魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

吉凶交替

2020年11月26日 | 星の流れに
いよいよ12月は、17日土星、19日木星と、相次いで、水瓶座に入る。実際には既に影響圏に入っており、様々な影響が見えている。(逆行の間1逆行の間2
山羊座の土星木星の影響で、カニ座の中国は対人関係、つまり国際関係で大わらわだったが、とりあえず一段落する。しかし、冥王星はまだ山羊座に残っているので、中国にとっては、西側からの非道な攻撃が続いていると思っていることだろう。
山羊座の土星木星はインドやイスラエルに環境改善をもたらしたが、大変なのはこれからだ。

一方、替わって土星木星が入る水瓶座は、前者の轍を踏み、天使と悪魔が共に訪れる。
水瓶座のロシアは、米国がロシアを理由に領空解放条約から離脱したり、民主党政権に替わったり、プーチンの痴呆説などもあって、地が固まる前の雨が降りそうだ。
水瓶座の個人では韓国の文大統領は追い詰められるが、考えを改めることはないだろう。同じ土星でも、山羊座は頑固な反面、臨機応変だが、柔軟そうな水瓶座は内面頑固で、破綻するまで方向転換が出来ない。

定着4宮の「牡牛、獅子、サソリ、水瓶」は、牡牛座の天王星に加え、土星木星が水瓶座に入り、まもなく冥王星も水瓶座に影響し始めるから、知らず知らず破綻、崩壊を招くような静かな苦難に見舞われる。
これを打開するには、それぞれの4元素の活動宮に打開の道を求め、変容宮に回避策あるいは癒やしを求めると良い。
例えば、水瓶座にとっての打開は天秤座にあるので、ロシアは日本の動きや、天秤座の分野である法治主義と積極外交に活路を求めるべきだが、これには痛みを伴う。何となく空気を良くしたいのであれば、双子座のアメリカに積極接近するか情報操作する方が負担が少ない。
同様に、各星座の個人も、自分と120度にある星座の、人や事柄によって活路が開ける。

一方、逆に、水瓶座の土星木星は、天秤座の日本や、双子座のアメリカにはチャンスになるので、これからは積極的に事を進めるべきだろう。
現在苦難の始まった定着宮のように、日本は過去、山羊座の冥王星、土星木星、牡羊座の天王星と、約十年にわたってかなり苦しい時期を送ってきたが、それが一気に逆転に転じ始めている。
チャンスを活かさず、「ボーッと」している人は、行き過ぎてしまった後で、「特に何も良いことはなかった」とぼやくことになるだろう。

ライター

2020年11月20日 | 日記・エッセイ・コラム
近年、マッチをほとんど見なくなった。使い捨てガスライターが普及し、子供が使うと危険なので、着火レバーを堅くするほどの「日用品」になった。
しかし当然ながら、ガスが無くなると捨てるしかないが、これが不安でしかたがない。ガスが残っていても、邪魔だから捨てる人もいる。落ちているガスライターもよく見かける。着火レバーでなくても火は簡単につく。
危険極まりない上に、資源の無駄、環境汚染の一因になる。

使い捨てガスライターと言えば、もはや百均の代表商品になったが、百均にライター用補充ガス缶が並んでいるのを見て、今でも、金属製のガスライターを使っている人がいるのかな?と不思議に思った。使い捨てガスライターには注入口が無いからだ。
注入できるプラスティック製のガスライターを検索すると、アウトドア用品として多数存在する。なるほど、「ガッテン!」。
しかし、最低でも600円以上する。これには、「ガッテン!」できないので、また百均巡りをしてみた。すると、セリア、ワッツなど、キャンドゥ系と思われる百均には「繰り返し使えるガス充填式!」のライターがあった。もちろん百円で。

充填式とそうでない物の違いは、注入口が有るか無いかで、充填式には初めから底に穴が開いて、ガスの注入ノズルが差し込めるようになっている。
充填できないライターには穴は無いが、よく見ると、カバーの内側にタンク部があり、その底に、ガスを注入する金属製の注入口が付いている物がある。これなら、外側のカバー部に、穴さえ開ければ充填できるのではないか。

そこで、これまで、何となく不安で、捨てていなかった空ライターが溜まっていたので、点検してみると、火口ノズルが長いタイプの半分ぐらいに注入口が見える。
早速、自己責任で、鉄工用の5mmドリルで、底の、丸く見える注入口の真上(真下?)から穴を開けてみた。
すると、アルアル!何か、見てはイケないものを見てしまった!?
恐る恐る、ガスを注入すると、一瞬で充填された。
これまた、恐る恐る、着火レバーを引いてみると、当たり前のように火が付いた。
「よーし!」
これで、着火石が摩耗するまでは使える。石も売ってはいるが、これ以上加工するのは危険だから止めた方が良さそうだ。
ガスが残っているうちに石が摩耗したら、出し切るか、スプレー缶の穴開けを使ってみよう。
なお、注入口の有るものの中には、外カバーがメガネ用精密ネジで開き、注入口が利用できるものもある。

注意
よい子は、決してマネしないで欲しいのだが、大人も完全に自己責任ということで、

●空になった注入口内臓のガスライター。ライター用補充ガス缶。鉄工用の5mmドリル。差し替え式ラチケットドライバー・・・すべて百円、を用意する。
●ライター底部に見える注入口の真上に、ドリルの先端を正確に当て、垂直に回す。
電動ドライバーだと、勢いの弱い電池式でも、貫通する瞬間、ドリルの先端が自分で食い込んでしまうので危険。したがって、電動を使う場合は、最初の位置決めにとどめ、手で回して貫通する。
補充用ガスには、各種の補助口が予備に付属しているものもあるが、基本的に元のままで使える。
★そもそも:百均ライターでも注入口があるなら、全て充填口を開けておいて欲しいが、商売にならないか。


P.S.
後日、ダイソーでも充填式ライター百円を発見。ホームセンターでも260円で売られていた。

柄杓の水

2020年11月15日 | 日記・エッセイ・コラム
子供の頃、少なくとも1960年代までは、若者にありがちな行動を、「はしかみたいなものだ」と言った。
はしかは子供が一度はかかり、通過儀礼のように、免疫をつける試練と考えられていた。だから、近所の子供がはしかにかかると、子供を連れて、「移してもらいに来ました」と訪問し、一緒に遊ばせていた。
50歳以下の人には信じられない、とんでもない話だろう。

はしかにかかわらず、病気に対する態度は今と昔では全く違う。今の人は、病気は治るものと思い込んでいるから、死ぬかもしれない病気を極端に恐れる。
昔の人間も恐れてはいたが、日常に死があふれていたから、「不治の病」には諦めがあって、死生観がまるで異なっていた。
現代人のように、不治などあり得ないとは思わず、不治と聞けば嘆いて諦めた。もちろん医療訴訟などもなかった。
だから、死んだ人より治った人を見て、病の程度を判断し、治る病なら前向きに考えた。
はしかも「かかった方が良い病気」と考え、仮にそれが原因で死んでも、元々、弱い子で、運が悪かったと諦めた。通過儀礼は死を賭けるバンジージャンプのように、毎年死者が出る祭りと同じ世界であり、死を恐れては決行できない。

昔は、「人は死ぬもの」であることを、誰でも心の底まで解っていたから、生きている事実を大切にし、生きることに前向きな人だけが、受け入れられる社会だった。
死ぬのは仕方がないが、病人であることはどんな病気であれ、威張れることではなかった。今とは真逆に近い価値観、諦めと前向き、差別と優しさの世界があった。
例えて言えば、穴の開いた柄杓で水をすくうか、少しも水を漏らすまいと穴の修理にこだわるか。前者なら重労働だが火を消せる。後者は場合によっては間に合わなくなる。どちらが正しいかは解らない。

WHOは12日、はしかによる死亡者数が去年、世界で20万7500人にのぼったので予防接種を怠らないよう呼びかけた。
発生以来、約一年で、新型コロナによる死者は130万人余。はしかの6倍以上だ。しかし、はしかにはワクチンがあって、この数字。新型コロナは治療法もなくワクチンもなくてこの数字だ。
年齢、環境、余病、いろいろ条件は異なるから、比較の対象にはならないかもしれない。
ただ、はしかを恐れなかった昔なら、もちろんここまで情報が行き渡らないし、仮に状況を知っていても、ここまで震え上がって、すべてが停止するようなパニックにはならなかっただろう。これは死生観の問題だからだ。

背後の神

2020年11月12日 | 日記・エッセイ・コラム
アベ&トランプ時代は、面白い時代だったが、空騒ぎの記憶になりそうだ。
日米共に新リーダーになった。こんな時に、既に安倍政権でなかったことは幸いだ。遠慮なくお祝いできる。

ところで、前政権のような恋人外交は無いとしても、管&バイデンの相性はどうだろう。
年の差はあるが、ともに高齢者。自動車人間ではどちらもボディーで、地味なナンバー2タイプなので、共感できる。
また、実際に会えば、生理的に非常に相性が良い。いわゆるケミストリーが合う関係だ。かと言って、お友達外交にはならない。良く言えば君子の交わり、合理的な大人の実務外交になるだろう。
有利不利の観点では、管総理の方が有利で、手の内を読まれない。

宣教師との交渉
もっとも、どんな相性であろうと、バイデンはプロの政治家、おまけに日本には伝統的に冷たい民主党だ。しかも、民主党は中国には盲目的に恋をする。本当に不思議だ。

冷戦の敵ロシアを30年後の今も敵視し、民主党寄りのハリウッドもメディアも、ロシアを白い目で見る。日本も80年前の敵だったせいか、妙によそよそしい。なにしろ日本には未だに古代エンペラーがいて、エキゾチックアジアではあるが、民主党の理想にはそぐわない。
これに対し、北朝鮮やベトナムとは戦争をしたが、中国と直接戦争したとは思っていないらしい。現実がどうあれ社会主義に夢を見ているのだろう。ハリウッドもニンジャやサムライ、ゲイシャには興味を示しても、現代日本は皮肉の対象だ。一方で、中国のプロパガンダ映画には無批判に協力する。

民主党の潜在意識は、同じエキゾチックアジアでも、日本こそが忌まわしいクリンゴン帝国で、朝鮮戦争も、帝国日本の残党狩りだったぐらいに考えているのかもしれない。
むろん、民主党支持者にも多くの日本ファンがいるが、それはエキゾチックアジアとしての日本であって、芸者は盟友にはならないと思っているのかもしれない。

弱者の論理武装が専門化すれば、進歩的文化人に変わる。
貧困層や労働組合がベースの民主党が、学者やメディア、ハリウッドやIT成功者の理想を代弁する宣教師に変わって、オバマに代表される、きれい事ばかりの党になった。
それに異を唱えたのがトランプだった。トランプは政治家ではないから、カッコ良い大統領ではなかったが、「王様は裸だ!」と言った。それに、アメリカの半分が納得した。

進歩的文化人は、自分の信じる世界しか信じない。日本でも、静岡県の川勝知事が管総理のことを「菅義偉という人物の教養のレベルが図らずも露見した」と切り捨てた。
人間心理として、差別はいけないと叫ぶ人ほど、その人の心に差別意識が眠っているものだが、自分を教養人と思っている人物の視野のレベルが図らずも露見した。人間の能力や度量や視野は、ペダンチックな次元で測れるものではない。

偽善者とは、相手を欺そうとする人のことではない。自分の神(夢や理想)を信じ、自分こそが使徒であると信じている人のことだ。宗教戦争は偽善者同士の争いだ。
共産主義はまた他の神を否定する。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、共産主義・・・そしてオウムまで。なんと多くの血が流れたことか。
信長、秀吉、家康と、宣教師の魂胆を、よく知りながらも利用した。

ドタンバ

2020年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム
ショートケーキと納豆。iPhoneとアンドロイド。バイデンとトランプ。
一長一短のある究極の選択は、メディアの判定で決着したが、メディアはまたも信用を落とした。

トランプは、1-0でリードしていた試合を、9回裏2アウトで、満塁にして引っ込んだ。トランプには勝算があったが降ろされた。投手が尽きて出てきた押さえのバイデンは、来季戦力外通告された往年の豪速球投手だが、皆、ハラハラ、ドキドキだ!
一方、バッターボックスの習近平は、実は下痢をガマンして構えている。守りでもエラーをしてしまった。苦し紛れに脳裏に浮かぶのは、名誉挽回の派手な一発だ。
アブナイ、アブナイ

バイデンの勝利宣言は、いかにも定番のアメリカ大統領で、世界中をホッとさせた。
トランプ時代を悪夢だったという人は多い。まさにその通りで、トランプによって、世界は見たくないものを見てしまった。
長い歳月をかけて、取り繕ってきた世界の体裁を、トランプは一気に引き破り、中から中華帝国のゾンビが飛び出してきたのだ。
もう、悪夢ではない。現実だ。世界は本気で対処しなければならないことに気がついた。これだけがトランプの功績だ。
幸い、ゾンビの力は完全ではない。世界中が結束して押さえ込めば、まだ間に合う。
ドタンバのバイデン。爺さんがどこまで老獪か、世界は期待半分、心配半分だ。