やっぱり、監督だ。
このところ、もうダメなんじゃないかと思えるほど、サッカー日本代表は惨めな試合を続けていた。辞めたアギーレ監督の後を受けた、呼びにくい名前の監督は天秤座だ。
ザッケローニが牡羊座で、ハリルホジッチが天秤座。初めからこうしていれば良かったのだ。牡羊座と天秤座は対角線上の裏表。互いが目標とする価値観がある。
闘争の牡羊座は美と平和を目標とし、美と平和の天秤座は正義と強さに憧れる。
天秤座の日本が武士道を追求するのもここから来ているし、欧州が芸術を追究する動機もここにある。
牡羊座の監督が求めたことを、天秤座の監督が逆方向から埋め合わせていく。互いの至らなかったところを補完する関係だから、良い感じで向上してきた日本チームを活用することができる。
アギーレが、ザッケローニの遺産を食いつぶしかけていたところに、ハリルホジッチが、かろうじて間に合った。
素人目に、日本代表はこうすれば良いのにと思うことを、歯がゆいほどやらずに来たが、今度の監督はまさに、それを当たり前の大前提で始めた。速攻とチャレンジは本来、牡羊座のものなのに、天秤座の監督がやって上手くいく。
これは、牡羊座の監督がそこを基礎としながら、実践は知的な戦い方をするのとちょうど真逆であり、天秤座の智将が攻撃的な戦い方をして上手くいった。その能力がザッケローニによって育まれていたからこそだ。
日本は天秤座であり、天秤座の監督は本来の資質を引き出してくれることになる。
それでは、ロシア大会も盤石かと言えば、星の配置がまたも邪魔をする。
星の配置が悪いと知っていても、ファンとしては勝利を信じて応援をする。
どうか、星を克服するだけの実力を付けられますように。
ガンバレ、ニッポン!