魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

飛行危機

2019年03月31日 | 星の流れに

射手座の木星で、交通、運輸、旅行に、問題が起こり改善されるわけだが、ボーイング機の事故が問題になっている。そして、その原因はおそらくコンピューターで、これも射手座の問題だ。

元機長の航空評論家が、「自動制御とパイロットの意思が矛盾したからだろう。こんな事故は初めてだ」と言っていたが、そういう認識だから事故が起こる。1994年の中華航空エアバスA300が名古屋で起こした大事故も、人とコンピューターの不調和によるものであり、問題の核心は同じだろう。

この当時、コンピューターに対する姿勢が、ヨーロッパとアメリカでは違うからだろうと思ったが、米ボーイングも全く同じ過ちを犯したことになる。

BOEINGは星座で言えば何を意味するのか、未だによく解らないのだが、 「737MAX8」は、737=8土星ヤギ座、MAXは最大・究極なら冥王星サソリ座、そして8も土星。 現在、ヤギ座に土星、冥王星がいる。ヤギ座はビジネスや投資、相場を表す。

木星は航空運輸を改善するが、魚座&乙女座のBOEINGを苦しめ、土星、冥王星は相場に圧力をかけることになる。


不寛容症

2019年03月28日 | 日記・エッセイ・コラム

深い漆黒の闇に包まれた宇宙空間。遙か彼方に白く輝く物が見えてきた。
近づくにつれて、首長竜の骨のような集合体であることがわかる。
さらに近づくと、白磁のカケラのように輝いていた物は、大小の白い人形だった。接近すると、明らかに宇宙服だ。しかし、のぞき窓のマスクは無く、頭部らしきものはただ丸い。
中に生命体が入っているのか、ロボットなのか、判別はつかないが、それぞれは、先頭方向に向かい、互いの手や足に捉まり合っている。
先頭部に何か推進力があって、全員がそれに引っ張られて進んでいたようだ。大きさがずいぶん違うタイプが混ざっているので、子供が交じっているのか、そういう種族なのか、何も解らない。
さらに接近して確かめようとすると、後ろから、「気をつけろ!気を抜くな!」と、誰かが叫ぶ。 突然、呼吸困難になってきた。『あ、まずい!何かあるぞ!・・・』

「ク、ク、ク・・・苦しい」、ここで目が覚めた。
このところ、花粉か、PM2.5か鼻炎か、何か知らないが、鼻水、鼻づまりに悩まされ、寝ている間に鼻が詰まって呼吸困難になった。口を閉じて寝るので、鼻が詰まると呼吸ができない。枕で首が曲がっていると、口も開かなくなるので完全に、酸素を絶たれる。
もう少しで、宇宙空間で野垂れ死にするところだった。ハアーッ

現代病
「花粉症は60才以上はかからない」という説を聞いたが、それは年齢の問題ではなく、世代の問題ではなかろうか。そのデータが確認された当時、60才以上の世代には、花粉症に当たる反応を示す人がいなかったからだろう。
現代人は全て、昔で言うところの「箱入り娘」以上の環境で暮らしている。
花粉症が出ない高齢者の時代は、子供は青洟(あおばな)を垂らすものであり、鼻水は手鼻をかむか袖ですすり、クシャミは大っぴらに天を仰いで連発し、最後に「ハックション、コンチクショウ!」と叫ぶ。それが、当たり前で、仕方がない生活をしていた。
誰も、「治す」など思いもつかなかった。そのことが免疫を身につけ、ストレスをためない生活になっていた。

現代人のように、些細な不具合を徹底的に排除しようとする生き方は、「角を矯めて牛を殺す」ことになる。環境への不寛容、人間関係の不寛容、自分の心身への不寛容、人生への不寛容・・・
昔は、子供はいっぱい生まれて、いっぱい死んだ。適性のある人間だけが生き残る社会で、一人一人が死の覚悟を抱えて生き、何事も「仕方が無い」と寛容であり、同時に、残酷に差別した。つまり、自然淘汰の中で、自ら生き残ろうとする者だけが生きていた。
現代は、社会が生かしてくれることを前提に生きている。不具合は自ら受け止めるのではなく、他者や社会に「要求」する。抗議し、裁判し、治療を求め、炎上攻撃する。自制の無い社会では、他人のことは自己責任と突き放し、無難な範囲での「優しさ」を免罪符にする。イジメや炎上と、異常なまでの動物愛護が同居する現代で、人は社会に依存することで、自らストレスやアレルギーを養って生きている。

花粉症が世に現れた頃、中学生で、春先、ちょうど試験の頃になるとひどい鼻水に襲われ、常に試験は投げていた。ティッシュペーパーの無かった時代だから、毎日、5百枚のチリ紙の束を使い切って、このときから人前で鼻をかむのが平気になった。
医者に診て貰うと、鼻炎だとか、気管支炎だとか色々に言われたが、「花粉症」という診断は無かった。今なら、問答無用で「花粉症」だったかも知れない。
だから、どんな症状であっても、いまさら「花粉症」だけは認めたくない。

症状に過剰に関心を持って、治療治療と心配をすれば、それ自体がストレスになり、免疫力を弱める。
変なおじさんは言いたい、「大丈夫だあ!」


恩知らず

2019年03月10日 | 日記・エッセイ・コラム

中国では自国の支配下にあった国が思い通りに従わなくなると、「恩知らず」だと声が上がる。手綱を切って逃げ出した馬に、餌を貰っていたくせに「恩知らずめ!」と言うなら、誰が何のために縛っていたのか、思い起こすべきだろう。全て自分の都合だったはずだ。

介護した行き倒れに殺されて、財産を奪われた・・・「恩知らず」とは、こういうマイナスの不条理を言う。
しかし、縦型社会の東洋では、自分の目下と(勝手に)思っていた者が、自分より上になったり、そこから自分が何の得もしなければ、「恩知らず」と罵る。日本人も例外ではない。
逆に、何かと言えば、行動理由に、「恩返し」と言うのも、実はこうした、打算やご都合主義の裏返しなのだが、誰も不思議に思わず、むしろ賞賛される。

「恩」の論理は、欧米人には理解しがたいもののようで、『菊と刀』の中では、日本人の特性として強調される。
「善意への恩返し」の論理は、欧米人にとっては打算としか理解できない。善意とは無償であり、それへの「お返し」は必要無い。東洋人の「恩返し」に当たるものは、同じように、善意を受けた人がする、「新たな無償の善意」だからだ。
何かをしてくれたから返すのは「取引」であり、返さないのは単なる「契約違反」だ。
洋画などで「借りは返したぜ」と言ったりするのも、善意を持てないはずの関係の相手に助けて貰った場合などで、そもそもの成り立ちが取引の一種、貸し借りと認識されるような場合だ。

スポーツ選手が、「応援をしてくれた人への恩返し」などと言うのも、いかにも東洋的で、西欧式なら、応援する人も、自分の勝手な選手への代行願望であり、選手も自分の目標のために頑張る。勝てば自分の手柄であり、応援側も自分の願望である投影感が満たされる。それだけのことだ。
「選手と応援」の関係は、応援する側が選手に何かを貸し、選手がそれに返済するような貸し借りの関係ではないはずなのだが、情緒的な貸借関係が生じるのが東洋だ。

ライオンの美
東洋の、取引と情とが混ざった、ジメジメとウエットな「恩」の論理は、国際関係の場にも持ち込まれる。それが、中国のご都合主義の「恩の押し売り」であり、首脳同士が仲良くなれば、相手の国益さえも崩せると錯覚する外交手法もまた、しかりと言えるだろう。
近頃は少なくなったが、取引の前に先ず酒を飲んで「お近づき」になろうとするのは、取引に情を絡めて、恩や義理の寝技に持ち込みたいからだ。
古い文化ほど、汚職が多くなるのは、取引や契約の論理が浸透せず、原始的な「血族や力関係の情緒」による損得勘定で事が動くからであり、中国が、途上国の支配者を容易に抱き込めるのも、中国が古代原理に生きる帝国だからだ。

情に絡んだ金には、「契約」意識が存在しないから、金を受ける側は無防備に受け取り、「いつかきっと恩返しをしなければ」と喜ぶ。だから返済を求めると、突然、恐ろしい「証文」を突きつけられた!優しさは嘘だったのかと恨む。「情」と「理」の区別のつかない社会では、「金貸し」と言えば極悪人の代名詞だった。 これはベニスの商人や金色夜叉のように、古い社会が残っていた西欧でも戦前の日本でも変わらない。
日本で貨幣経済が普及した中世以後も、金銭という「契約の象徴」が理解できず、金を多く持っている人を「長者様」として、権力地位と理解していたし、逆に、施しが無ければ恨んだ。これは、肉食獣のリーダーが先ず食べた残りを、地位の低い者が食べる習性のままだ。

「恩」や「報恩」や「忠義」は、力関係による動物的秩序の美しさであり、それを美しいと感じる心には、野生が働いている。
もとより、物事に善し悪し、上下など無い。野生回帰を追求するのか、理性向上を追求するのか、人それぞれだが、少なくとも自由主義社会とは、力による秩序を目的とするものではないだろう。
「恩」が規範になるような社会は、自由主義社会とは少なからず方向性が違うのではないか。中国が叫ぶ「恩知らず!」と、共に叫びたいのならそれも良かろうが、中国嫌いの人ほど、この「恩」を語る人が多いのは何故だろう。


米朝決裂 2

2019年03月05日 | 星の流れに

米朝交渉は、月と木星が射手座、太陽と水星が魚座の日に始まった。どう考えても、変容宮の双子座アメリカとトランプに不利であり、アメリカの敗北の可能性が高かった。
ところが、交渉後半、月がヤギ座に掛かると、ヤギ座の金正恩が勇み足を踏み込んで、さすがのトランプも堪忍袋の緒が切れて座を蹴った。
トランプの激高は、それ以前に、腹心の弁護士による裏切り証言で極まっていた。これも星の為せるわざと言える。同じ時、アメリカで、弁護士の議会証言がテレビで大注目されていたのも、アメリカ(双子座)における、射手座(弁護士)の注目現象で、アメリカ国民の興奮と、トランプ自身の激高を誘った。

双子座を窮地に追い込む星の配置が起こしたのが、米朝交渉決裂だとすれば、「不幸中の幸い」とか「雨降って地固まる」の諺の妙がある。
もし、トランプの弁護士による議会証言が無ければ、むしろ、トランプは安易な妥協をしていた可能性もある。極端な悪条件が活路を開くとはこのことだろう。人知を超えた神の采配だ。

こうなると、現在不利な星の配置での中国との交渉を、3月末に延ばしたことが、必ずしも米国に有利に展開するとは言えないのかも知れない。
そもそも、天王星が牡牛座に入ることは、中国に有利な状況を意味している。ハプニングの天王星が牡牛座で起こすことと言えば、食料や生産にまつわる想定外で、そこに、ヤギ座の金融や相場が絡んでいる。
今、天王星は一応、オヒツジ座に逆行しているものの、完全に牡牛座圏で、サソリ座の朝鮮半島が、「面食らった」のもこの影響だ。天王星は、この6日に完全に牡牛座入りする。


米朝決裂 1

2019年03月04日 | 日記・エッセイ・コラム

米朝交渉決裂で、色々と面白いことが見えた。
先ず、驚いたのは、朝鮮民族の底の浅さだ。いくら何でも、ここまでナイーブとは思わなかった。
トランプの戯れ言の世辞や、メディアの煽り立てを真に受けて、トランプが簡単に屈すると信じ込んだらしい。

北は拉致被害者の偽遺骨が通用すると考えるマインドで、金正恩が「勝負」に出て、あっさり拒否された。
韓国は、すっかり南北統合ムードで、「もう、日本なんか屁でも無い!」と、やりたい放題の日本貶しで、「お前の母ちゃんデベソ!お尻ペンペン!」とばかり、子どものような悪態を続けていたが、交渉が決裂した途端、爆発を心待ちにしていた反日の三・一節は、線香花火が落ちたような大統領演説になった。
現実を見据えた、二枚腰三枚腰の大人の外交など、どこにも無い、底抜けのお人好しで、甘えの思考だ。その上、失敗の原因は日本の「陰謀」だと、今度は日本の力量をなぜか過剰評価して、八つ当たりを始めた。

こうしてみると、韓国の反日言動は、単純な感情の積み重ねに過ぎず、日本人が腹を立てるような「魂胆」や「策略」など、微塵も無いことが解る。
街頭インタビューで怒っている日本人も、全く怒る必要などない。怒るより、笑ってあげる方がマナーというものだろう。
しかし、こんなお笑い外交でありながら、朝鮮民族は延々と命脈を保ってきた。強さや賢さだけが生きる術ではないという事だ。悩んでいるより、無鉄砲な突撃の方が弾に当たらない。一生懸命勉強したエリートより、お笑い芸人の方が女も金も手に入れる。
世界も世の中も、適材適所、それぞれの居場所がある。

怪我の功名
良識層を自負するエリート、ジャーナリストなどは、トランプがバカな取引をするに違いないと恐れていたが、トランプはビジネスマンとして、それなりのセンスを持っていた。
現代社会が築き上げてきた、良識や正攻法が通用しない古代ゾンビを相手にする時には、流儀の違う手法も、頭ごなしに否定するものでもないと、知識人は気づくべきだ。

冷戦ソ連の残影から、決してロシアを容認しようとしないアメリカは、トランプにアレルギー反応を起こした、いわゆる良識層がトランプをロシアと結びつけることで、何が何でも排斥しようとしている。これは、韓国の慰安婦問題と変わらないヒステリーだ。自分を疑ってみることができない「弱さ」でもある。
頑固に主張しつつも、「自分が間違っていたかも知れない」と思える人は、「強い」人であり、一方で、他人に言われて簡単に改める人は「弱い」人だ。
つまり、自分自身で考え、自分自身で改める「自我」を持つ人は強い人であり、情報や知識や教条を信じ込む人は「優秀」ではあるが、強い人とは言えない。
教育システムで築かれた現代は、エリート良識層に、こういう「浅い」人が多い。

今、西欧社会が対峙している古代ゾンビ国は、力と謀略を駆使して生き残った人間が支配している国だ。「常識コンテスト」大会のような「選挙」で人気した、良識人間が対決できるような相手ではない。
中国をのさばらせ、北の核を放置してきたのは、動物園の飼育係のような「選良」であり、結局、何も手がつけられなかった。野生の手負い熊には、妖しげでもトランプのようなたたき上げの猟師のほうが役に立つ。飼育係は生かすのが仕事で、猟師は殺すのが仕事だ。