射手座の土星、火星で、交通事故・事件が連続し、文字通り枚挙に暇がない。
挙げ句の果てに、中学生誘拐事件の容疑者が飛行機マニアで、「パイロット」と呼ばれていたと言うから、二の句が継げない。
また、この男の名前が「樺風」で、どういうつもりでつけられた名前かは知らないが、「かぶ」は「蕪」「株」「歌舞」「cub」を連想する。ただ、今の時期、こんな名前が世間に有名になるのは、「cub」だからと考えると納得がいく。
「cub」は通常、動物の子供で、やんちゃ坊主的な意味がある。シカゴカブス、カブスカウトなど、人格に付ける呼称もあるが、スーパーカブのように、飛行機やバイクなど、軽快な乗り物に付ける例もある。
飛行機マニアの「樺風」なら、パイパー社の軽飛行機、スーパーカブだ。
それにしても、被害者の女の子の心情を思いやると、ふつふつと怒りが込み上げてくるが、同時に、何と賢明な子だろうと感心をする。こんな賢明な子だから、当初、かえって騙されたのではなかろうか。何事も自分で考える賢明さが災いしたのだろう。
オウムやスタップ細胞に、賢い人が騙されたのは、賢い人は話しの欠陥を自分で補って聴くからだ。
射手座現象で、数少ない笑える事件は
Microsoftの人工知能チャットボット「Tay」が差別用語などの暴言を繰り返し、何度も口をふさがれていることだ。
チャット相手をする「Tay」は、人の話す言葉を模倣して、何となく対話を成り立たせるAIらしいが、朱に交わって赤くなった。
射手座は「I see」。早とちりであり、けっして、深い理解ではない。
こういう新しい機能が現れると、人間は、日頃、禁じられていることを試してみたくなる。
ビデオも、ネットも、スマホも、先ずは、エロと犯罪から普及した。
自分では禁じられていることを、他の者が、あっけらかんとやってしまう、意外性の面白さだ。日本で想像する以上に、中韓での情報機器の普及が早かったのも、抑圧社会の反動であり、日本でも、裏社会の人の方が利用の熟達が早かった。
無垢な子供がやって来ると、ゲスな大人は悪いことを教えたがる。
昔、アメリカの高校生グループと出会った時、英語は喋れるかと聞くから、少しだけ知っていると言いながら、卑語を連発すると、大受けをして、転げ回って笑っていた。
「Tay」に「暴言」を喋らせたいのも、この子供じみた面白半分だ。