は水瓶座のロシアにも影響を及ぼしている。
アメリカ主導の経済制裁に加えて、石油価格の下落が資源輸出国ロシアを追い詰め、ロシアはどんどん金利を引き上げている。ロシアの金融不安が巡り巡って、EUや日本、アメリカにも、やがて影響を及ぼし、さらに世界経済を圧迫する。

アメリカの知恵の無い外交が不必要に世界経済を壊し、大国ぶりたがる中国の、これまた知恵の無い腕力外交が、不要な緊張を生み、これも経済を滞らせる。
こうした、クジラや象の大暴れに、至る所から過激派の毒虫が目を覚まし、暴れ回る。

中国は常に、自分の不正や愚行を、そっくりそのまま他人攻撃の理由にするが、「歴史修正」とか「冷戦思考」とかは、まさに中国のことであり、中国もアメリカも、冷戦構造の習い性で行動している。
オバマの経済制裁は、グローバル化の現代には時代遅れであることを暴き出したし、一世紀も周回遅れの中国に至っては、力の構造しか見えていない。

ミレニアムを迎えて10年以上過ぎたのに、あらゆる世界が、新しい生き方を見いだせないでいる。
もう、実態は次の時代が動いている。過去の習性や経験値で動いている者は取り残される。「もう、おまえは死んでいる」と言われたときは、手遅れなのだ。

大きな時代を動かすものは、常にエネルギーだ。
生き残ろうと思うなら、すべてを、0からの認識で、新エネルギーに切り替え、生活も経済もそれに併せて整え直すしかない。
日之本の日本が、そのプロメティウスの火になることを祈りたい。