中韓は、日本の戦後の発展モデルをそっくりマネして、急激に経済発展し、全く同じレールを追っかけてきたから、前を走っている日本が邪魔になり、何が何でも日本を叩き落として、その先を行こうと試みてきた。
中韓の日本叩きは、無意識のエジプス・コンプレックスのようなものではなかろうか。
しかし、中韓、特に韓国は、そのことを認めようとしないから、自分の衝動を自覚できず、日本を叩くことに埋没して、自らのエネルギーを消耗している。
中韓とも、乗った馬を殺そうとして自分が転がり落ちそうになっている。
日本のマネをしたのは工業だけではなく、日本自身が自覚していなかった文化的価値
を商品化し、韓流と称して、それなりに成果を上げた。
少し遅れて出発した中国も、工業の次は、やはり文化商品に注目し、アニメに力を入れている。これは先に行く韓国を参考にしたのか、自国コンテンツを浸透させる前に、日本のコンテンツの締め出しから始めた。まるで、ライオンの、前代オスの子殺しだ。
この手法は、おそらくそれなりに成果を上げるだろう。
しかし、中韓と日本の間には決定的な違いがある。
先ず、日本は加工貿易にモデルが無く、明治の開国から多少の幸運も交えて、試行錯誤を繰り返しながら独自のスタイルを打ち立ててきた。
さらに、中韓がモデルにする戦後の日本の再興は、軍事負担がほとんど無く、「ものづくり」と福祉に専念することが出来た。
これに比べ、韓国は南北対立、中国は自ら進んで軍事に注力している。
軍事に金を使いながら、その資金にする金儲けだけを目的にした工業やエンタティメントなど、必ず失敗する。ソビエトが冷戦に負けたのも、アメリカが傾いているのも、鎧の重さで立てなくなったからだ。
日本は借金だらけの中、アメリカの肩代わりをして軍備に金を使おうとしているが、戦後の発展から、ますます遠ざかっていく。