魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

カニ座1948~1954年

2006年09月28日 | 世相史観

天王星 カニ座1948~1954年  <女性星座>
カニ座は母と家庭。幼児が接する初めての他人。家庭内の情や秩序で、他人や他国を考える。外部の異なる価値観が理解できない。
母と子、食生活、庶民、水辺と港、縄張り、ナショナリズム、国は中国。

中国の興奮時代だ。
1949年、中華人民共和国が成立すると、1950年には、チベット侵攻、朝鮮戦争と、カニ座の家造りが拡大した。
中共の成立は内乱の終わりでもある。その前の天王星=蟹座、1864年には太平天国の乱が終わっている。
一般には変革内乱が起きる天王星で、むしろ治まる中国は、案外、内乱が常態なのかも知れない。
カニ座は乳房を表すが、離乳れで始まる「母と子」の関係がカニ座の人間関係だ。愛着、甘え、保護、自立の感情が複雑に絡みあう。
儒教など、中国の建前は父系だが、実際には母の発言権が大きく、女、子供、老人の世界。出自、家系を大切にするのは、よく考えると出産を前提とした母の原理で、実力を前提とする父の原理ではない。

「生きる」ことがテーマのカニ座は、何ごとも理屈より実利。種や族の保護を優先するので「子供」が中心になる。
1947年からすでに世界的にベビーブームが始まった。当然、子供用品が売れるし、映画もいわゆるジャリタレ映画全盛期で、鉄道員、自転車泥棒、汚れ無き悪戯、東京キッドなどが大ヒット。黒沢監督の「生きる」は1952年。
港町が注目されたのもカニ座時代。歌謡曲「桑港のチャイナタウン」「上海帰りのリル」など港やマドロスものがヒット。カニ座のファッションは保護とワンポイントで、帽子やスカーフが流行る。ショールの「真知子巻き」が大ブームになった。
政治では、国家の独立や赤狩り、除名など、排他的囲い込みが進行し、その中で日本独立や朝鮮戦争が起こった。


忘れていた

2006年09月25日 | 星の流れに

魚座時代の、亀ちゃんブームの話しをしたが、エビちゃんを忘れていた。

原友里は天秤だが、「エビ」ちゃんの名前は社会現象だ。魚座に天王星がいる時は、海や魚の名前の人が突然バカ受けしたり、目立ちすぎてフクロタタキにあったりする。
NHKの海老沢勝二元会長はフクロタタキにあった。
「目立つ時」は、良いことはより良く、悪いことはより悪く取り上げられるから、悪いサイクルにハマったら沈黙が賢明だ。
市川新之助も2004年十一代目海老蔵襲名。これは良い方だ。

もう一つ忘れていたのは
双子座=アメリカ=M.モンロー
世相史観で、天王星の双子座時代にアメリカが大興奮した話をしたが、
当時、マリリン・モンローといえばアメリカのシンボルと言われた。
モンロー自身、双子座で、看板は「モンローウオーク」だったが
「歩く、散歩、小旅行」は双子座の表す事柄で、それがヒットしたわけだ。

今日のニュースで、失踪の老人が見つかったそうだが、名前は「海弘」


美人のDNA

2006年09月24日 | 占いばなし

おそらく戦後生まれは、ごく最近まで、あるいは今でも、白人的な顔立ちを見ると美男美女と思うだろう。
面長、小顔、鼻高、薄い唇、引き口、二重瞼・・・。美容整形は大繁盛で、痛い思いや大金にかえても、白人に近づけようとする。近頃は情報化によって価値観の多様化がおこり、必ずしも白人的とは限らなくなってきたが、それでも、美人への努力が廃れることはない。美人であることは財産だからだ。

美人とはその文化の理想値だ。
理想値を手に入れようとする努力は、その社会の中核になろうとすることだ。進学勉強、金儲けから玉の輿・・・すべて同じ目的であり、そのことはその集団に自分の遺伝子を残そうとする行為といっても過言ではない。
ただ、どうだろう。DNAは常に変化を求めている。単一集団の単一資質が残されていくことは本来の目的ではないはずだ。

美人に惹かれる気持ちと、異邦人に惹かれる気持ちは同居する。
南の島では海の彼方から来るものは神として大歓迎されたし、インカ帝国が滅びたのも帰ってきた神のせいだ。1492年コロンブスが新大陸から梅毒を持ち帰ると、鉄砲より早く!20年後には日本に梅毒が伝来したというから、島国日本も海の彼方から来る神様が好きらしい。
島国でなくとも、海外に長期滞在してモテた人は少なくないだろう。異種、異文化に惹かれるのは自然の摂理に違いない。だから、白人に惹かれるのは戦後のアメリカナイズだけが原因でもない。

では、日本人あるいは東洋人が根底に持つ、アジアンビューティーの姿とはどんなものだろう。
時代、地域にもよるが、おそらく、黒髪、肌つや、笑顔ではないだろうか。笑顔は欧米の価値観にないアジア的「心の美」の基準として、最も価値あるものだと思う。


美人の星 ?

2006年09月22日 | 占いばなし

占いに美人の星がある。古来、その星は不変なのだが、美人というものは古今東西バラバラで決まった型がない。
所変われば品変わる。サンコンは日本人のデブに一目ぼれしたそうだし、高松塚もデブ美人。幕末に欧米人を見た日本人は「不気味」が先立ち、とても美人とは思わなかった。ところが、戦後の日本人に美人の基準を聞けば、白人的な顔立ちやスタイルを語るだろう。
つまり、美人の基準とは文化的な刷り込みによって決まるものであることは、たいていの人が納得する。
ちなみに、アメリカ人が美人と思う日本人は、日本人が見れば「どこが?」で、その逆もそうだ。そして、アメリカ人が「美人」と思うアメリカ人はあまり日本人好みでなかったりする。その逆もそうだ。

この普遍性のない千差万別の基準。太い、細い、白い、黒い、大きい、小さい・・・があるにもかかわらず、昔から「美人の星」は同じ星で、変わらないのだ!
しかも、実際その星の人にであうと、「美人だ!」と感動する。(何事にも例外はある)

いったい、われわれは何に惹かれ、美人はいかにして美人なのか。
まず、確かなことは美人は美形ではない。ただし、美形と思わせるのが美人だ。

そもそも美形には普遍性がない。
黄金比も西洋的価値観であって、しかも、多くの場合こじつけが多い。物理的美形には意味がない。
いかに、美形という幻想とオーラを生み出すかだ。
つまり、美人とは輝く人であり、その文化の求める美にすべてをマッチさせる「エネルギーと被暗示性」を持った人だと言える。美人の星とはそんなタイプの人を表す。だから誰であれ、美人への第一歩は自己暗示ということだ。
ただし、この点では、ほとんどの女性が第一歩は踏み出しているわけで・・・、街は美人であふれている。


タイが魚座で、どうよ

2006年09月22日 | 星の流れに

地域や国を星座に当てるにつき、今回、タイ=魚座はほぼ確定だ。
そもそもクーデター以前に、1997年からの通貨危機がタイに始まったことで決定的だった。そこへ、津波やクーデターが起こり、ほぼ確定したわけだ。地勢、形状からいえばインドネシアは当然、魚座だが、タイは微妙なところ。スリランカも同様だ。

1997年の通貨危機はタイだけではなく、後世、世界的ターニングポイントとなるだろう。
1997-8年、「革命や宇宙的地球観を表す水瓶座」に、主星の天王星が入っており、その水瓶座に「心理錯乱と相対性の魚座」=海王星が参入。その上、お金(宝)を表す木星まで入ったのだ。

魚座の代表は、相対性のアインシュタインだが、「為替」も相対的なものであり、さらに変動相場制には心理が影響することから、為替は魚座現象と言える。(通貨はヤギ座)

この時を契機に貨幣経済の歴史は大革命期をむかえた。
海王星だけ考えても、2011年頃から本来の魚座に入り2025年頃まで滞在する。
魚座は次世界への境界線だ。通貨統合やキャッシュレスよりも、はるかに根本的な変革が起こりつつある。
もしかすると、人類史的事件かも知れない。おそらく、通貨概念が消滅するか無意味になるだろう

さらに、海王星の影響はそれどころではない。大自然災害の到来を表す。
スマトラ大津波やハリケーンは前兆に過ぎない。人類は戦争などしている場合ではないのだが、手遅れになるまで「どうにも止まらない」猿の惑星だ。
少なくとも、一刻も早く全面的にクリーンエネルギーに切り替えるべきなのだが、それでも、間に合うのかどうなのか。 祈るばかりだ。


多!多!タイ「変」だ!

2006年09月21日 | 占いばなし

17日の<魚座考>で、「ニューハーフが人気の国タイなども(魚座に)入るのかも知れない」と言ったばかりの20日、タイでクーデターが起こったニュースを聞いた。

もう少し注意深く、タイについて研究していれば「クーデターの予言?」ということになったかも知れないが、クーデターは珍しくない国でもある。
それより、タイのことをふと思い出した時点で、すでにクーデターは進行していたことにア然。 (この種の驚きは何度体験しても懲りずにア然だ。 世相ウォツチングは ヤメラレマヘン)

タイ=魚座はいろいろ状況証拠が重なっているが、今回でほぼ確定だろう。


魚座の時代 4

2006年09月19日 | 星の流れに

魚座の季節は春だが、12星座の最後で人生の終わりを表す。癒しと休息の時でもある。
外界の音を聞く胎児と、最晩年の老人はどちらも次の世界の待機所にいるわけだ。

夕暮れは一日の終わりのようだが実は夜の始まりだ。秋分の天秤座は地平に沈む太陽のマークで、一日の反省と夜の宴の始まりを表す。
木星が天秤座の年、2005年の映画「三丁目の夕日」は、まさに天秤座の名前だが、内容はノスタルジーであり、ヒットは、大きく見ればやはり、魚座時代の現象といえる。ノスタルジーは今は実在しない過去世、浦島の世界だ。

亀も魚座だが、チョット思い出してもらえば、近頃、いかに亀の話題が多いかわかる。
あちこちで噛みつきガメが見つかるし、ダーウィンの時から生きていた亀も死んだ。これは、ペット問題でもある。犬猫ブーム。捨てられた様々なペット。熊や鹿など野生動物が町に出てくる。ペンギン映画がなぜか突然大当たり、賞までもらった。

海の話題としては、パチンコでは「海物語」がヒット。韓国では「パダイヤギ(海物語)」疑惑まででてきた。

魚座時代には魚座の業界がにぎわう。あるいは従来の店が消える。
魚座の業界といえば、薬品。化粧品。介護。写真。ペット。酒。ガス・ガソリン。水族館。
薬品チェーンやペットショップ、介護センターが乱立したが、必ず淘汰が起こる。酒販店やガソリンスタンドは商売替えやセルフ化が進行。
マグロの争奪戦が起こる傍らでは、養殖が成功。魚革命だ。

魚ではないが、海洋、宗教、動物愛護が絡み合った魚座の象徴はクジラだ。保護保護と言っているうちに増えすぎて生態系にまで影響を及ぼしそうな気配だが、一方でクジラ肉離れとか。


アホ言うもんがアホや

2006年09月18日 | 日記・エッセイ・コラム

昔は「アホ言うもんがアホや」とやり合う、子供のケンカをよく見かけた。関東ではどうだろう。近頃の子供でも言うのだろうか。

「あっかんべー」は古代からの呪術のなごりでも、「アホ言うもんがアホや」は、論理的で哲学的だ。おそらく、親が仲裁に入った時に言ったのが始まりだろう。深い教えだと思う。
人は自分の尺度で考える」という意味のことは、色々な言い方で言われている。人の思いを知ろうとすれば到達する、究極の心境だと思う。

長年の実践鑑定と対話のなかで至った感慨は「人は自分の目で他人を見る」ということだ。
「偉そうに!」と怒る人は、自分が偉そうにしたい人だ。
「かわいそう」と言う人は、自分が優しくしてもらいたい人だ。
「甘えるな」「自己責任」と言う人は、甘えたい人だ。
「僕が護る」は、護って欲しい人だ。
「あんたが大将」は自分が大将になりたい人だ。
極論すれば、全ての言葉は、その人の本音の願望の裏返しとして現れる。

人間は大人になる過程で色々なものをガマンし克服している。
自分がガマンしていることを、他人が気楽にやるのは許せない。

似たような心理で、禁煙した人の方が、始めから吸わない人より喫煙を目の敵にするものだ。喫煙していた人は、もともと吸ったことのない人より、何倍も関心が高いわけだ。

つまり、自分の関心、自分の価値観のセンサーが反応して外界を判断する。
相手は全くそんなつもりはなく、考えてもいなかったことに反応して怒ったり感心したりする。
相手にとっては「???」アッケにとられるばかりだが、本人はどんどんエスカレートする。
そして独り相撲のあげく、悩み込むことになる。
悩み事の大半はこうした自作自演だ。
問題はそれに気づけないこと、気づいても離れられないことにある。


魚座考

2006年09月17日 | 占いばなし

天王星・魚座の真っ最中だが、そろそろ次の「おひつじ座」も見えてくる頃だ。

おひつじ座は人体で言えば頭。しかし、近頃の「脳」ブームは魚座だろう。
伝統的な占星術では脳の定義はなさそうだから仮説として考えると、脳は脊椎動物以後のもので「魚」から始まる。人間の形をしていないが人間そのもので、意識の所在地であり、単独では生きられない。

脳とその他の器官との関係はどちらが支配者かわからない相互依存で、外見的にも、脳は母体に保護される胎児に似ている。占星術では、人体を頭とつま先をつなぐ輪にして、黄道十二宮の輪に当てはめる。つまり、頭とつま先は接触しているわけで、頭の中につま先が突き刺さっていると考えれば、それが脳になる???

形があって存在しないもの。存在するが形のないもの。それが魚座であり、物質と精神、二つの次元を統合するのはまさに脳と言える。
ちなみに、魚座は双魚座あるいは双魚宮と書き、紐でつながれた二匹の魚は、「母子」とも「愛とエロス」とも言うが、「物質と精神」とも言えるだろう。

占いでは森羅万象を星座や惑星の指標に分類するわけだが、日々、新しい定義や修正が必要になる。
魚座の酒、詐欺、錯乱、春は、気学九星の三碧に匹敵する。
各占いの分類法は違っても対象は一つだから、統合的見方は不可欠だ。
魚座の国の割り当てはインドネシアや地中海。ニューハーフが人気の国タイなども入るのかも知れない。日本の地域で言えば沖縄や志摩、松島だろう


魚座の時代 3

2006年09月16日 | 星の流れに

天王星が入っている星座の人や職業は世に目立つ。今は魚座の人だ。

実際に魚座の場合が多いが、他の星座でも魚座や海王星の影響が強い人も同様だ。また、魚座の表す職業の人、そして「魚座の名前」の人!
これらの人は、実力の何倍も注目され評価され、あるいは攻撃される。
84年に一度のモテモテ時代。誰にでも来るわけではない。

魚座の名前と言えば、まず「魚」あるいは魚偏、海洋生物、海や酒、春や桜・・・などの名前。「桜」の歌ブームも魚座現象だ。
「浦」も「」も魚座だ。亀井亀田亀山亀梨・・・この3~4年いろいろ目立っている。特に有名でなくても、何でこの人がと思うような人がアシスタントも含めTVに顔を出している。また、液晶テレビと言えば亀山工場のように、人名とは限らないことにも注意だ。

実際の魚座生まれのタレントで、このところ突然目立った人は・・・
長嶋茂雄を始め、中島みゆき、中島美嘉、菊川怜、相田翔子、室井佑月、ベッキー、マギー司郎、藤井隆、コブクロの二人・・・亀梨和也は名前も生まれも魚座だ。映像の魚座は元来、映りたがりで有名人は多いが、この時期、特に目立つ。仕事も増えているだろう。楽天の三木谷社長などいかにも出たがりだ。

見落としそうな魚座現象をいろいろ振り返ると・・・
♪さかなさかなさかな~の歌がヒットすると、後追いでいろいろ出たが~魚でなくては・・・ヒットしない。ファインディング・ニモは占星師が付いていたかも。
2004/7千葉の「いわし博物館」でガス爆発があった。原因説明を聞いても不思議な気がした、魚座のなせる技としか言いようがない。ガスや石油も魚座だ。
中国人が魚を好むようになり、日本に回らなくなって・・・

西を向いても東を向いても、魚、魚、魚・・・


魚座の時代 2

2006年09月15日 | 星の流れに

アメリカが北朝鮮に怒っているのは、核やミサイルよりもドルだろう。資本主義の象徴を攻撃した911も、それだけ取り上げれば不運な大災害の一つだが、偽ドルは資本主義の根幹に関わる問題であり、いわばアメリカの命に関わる細菌兵器のようなものだ。

高性能スキャナやプリンターが安くなって、偽一万円事件が流行ったのは魚座時代のご愛敬だが、国家の総力で偽ドルを造るとなれば、これは戦争行為だ。北朝鮮はどうもわかっていないらしい。

偽札も詐欺の一つだが、オレオレ詐欺やフィッシィングのように人の「錯覚」につけ込んだ単純な詐欺が横行している。結婚詐欺や映画のスティングのように手の込んだ騙しの詐欺ではない。ただし、モデルになりませんかというのは映像がテーマだから、やはり魚座時代の詐欺だ。

錯乱、倒錯といえば、ペットフィギアが大変なブームになっている。魚座の「胎児」は人間の一歩手前の存在だ。思い入れを受け入れてくれる存在に夢を託すわけだ。一方で、胎児とは囲われ養われている囚われ人である。イラク捕虜虐待事件。グァンタナモ収容所。日本では連続監禁事件、児童虐待。そして魚座時代になってようやく日の目を見た拉致事件がある。

「萌え~」も魚座。萌えるのは魚座の季節、早春だ。アニメ、コスプレ、メイド。癒しとサービスも魚座そのものの現象。「ご主人様」とは支配と従属で、これも胎児と母の関係。どちらが支配者なのかわからない関係であるところがポイントだ。
水族館、動物園の変革とブームについては、もう言うまでも無かろうが、養殖マグロから狂牛病、養鶏まで、すべて魚座現象だ。
このほか地味ながら、万華鏡や書のブームがある。墨は影が光を生む世界である。


魚座の時代

2006年09月14日 | 星の流れに

イラク戦争は当初からいろいろ言われたが、どう見ても宗教戦争だ。

魚座=海王星
光と影虚像を表し、現実と幻想の錯乱問題が起こる。
神の概念は人間の作り出したもの。その幻想を前提に争うことはエゴの争いに大儀を与えるものだ。中東問題の根は深いが、直接の原因は宗教伝説を根拠にイスラエルが存在していることだろう。恨み復讐をともないイスラムの大儀に火がついてしまった。
アメリカの持ち込もうとする民主主義も、神の前の平等の精神に裏打ちされたものであり、大局的に見ればやはり宗教戦争なのだ。
宗教問題と言えば極東でも靖国問題が起こり、中韓にも神話と歴史が絡みあったアイデンティティー問題が起こっている。これなども虚実の見えない宗教問題と言えるだろう。

「幻想、虚像」といえば薬物と関係が深い。医薬品たばこ麻薬もそうだ。
医薬品・酒販売の自由化、禁煙運動の広がり、世界的な麻薬戦争。リアルタイムでは飲酒運転が注目されている。昔からあったことが今なぜ大注目されるのか。それこそが時代センセ-ションなのだ。

「虚像」の代表は映像であることは言うまでもない。映画産業の大変質。デジカメへの転換など、84年規模の大変革期をむかえている。

魚座は12星座の最後。人体で言えばつま先末端、一つの世界の終わり、境界線を表す。竹島問題もさることながら、尖閣諸島の島名が「魚釣島」であり、中国が迎賓館の名前「釣魚台」をあてた理由は知らないが、目立ったであることに違いはない。

海王星最大の事件は、スマトラ沖地震・大津波だ。地域は海洋国家インドネシア。スマトラも大海の意味らしい。大災害の海王星時代。異常気象の象徴としては大型ハリケーンも忘れるわけにはいかない。


天王星 魚座2003~2009年

2006年09月14日 | 星の流れに

天王星 魚座2003~2009年   <女性星座>
魚座のイメージは羊水の「胎児」。人間だが自立した人間ではない、次の世界に生まれ変わる前段階、境界、虚と実、夢、支配の混乱、自他の錯乱・・・このイメージから影響を受ける分野は
映像、薬物、神、ペット、偽札、老後、介護、福祉、海洋、大災害・・・

2003年3月11日に天王星が魚座に入ると、20日、アメリカはイラク攻撃を始めた。事の起こりは2001/9/11であることは言うまでもない。
911の時点で天王星は水瓶にいたが、水瓶時代の末期症状でもあり、それは魚座時代の予兆でもあった。

天王星は爆発と革命を表し、水瓶でその影響が最も強い。アメリカ帝国に革命を挑んだ爆弾テロは、1993年にはすでに水瓶の予兆が始まり、911でピークに達した。天王星の表す飛行機によってテロ側さえ想像を超える結果となり、これで個別の爆弾闘争は終わったといえる。
なお、911の時、戦争や災害の火星は運命の星座=ヤギ座にいたが、第二次イラク戦争は、火星が一周してヤギ座に帰って来た時に始まった。
2003年、膨張の木星は獅子座=灼熱の砂漠にあって、中東に世界の目が注がれたわけだが、この時代を語るのはあくまで魚座の天王星だ。

2003/3
より、われわれは魚座時代にいる。これがただならぬ時代であるのは、海王星が水瓶にいて、水瓶座=天王星と、魚座=海王星が相互に入れ替わり、共鳴して数倍の影響を及ぼすからだ。
2003年からの大事件を振り返ると・・・混迷するイラク戦争。スマトラ沖地震。異常気象・・・すべて海王星の現象である。しかも、これらの影響は二次三次的に拡大し、宗教戦争。石油ガスの争奪戦。食糧問題・・・と、人類存亡の危機にまで広がっている。


観天望気

2006年09月12日 | 占いばなし

自然現象など、全体の雰囲気を観て、時の勢い、趨勢を察知するのを観天望気という。これを逆に用いて、良い勢いを招く自然の配置を想定し、人工物の建設を考えるのが風水だ。

観天望気と言えば難しそうだが、熟練者の勘と同じだ。スポーツの試合など監督でなくても、長年、観戦していると「あ、そろそろ、流れが変わって逆転するな」と一瞬先の光景が見えることがある。そういう勘を広げたものだ。

では、霊感とどう違うのか。観天望気は技(ワザ)だが霊感は体質だ。
技は基本的にある程度だれでも習得でき、安定している。体質は個人的なものであり何時でも同じ結果を出せるものではない。ちなみに、技としての占いは7割当たればプロと言われる。(何を7割と言うのでしょうねえ?)

霊感は動物本能から直接語るものであり、何らかの物理的な刺激に直接反応するものだが、技は人間の知能活動によるものだ。霊感が脳幹刺激なら、技は大脳の働きだろう。霊感では写真のような視覚的パターンしか表現できないが、観天望気は動画のように成り行きを推測することができる。

もちろん、霊感力を秘めた人が観天望気の技を習得すれば、そうでない人より優れているわけだが、霊感力も推察力も持ち合わせてない人が多いようで、長年勉強しても、万巻の書を読んでも体得できず、やたら博識だけを売り物にする人もいる。
そういう人や金儲け目的の人は、髭を生やしたり、仰々しいもの言いをしたり、変わった格好をしたり、立派な家にいたりして、「俗物能力」で鑑定?をしているものだ。ご用心。
ややみすぼらしい?ごく普通に見える占い師をお薦めする。
もっとも、「失業して昨日から始めました」という人もいるけれど。


何にでも当てはまる ?

2006年09月11日 | スタンス

ノストラダムスの予言が示していたのはこれだ、という諸説に、そんなことを言い出したら何でも当てはまる、という否定論が多く出た。その通りだと思う。

問題は色々あるが、ノストラダムスの言葉は正しいという前提に立った、こじつけが問題なのだ。運命を肯定するとしても、神(運命)と巫女が逆転した話しだ。

占いは暗喩だが、その言語は言葉ではなく現象だ。しかし、それを伝えたものは言葉でしかない。言葉は限定されるから意味の矮小が起こり、現象を語る言葉を文字通りに解釈すると意味不明になる。
西洋占星術で「火星と太陽の合」という現象は暗喩であって、戦争や怪我や精力に限定された個々を語るものではない。

それでも、易経などは言葉そのもので語られているが、この場合も言葉は暗喩でしかない。そして、これらの暗喩は世界経済からポチの病気まで解き明かす。
まさに、何にでも当てはまってしまうのだ。インチキとしか考えようがない。しかし、占いはアナグラムや後付の予言研究とは目的も手法も180度違う。

運気とは「時空を貫く串」であり、おそらく、ユングの言う共時性と同質のものだろう。
運気は宇宙を覆っているから、巨大から極小まで同じ色に染まっている。その色世界の内にいる者には見えないのだが、占いはその色を内から見る手段だ。
見いだした色は、山も犬も染めている。
山が噴火する現象は、犬が吠えて噛みつく現象かも知れない。つまり、多様な現象も同じ背景が影響していると考える。だから、一つの現象から別の現象を察知することは、論理的に可能なわけだ。
「桐一葉落ちて天下の秋を知る」は、単なる比喩かも知れないが、星の流れ、雲の流れに世相を悟るのは「観天望気」と言い、占いでは重要な心得だ。