魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

観大局観

2012年03月15日 | 日記・エッセイ・コラム

このブログを書くのは、占いの客集めや占い教室でも無ければ、アフィリエイトで稼ぐためでもない。
売名のためでもなければ、予言でも洗脳でもない。

筆休めに、どうでも良い私事も書いているが、本来の動機は、
世の「まっとう」な論理や知識とは違う、アウトサイダーである占いを通した「岡目」の視点を、知ってもらいたくて書いている。

この場合の占いとは、「学」ではなく「術」のことだ。
「学」としては、論拠とする資料も裏付けもないが、「術」として、実用の観点で物事の実体を見る視点を書こうとしてきた。
「術」は「すべ」と読むが、理屈も論理も関係なく、生きていく上で実際に必要な、手がかり「生きるすべ」とは何か、を考えてきた。

地震学者は、阪神大震災も東日本大震災も予測できなかった。
これは決して地震学者だけの失態ではない。原発も政治も経済も、そう言えば語弊があるが、むしろ人心を惑わす害毒ばかり流している。
なぜなら、社会的なよりどころとされるものが、社会に資するという目的を忘れて、自分の世界(専門バカ)に埋没しているからだ。

責任を全部政治家に押しつけて、やりたい放題の官僚も、「根拠」だけにこだわって、財源のつじつま合わせの「増税」に終始し、何一つ経済発展に資することを考えない。

銀行に商売の資金を借りに行くと収入状況を問われる。金が無いから儲ける商売をと金を借りに来た者に、返済の「根拠」が無ければ金を貸さないと言う。しかも、その根拠とは、既に実在する現金のことだ。
確かな「根拠」にこだわると、「可能性の芽」が失われる。

地震予測が出来ないのは、根拠にこだわって、大局観を失ったからだ。
優等生が動かす社会は「当たり前のこと」しかできない。
優等生とは、答えのない答案が書けない人間だ。

占いの視点は大局観だ
根拠が無くても、説明が付かなくても、現実に起こることを想定する。
横断歩道を旗を立てて渡れば安全だ、と思うのは小学生までだ。
誰でも解る理屈で出る答えなど、始めから用意された仮答案だ。
「根拠は?」「根拠は?」と、言っているうちに、M9は起こり、原発は破壊された。

動物的な常識、「大局観」で、考えれば解ることが、知識や理屈で見えなくなってしまう。

ゴミ処理ができないのに、際限も無く廃棄物を出し続ける原発
スマトラ、四川と、地球の大きな息吹を見ながら、それは日本には関係ないと思う、学者や政治家。
円高が続けば、「円高は収まらない、1ドル50円台もある」と言っていた経済学者や証券マンは、円安になり始めた途端、「流れが変わった」と、平然と言ってのける。(ハイエナ因果因縁2仕切り直し

こんないい加減な「専門家」の言うことを聞いていては、笛吹き男に連れられて、海に沈むしか無い。
かと言って、マスコミやネットの、休むことの無い「危険情報」に踊らされていれば、ストレスで死んでしまう。

真に占いが目指すのは、雑念に目を閉じ、現実を見通し、真理を看破する意識「大局観」だ。
そして、さらに大切なことは、占いそのものを騙(カタ)る「偽物を見抜く目」であり、それもまた、大局観によって遠ざけることができる。

こうした大局観は、誰かに提供して貰うものでは無く、一人一人が自分で持つものだ。
漠然と、そんなことを言いたくて書いてきたブログだが、さすがに少し疲れたようだ。

まだまだ、言いたいことや書きかけたことは際限なくあるが、
バカの考え休むに似たりだ。 どこまで行っても独り相撲だろう。

パクパク パクパク  チーン  Ω\ζ゜)


火星かな

2012年03月12日 | 星の流れに

なでしこの澤穂希が、アルガルベ杯のアメリカ戦、ドイツ戦という重要な試合を、体調不良で欠場したのをいぶかしみ、サッカーファンが「妊娠じゃないか」と騒いでいるそうだ。

バロンドールの授賞式に誰か有名選手と・・・そうなれば最高の選手が生まれるとか、「嫁さん」は誰?とか、「兄貴」のカテナチオを破れるツワモノがいたのか・・・とか、皆面白がっている。

澤は乙女座で、以前から何度も言うように、乙女座には秋から火星が入っている。病気や怪我、その他、精神的にも不調が起きる時だから、出場できなくなるような症状が起こっても不思議では無い。当然だ。

また、年齢的にも後進の育成を考えなければならない時だから、強力な相手を若手にまかせた・・・とも考えられる。

だから、妊娠説とは不謹慎だ・・・と、言いたいところだが・・・
火星は「男」の星、セックスの星だ。つまり、そういうゴォールが無いとは言えない。

ただし、乙女座とは別に、本来、あまり子供縁が良いとは言えないし、オリンピックを控えて、子供を産むとは考えられないから、???だが、この2年は取り敢えず子供運がある年だ。

やはり、世間でも、このところ体調の優れない人や、トラブル続きの乙女座が多い。
一方、牡牛座に木星・金星も入って、乙女座と相性の良い、ヤギ座や牡牛座の人は、むしろ気分のようだ。中には乙女座にも、木星・金星が影響して好転している人もいるから・・・なんとも


超大災害

2012年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム

東日本大震災から一年。千年に一度の大震災、大津波は、いかに地震になれている日本人でも、にわかには受け入れがたい。
しかし、地震だけなら、日本人は何としてでも立ち直るだろう。
この超大災害の「核心」は、文字通り原発だ。

そして、それを招いたのは、誰か個人や一企業の責任では無い。
日本人の生き様の総体であり、日本に住み、日本人として生計を営んできた一人一人の責任だ。

日本人が政治家を選び、電気を求める企業で働き、そこで稼いで、消費し、その消費でまた稼ぐ。
誰一人、原発の恩恵を受けてなかった人はいない。多くの人が原発を誇り、反対する人がいても、非常識と白い目で見ていた。

ところが、原発災害が起こった途端、国民一人一人が反省するより前に、犯人捜しが始まり、火の付いたように原発反対運動が起こった。
後も先も、これが同じ日本人であることを心にとめないかぎり、これから先も「愚か者の船」は、さまよい続けることになるだろう。

しかし一方、大自然災害と放射能の恐怖の中で、日本人以外の誰が堪えることができるだろう。誇っていいと思う。
もし、他に堪えられる国民がいるとすれば、おそらく、同じ島国のイギリス人ぐらいのものだろうか。

グローバル視野と故郷回帰
原発の問題は、技術ではない。原発は始めから発展途上の技術だ。
問題は、「欲」がそれに封印をしたことだ。
日本人の生き様の責任は、すべて「欲」にある。土建、農水、福祉・・・産官のがんじがらめの利権のアリ塚に、寄ってたかって棲息してきた。

官僚を非難しながら、一流校、一流企業を目指し、あわよくば官僚となり、さもなくば、企業で献金し、天下りを受け入れ、福祉をせびり、原発を始めとする「国策」のおこぼれに預かろうとする。
この大きなアリ塚の中で、誰一人、アリ塚を破壊しようとしなかった。

日本人はすべて被害者であり、同時に加害者だ。自らの生き方そのものを反省しない限り、この超大災害を克服する道は無い。
終戦から66年。再びの「一億総懺悔」だ。

しかし、この途方も無い事態が、未だに日本人には見えていないようだ。
単なる、巨大地震、巨大津波、原発事故レベル7ではない。あまりにも途方も無い事態なのだ。
贅沢、放蕩三昧で暮らしていたら、ある日突然、借金取りが来て、すべて差し押さえられ、たたき出されてしまった。

路上で、どうして良いか分からず、ボー然と立ち尽くしている。
こんな時こそ、甘い言葉で近づく人間には警戒しなければならない。
ハゲタカは瀕死の時に寄ってくる。

夢のような話は無い。邯鄲の夢の栄華は忘れて、ふるさとの田舎に帰ろう。荒れ果てた田畑を耕せば、貧しくとも満たされた日々が来る。
敗戦と原発の工業立国は、明治維新で故郷を捨てた時から始まった。
今、あるべき維新は、廃仏毀釈の明治維新ではなく、むしろ、仏法の江戸開闢だろう。

王政復古で律令制に帰したことが、中央集権の官僚の横暴を生んだ。連邦制を言うなら、むしろ幕藩体制だ。今さら、天皇を国家元首に据えようとする矛盾は、グローバル視野の欠如としか言いようが無い。


三人兄弟

2012年03月10日 | 兄弟関係

男の子三人兄弟がいた。長男は、その辺りでは相手がいないほど喧嘩が強かった。三つ年の離れた、次男と三男はお兄ちゃんに憧れていた。
ある日、末っ子が年上の子に悪態をついて怒らせ、脅されて逃げ帰ってきて次男に話すと、すぐ、長男に、三男がやられた話をした。

長男はそれを聞いて、
「どこにいるんだ」と、弟達を従えて、駆けだしていった。
横町まで来ると、長男は相手を見て、
「あ、あれはダメだ」と、帰り始めた。
弟たちは、なんでお兄ちゃんが仕返しをしてくれないのか、解らないまま付いて帰った。
相手は高校生で、お兄ちゃんは小6だった。

これは、子供の頃に実際にあった話だが、それを話してくれた三男は、お兄ちゃんにもかなわない相手がいることを知って、笑い話で話してくれたのだった。

その時にも、漠然と何かを感じたが、兄弟関係のことなど考えたことも無かったから、忘れていた。何しろ小学校低学年のことだ。

ふと思い出すと、この件なども、全く兄弟関係の典型だ。
お兄ちゃんは、常に、弟を従え、面倒を見てやらなければならないと思っている。そのリーダシップも、喧嘩が強くなった一因でもある。

末っ子は、自分も兄と同じように、強くなったような気になっているから、見境無く喧嘩を売る。
中間児は、見境無く喧嘩をしかけるようなことは無いが、上と下のマネージャーとして参加し、三兄弟の一翼を担って、近所ではちょっとした顔だ。
長男は試行錯誤しながら、喧嘩に強くなったので、身の程は心得ている。

末っ子は、兄が、コントロールしていることには全く気づいていない。それどころか、兄の力が及ばなかったことに、ガッカリしながら、それを笑い話として捉える。自分自身、恥をかく意識より、笑いを取った事に価値を感じるからだ。しかし、兄にとっては、かなり顔が潰れた事態なのだが、それは知らない。

この、下の子の無責任、無鉄砲は「始末は誰かがしてくれる」生い立ちから来ているが、勢いはあるので、上の子にはできないことをして、大成功をすることがある。この場合、必ず、それを支える上や下の人々がいる。

中間児は、常に№2のマネージャーとして認められ、成功する。面倒見の良いマネージャー癖は、とても親切だが、イジメの仕掛け人にもなる。とにかく、目立たないことが、得になることを知っている。

長子と末っ子は、中間児のような「賢さ」は無い。どっちにしても表だった言動しかできない。長子は末っ子の尻ぬぐいで窮地に追い込まれることが少なくないし、末っ子は尻ぬぐいする人がいない時は、あっけない最後になる。
また、ともに裏が無いから、正面切った大喧嘩をし、中間児が漁夫の利を得ると言うことも良くある。


あざとさ

2012年03月09日 | 日記・エッセイ・コラム

以前、周期の話で、またロシアブームが来るかもと書いたが、プーチンの再選により、かなり、現実的な様相を帯びてきた。(再来再見

近頃の中国は、「何とかに刃物」で、昔の軍国日本を彷彿とさせる。
中共は元来、軍事独裁国家だ。それが、パンダの毛皮をバリバリと破って、中からエーリアンのように、おぞましい姿を現し始めた。
しかも、その物言いは、「黙って言うことを聞け」と、ドスを利かせる。明らかに暴力団(軍部)の態度だ。

そのうえ、「日本が軍事化」と、国内キャンペーンまで張っている。
襲われそうになって、手を出したら、「暴力を振るうのか」と言う。
もう、言葉が通じない領域にさしかかってきた。

しかし、かと言って、中国は大国だから、戦前の日本のように、そう簡単に意思統一はできないし、基本は商と兵法の国だ。
日本のように、「鬼畜米英」と、やけくその行動には走らない。
状況不利と見れば「これぐらいにしといたるわ」と引っ込むだろう。

アジア諸国とアメリカに包囲された上、ロシアまでが背後で声を上げれば、さすがに、ムチャなことはできなくなる。

日本は、北方領土にこだわって、未だにロシアとの協力関係が築けないでいるが、ロシアにはロシアの体面も事情もあるだろう。
これまでの日本のように、筋道論一辺倒では、何も解決しない。
魚心あれば水心だ。先ずは互いの利益になる話から始めるべきで、その話が佳境に入ったところで、取引の材料にすればいい。

あざとさの裏表
ロシアが資源に頼らない経済発展をしたがっていることは、議論の余地はないわけで、儲かる話には喜んで乗ってくるだろう。
取引をする相手としては、いい加減で、強欲なところはあるが、少なくとも中国のように、生き馬の目を抜くような「あざとさ」は無い。

日本が中国に負けないくらいの「あざとさ」があれば、中国と組む方がやりやすいが、中国は明らかに、日本より何枚も上手だ。

プーチンが、日本との懸案を解決したいと言い出したことで、日本には期待する向きがあるが、相手に何も得をさせないで、「はいどうぞ」と渡すような国は無い。沖縄返還だって、アメリカの善意では無い。

一方で、プーチンが言い出した「サハリン海底トンネルを日本まで」という話は、あわよくば、日本に金を出させてシベリア開発と言うことだろうが、日本は積極的に乗るふりをして、実利を考えた方がいい。

もちろん、実際にそんなトンネルができれば、日韓トンネルより、よほど使いやすいだろうが(何しろ関係国は一国)、それは当て馬としても、日欧流通を考えるなら、日露欧と、三方得になる。

トンネルを掘るまでもなく、シベリア鉄道を新幹線、またはリニア化し、高速船ウラジオ経由で欧州とつなげば、1~3日で往来できるようになる。(昔から考えれば、夢のようだ)

北方領土交渉は、この話の過程で進めれば良いし、何よりも中国に対する大きな牽制になる。中露関係も本当のところは、日中、日露より溝が深い。

もし、こんな風な話が進んでいくなら、ロシア・ブームが再来して、ウシャンカ帽をかぶって、ウオッカを飲みながら、ロシア民謡を歌うのがオシャレになるかも知れない。


極楽ヶ池

2012年03月08日 | 日記・エッセイ・コラム

サーチナで取り上げている、中国漫画留学生の日本生活の漫画で、
「日本で暮らす心得」として、

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自分の周囲の人を信じること。周囲に「悪人はいない」と信じて、周りの人のアドバイスに素直に耳を傾ける。
規則を信じ、規則を真面目に守っているかぎり、自分の権利はすべて保障されていると考えること。
「日本社会の公平さ」を信じることだ。努力すれば、かならず成果がある。人と人との感情や自分の出身、不正な手段に頼らなくとも、努力を積み重ねれば、正々堂々と成果を自分のものにすることができる。

このように考えて暮らせば、日本で上手くいく。
日本はそういう「特別の場所」だ。
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と、書いていた。

今さらながらだが、これは中国人の正直な感想だと思った。
中国で異境に暮らすことは、周囲は信用できない「悪人だらけ」で、規則を信じて守っていると、正直者が馬鹿を見ることになり、不正、情実、立場利用をしなければ生きてはゆけない。そういう世界だ。

そして、中国だけではなく、世界とはそういう所であり、日本人だけが「正直者は報われると信じて暮らす、特別の場所」に生きている。
中国人が世界のどこでもやっていけるのは、中華街だけではなく、こういう厳しい世界を知っているからだ。

中国の外交も、やはりこうした、権謀術数の三国志や兵法の感覚に基づいている。義と謀略の世界を、日本人は義だけを信じてしまう。

今回、河村名古屋市長の発言問題にしても、何の知略もない、信義だけを期待した(甘えた)極楽発言だ。
全く同じ事は、尖閣問題の時の、前原大臣であり、何の読みも覚悟もなく、中国に絶好の機会を与えてしまった。そして目的を達成させた。

今回、南京市は河村市長が謝罪をすれば交流を再開すると言っている。言うまでも無いが、謝罪をすれば、中国の言い分を証明することになる。

発言は全くの政治センスの欠如だが、この期に及んで、絶対に謝罪すべきではない。この先の解決策とすれば、辞任するしかないが、これで辞任するわけには行かない。次の衆院選に出ることを口実に辞めるのが、どうにか体面を保つ策かも知れない。

いずれにしても、日本の政治家は、秋津島の特別の池で発生する極楽トンボだ。世界のトンボ釣りに、指先一本で落とされる。


モテメン

2012年03月07日 | 日記・エッセイ・コラム

経済学者の森永卓郎が「イケメン税」を徴収すべきだと説いて、ネットで叩かれているそうだ。
「こんなのが経済学者や教授だから、日本の経済はダメになるのだ」といった意見がほとんどだ。

しかし、この人の日頃はともかく、「イケメン経済効果」については、いつも書こうと思いながら、機会が無かっただけで、全く賛同だ。
税をかけるかどうかは別問題だが、イケメン経済効果を理解できない人の方が、むしろ日本の経済をダメにしているのかも知れない。

イケメンは才能か?
昔のテレビドラマ「パパは何でも知っている」の中で、スターになりたがる娘に「美人はそういう才能なんだよ」と、誰でもなれるものじゃないと、教えるシーンがあったように記憶している。(あまり昔なので不確かだが)

美男美女というものは、勉強やスポーツの才と同じで、基礎プラス努力によるものだから、世間で目立つものだけを追いかけずに、自分に合った才能を伸ばすべきだ、という話だったように思う。
日本のような画一的な社会で、特に学校では、価値観が限られていたから、この話は良く理解できなかったが、今は、全くそう思う。

もし、イケメンゆえに有利に金稼ぎができるとすれば、同じように努力しているライバルにとっては、相当、差を開けられることになる。

営業やプレゼンの場で、条件が同じなら、イケメンの方が、話を聞いて貰えるチャンスが大きいことは、争えない。第一、就職の面接で既にプラスになっている。これは必ずしも、相手が異性の場合とは限らない。同性でもほれぼれと言うことはある。

そんな公の場でなくても、イケメンは日常生活からして、恵まれている。
ところで、この場合のイケメンとは何かだが、必ずしも美形のことではないし、もちろん、これは男女に関わらない話だ。
美男美女には「引くような美形」がいて、モデルのように、そのもので稼ぐのは別として、あまりの美形は敬遠されるから、利益は少ない。

世間一般のイケメンとは、AKBレベルで、横町やクラスの人気者レベルが、一番、得をする。「ちょっといいな」くらいが声をかけやすい「モテメン」のことだ。

猫の首につける鈴
このいわゆる「ちょっといい感じ」の友人がいた。若い頃からとにかくモテた。とりたてて美形でもスタイルが良いわけでも無いが、食堂でお姉さんがそっと一品よけいに付けてくれるタイプだ。
彼が来ると言えば、忙しかったはずの女の子まで参加している。
ガラ空きの電車なのに、わざわざ女の子が横に座りに来る。

世間一般がモテるためにどれだけ時間を費やし、衣料美容に金を使い、中には美容整形する者までいる中で、特に何もせずに他人以上にモテるとすれば、それだけでも、この経済効果は恐ろしいほどだ。
以前、美男美女で、人生どれぐらいの利益があるものか考えたことがあるが、見当も付かなかった。

レジで、小銭がない時モタモタして、女の子に嫌な顔をされるのと、ウットリ待っていられるのとでは、ストレス健康の効果も大違いだ。
だから、森永卓郎の言うことは正論だと思う。
ただ、その、経済効果にちょうど良いくらいのイケメンとは、どこで判断できるのか・・・それが問題だ。


介護兄弟

2012年03月06日 | 兄弟関係

長子と下の子では親の介護に対して考え方が違う。このためトラブルが発生することが少なくない。
長子は親に対して概して冷たい。下の子から見ればそう見える。

長子はギリギリまで、世話を焼かないし、最低限のことしかしない。
しかし、下の子から見れば、放棄しているように見えるから、「自分がする」と、進んで介護する。

すると、長子は『ああ、お前がするなら委せる』と世話をしないか、「そんなことはしなくていい」と言って、やはり世話をしようとしない。
ここで下の子が憤慨して、トラブルになることがある。

長子が世話をしようとしないのは、主に二つの理由がある。
長子は、始めから、親の世話をするのは自分だと思っている。
子供の時には、小さな弟妹にできないことも自分にはできたから、結局、親を手伝い面倒を見るのは自分だと頭に焼き付いている。

もう一つの理由は、親と長子は対等だからだ。親は特別遠くそびえ立っている存在ではなく、越える存在として目の前にあった。
つまり、一人の人間として観察し、好悪ともに友人として見ている。

これに比べ、弟妹には、どんなに近くても、親は遠い存在であり、親の心の葛藤などはよく解らない。親は怖い存在であったり、優しい存在であったりはするが、友達のように、付き合い方を考えなければならない相手ではない。親は親であり、理解する対象ではない。

友達の看病をする時は、相手の意向を無視して、いきなり手取り足取りはしない。「・・・しようか」「何時でも言ってくれ」と、なるべく相手を尊重する。少なくとも、長子にはこの傾向があり、親に対しても子に対しても、内面を尊重して、似たような接し方をする。

ところが、弟妹型は、人間関係を「現象」で捉える。何ごとも現象に対してどう対応するかだから、老いた親は介護するのが当然と考える。
長子が、本人が言い出すか、いよいよになるまで動かないのに対し、弟妹は「現象」に応じて動く。

知った途端、行動を起こす弟妹に対し、長子の多くは若い時から親の老後を心配してはいるが、親の「老後」の線引きができない。
徐々に変化していく親に対し、『まだまだ』と考えてしまう。

弟妹型が全面的な介護を始めるのに対し、「そこまでしなくていい」とか、「ほっとけ」とか言う。弟妹型でも専門知識のある人なら介護のし過ぎが痴呆を促進させることを知っているが、一般には、弟妹型は過剰介護をする。これは、夫婦子供の病気に対してもでる。

長子が、親のことを「ボケている」と言う時は、「やや老化している」ぐらいの意味だが、それを聞いた弟妹は「親がボケ老人になった」と解釈する。

また、親の異常言動を見た時、弟妹型は老化を認めず怒り出すか、痴呆と決めつけて、ペットや人形のように接し始める。
この時も、長子は、必要最低限のことをするが、そっけなく接する。
反面、痴呆を認めざるを得ないことで、やや情けない表情になる。


またか!

2012年03月05日 | 占いばなし

オセロの中島、占い師と・・・と、聞いただけで、『またか』と、拒絶反応で、確認する気にもならず、全く見ていないのだが、あまりにも、あちこちで記事を見かけるので、中島の生年月日を観てみた。事件の内容は見出ししか知らないし、知りたくもないから、実情とはズレているかも知れないが、少し感想を。

中島は乙女座の、自動車人間ボディー。
乙女座については「嫌な感じ」で、乙女座に火星が長期滞在していることの影響を書いたが、これなど正にその現象だ。

事態は以前からあったが、火がついて「有名」になったのは、火星が乙女座に入ってからだろう。火星が自分の星座に入ると、生来の吉凶に合わせて有名になる。吉運は良いことで有名になるが、中島は生来の個性が強く、悪い方で有名になる。

おそらく事の起こりは、天王星が魚座(乙女にとっての対人)に入ってからで、土星が乙女座に入った4、5年前から悪化したのだろう。
何座でも土星が入ると悲観的で萎縮し病気になるが、特に、乙女座は病気の星だから、「自分の病気に囚われる」。日頃でも常に病気に関心があり、病気発見が趣味とも言える。その人が悲観的になった。

さらに、自動車人間ボディーは、母の星、マザコンだから、自分を守り、保護することに傾くし、保護者を求める。
そこに、自称、占い師か霊能者か知らないが、おそらくは何の根拠も無く、相手の弱みにつけ込んで自分の存在を誇示したいだけの人間に、ベッタリ張りつかれた・・・のではなかろうか。

元々、占い自体、科学時代の今日では、「何の根拠」も市民権もない存在だが、それを承知でも耳を傾ける人には、玉石を選別する基準がない。
もちろん、科学だけを信じる人には、玉石もくそもない。十把一絡げで、世に害毒を流すものだ。

その結果、「それなりに」根拠に基づく占い師ならまだしも、霊能者とか言う、「言ったもん勝ち」のような存在が、占いの存在そのものに、害毒を流すようなことになる。

科学信者にはどっちにしても滑稽だが、
占いからすれば、こうした、「カタリ」は、アジアに溢れる、便乗「パクリ」「偽物」「バッタもん」と同じで、真面目な研究を毀損するものだ。
だから、『またか』と思い、関わりたくないと思う。
その反面、「だから、真面目な占い師は必要だ」とも思う。


温故知新

2012年03月04日 | 日記・エッセイ・コラム

グラハム・ベルの125年以上前の声が再現されたそうだ。
これは、装置そのものが歴史的機器で、声を取り出せたことだけでもスゴイという話だが、この話に思った。

20世紀に残された、音声と映像は膨大なもので、こんなものまでと思う音や映像もある。
落語はCDもあるが、志ん生は滑舌が悪くなった晩年からの上、録音レベルの悪いままCD化されている。何とかスタジオ録音レベルにならないものかと思う。

映画など、リマスター版は、当時、リアルタイムで見たより、美しい感動があるが、ハリウッドではさらに白黒をカラー化している。

日本政府はアニメや漫画のポップカルチャーばかり押しているが、金を出すなら、こうした再生技術に力を入れて、日本の膨大な「紙と木の文化」の歴史的美術品を安価な製品にしたり、それをベースにした再生工芸や新デザインを売ることを考えてはどうだろう。

先年、フランスで出版された豪華な「源氏物語」など、500ユーロ弱で初版3500部も出されたそうだ。
これは民間の仕事だが、日本の出版社が海外に売り出す手助けを、国が音頭を取っても良いし、電子博物館に力を入れても良いだろう。

先代の勘三郎の舞台映像を見たが、まさに天才だ。こうした天才的な芸など、カラー化して残しておけば、当代の役者の励みになるだけではなく、芸の指標にもなるし、素直に、観て楽しい。

第84回目の今回のアカデミー賞。天王星84年の回帰の年に、第一回の「つばさ」と同じく、サイレント映画が受賞した。しかも初のフランス映画。アカデミー賞の今後(国際化)を暗示しているようだ。

サイレント映画時代は、音が記録されないのを良いことに、俳優は映像の中で、適当なことを言っていたそうだ。サイレント映画の俳優を読唇して、その通りに吹き替えをしたら面白いと思うのだが、どこかのテレビ制作か映画制作の方、いかがですか。

例えば、こういうことも、アーカイブの活用方法だし、
もう既に可能になっているかも知れないが、古い映像を活かして、「宇宙大作戦」や「寅さんシリーズ」が2~3本できるかも知れない。もっと進めば、映像を読み込んで完璧な俳優を再現できるだろう。
グレタガルボが、バルカン星人になって、スタートレックに出たりすれば面白そうだ。

しかし、近頃のハリウッド映画が面白くないのは、VFXなどのテクニックにこだわりすぎて、人間ドラマが描けなくなっているからだろう。日本企業が、心を揺さぶる商品を出せないこととも通じるところがある。

その意味で、今回、サイレント映画が受賞したのは、由紀さおりの「1969」と同じで、原点回帰が求められているということではあるまいか。
芸術も、娯楽も、モノ造りも、今こそ「温故知新」だ。


ABO国

2012年03月03日 | 占いばなし

ここでもう一度、血液型の憧れ関係を確認すると、血液型は矢印の方向に憧れる。
「A→O→B→AB→A」例:BはABに憧れ、ABになりたがる。
国タイプを血液型で見ると、O型のアメリカはB型に憧れB型文化になる。(占い人類学2

国の血液型タイプを見るとき、日本人の気質はAB型だから、日本の文化はA型になる。その日本と比べると、中韓などの大陸はB型で、AB型文化になる。

ところが、世界全体の血液型分布の実際は、ヨーロッパが圧倒的にA型で、日本を含め、アジアはB型だ。
つまり、日本はアジアの中では表面上A型だが、実際はAB型の国だから、大航海時代もA型の欧州が現れると憧れて、直ちに受け入れた。

日本からみれば、欧州は、理想が現実になって現れた上、幕末にはA型欧州人のO型方式に圧力を感じて、抗えなかった。
また、黒船当時のアメリカは、まだ欧州文化そのものだが、結局は、欧州の理想像O型に変化し、B型のアメリカ文化を築いていく。

これを、別の関係に当てはめてみると、
O型のアメリカ人は、B型の中韓人に好意的で、しかも御しやすい。
B型の中韓(大陸)人はAB型の日本やインド人に好意的で、しかも御しやすい。歴史的にも、中国は天竺インドに憧れ、蓬莱の島の日本に憧れた。
ところが、今日の現実はこれとは真逆の観がある。

しかし、この原理が正しいとすれば、色々と面白いことが見えてくる。
まず、米中は、争うように見えて、結局は、アメリカが上手く利用することになるし、中韓は日本にあれこれ言いながら、日本を上手く利用することになる。少なくとも、東アジアの状況は、そうなっている。

また、AB型の日本とO型のアメリカは、最も異質ゆえに、要領が解れば実に付き合いやすい相手だが、これも、実際、そうなっている。何ごとも現実的決断ができないAB型の日本と、現実先行のO型アメリカはいいコンビだ。

今の問題は、日本は良いつもりで、大陸にかき回され、吸い尽くされそうなことだ。中韓は日本に常に関心があることを念頭に置き、かつ、相手のことを理解できるとは思わない方が良い。大陸はこちらをあしらえるが、日本には向こうの本音は解らない。
歴史的に他国と争ってきた国と比べれば、日本はしたたかではない。

中韓と付き合うには、やっぱり、アメリカに表に立って貰うのが良いようだ。日本にとってアメリカは他人だが、最大の助っ人だから、もっと、ビジネスライクに、言うべきを言い、聞くべきを聞いた方が良い。
アメリカは親族ではないが、恋人や結婚の相手には良いかも知れない。。

ちなみに、A型欧州とB型中韓との関係も、日米の関係と同じだ。しかし、アヘン戦争、香港租借はあったものの、日米ほどに理解し合っているとは思えない。


何のこと

2012年03月01日 | 日記・エッセイ・コラム

風邪気味で4日目なのだが、夕方、何もせず座っていただけなのに突然、猛烈に肩が凝ってきた。

頭痛は風邪のせいだと思っていたので、『何だろう?』と思いながらTVを見ていたら、地震のニュース。福島沖で18:04にM5.3。
その後も、まだ肩こりが続いているので、膏薬でも貼ろうかなと思っていると、千葉沖で23:37にM5.8。
30分ほどして気づいたら、肩こりはなくなっていた。

風邪と合わさって、新手の症状だろうか、
「ほんまに、どないなってんのやろう???」

日本の地震研究は東大閥以外は、無視されているから、東日本大震災の大被害になったという説を読んだ。
電磁波の変化を観察して予知につなげようとする、非東大系のグループの研究が予算を認めて貰えなかったという話もあった。

まともな学者でも相手にされないのだから、
頭痛?肩こり? 「なんのこと?」

(そう言えば、去年の今ごろも地震が続いていたなあ・・・)