魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

2007年回顧

2007年12月31日 | 星の流れに

有馬記念は不思議に、その年の現象を象徴する名前の馬が勝つ。
今年の木星の射手座は風をあらわす。「千の風」もベストセラーになったし、当然、風の名前の馬を探したが無かった。

スカーレットやレッドは、サソリ座の名前として挙げた、サソリ座は火星や冥王星の「闘争」「戦争」「血と炎の赤」を表すからだ。
しかし、スカーレットは「風と共に去りぬ」のヒロインだ。
「占いと競馬2」でも、名前の重複のことは触れた。
したがって当然、本命は「ダイワスカーレット」になる。

しかし、スカーレットは2着。1着は「マツリダゴッホ」だった。

ここから競馬を離れ、逆説として、2007年とは何だったのか考えてみたい。
防衛省。消えた年金。与野党逆転。農水相自殺。銃問題。首相の突然辞任。相次ぐ偽装問題。アメリカの対北朝鮮急転換・・・

なるほど、そうか!
今年はバカげた「お祭り騒ぎ」ばかりで、何もはかどらなかった。
年末には株価も結局下がった。
そういうことか!

しかし、もう一つ重要なことがある。ゴッホは猟銃で自殺した。
考えてみれば、農水相の自殺は案外、今年のターニングポイントだったのかも知れない。
銃問題・・・賞味期限では死なないが、銃は死ぬ

占い的には、もう一つ考慮すべきことがある。
ゴッホも牡羊座で、国枝栄調教師も、海老名騎手も牡羊座だった。
(海老名正義騎手は3月19日で、一応、魚座だが、ほとんど牡羊座といえるし、名前も海老名で魚座だが、正義は牡羊座で、ギリギリの魚座という誕生日の現象を名前が実現している)

2003年からの魚座の天王星は、そろそろ、牡羊座の影響が出始めているようだ。


関西弁は怖い?

2007年12月29日 | 日記・エッセイ・コラム

近頃、東京の若い人は「関西弁は怖い」という。これは漫才ブームが作り出した関西文化の浸透の結果だ。

ほんの30年ほど前までは、関東人にとって、どんな怖そうな関西弁の脅しも「お笑い」だった。
もちろん関西人は、関西弁の脅しを怖いものとして育っているから怖がっていたわけで、それを、漫才ブームで「怖いで、怖いで」と話題にしているうちに、関東の若い人達も怖いものだと思うようになり、関西人の視点で見てみれば
「ホンマ、お~コワ」ということになってしまったようだ。

笑い、恐怖心、性的興奮などは、学習によって身につけることが多い。
自分も経験した「痛い」怪我を他人がすると、自分も「ギャッ」となる。経験のないことには「たいへんだね」程度の感情しかわかない。

昔、痛い話しを聞いて「尻が震える」とか「肛門が縮んだ」とか言う人がいるので、どんな感覚だろうと、痛い話しの時に肛門に注意していたら、本当に縮むようになって、もう習性が治らなくなってしまった。人間、よけいな経験や学習はするものではない。

関西弁が「怖い」につながるようになったのは、映画の極道シリーズもあるのかも知れないし、TVでサラ金取り立ての録音テープが流れたからかも知れない。

関西の漫才で、
「東京弁のへはせいがない『あ、へ、しちゃった』ゆうても、何の臭いもせ~へん」と言うが、
逆に、一昔前は、関西人が「こりゃ、ワレ~・・・」みたいな啖呵を切っていると、関東人はキョトンとしている。言われていた人に後で聞いてみると、「よく解らないけど、吹き出したいのを我慢していた」と言いながら、本当に吹き出した。

東西話でいつも、日本文化は西から東に押し寄せると言っているが、
アピール上手の西の文化は、お色気から「恐怖」まで売り込んでいるようだ。


ウソの38(サンパチ)

2007年12月28日 | 日記・エッセイ・コラム

人がウソをつくとき、数は、とっさに「3」か「8」が出ると言われている。
根拠のない数は、少ない方が「3」で、多い方が「8」だ。
だから3・8の数が出でたら、聞く側は良く注意する必要がある。
「適当なことを言っているのではないか」と・・・

消費税は突然「3%」で始まった。今回は、色々理由をつけているが「8%」位でと言いだした。
消費税賛成派の目から見ると、「もっとマジメにやれ」だ。

消費税がいかに良いものかということを本気で宣伝せず、
消費税を導入するための、他の税との兼ね合いもつけず、
もとより、税制とその使途についての抜本的な改革などつゆほども考えない。
だから、「ナントカ目的税」とか何とか言って、国民をいかにだまして金を捻出しようか、ということしか考えない。
まったく、「ウソの38野郎」どもだ。

日本人は何かと言えばルールを作りたがるが
ルールの運用については全く理解しない。
ルールを遵守することが形骸化となり、是々非々の柔軟な活用ができない。そのくせ、拡大解釈は限りなく膨らます。
拡大解釈とは、枠の中のごまかしであり、形骸化ゆえに起こることだ。
遵守とはむしろ、枠にとらわれず、本来の「志」を守ることにある。
ルールが形骸化すれば、スキだらけになる。融通の利かないルールのもとでは、利権や賄賂が生まれ、それが現実を動かしていく。
東洋に賄賂がはびこるのは、ルールを人間の道具と考えず、自然環境のように見ているからだろう。

今の政治家は、議会制民主主義というルールにたかる寄生虫になっている。
国や世界をどこかに導いていくのではなく、あたかも政治をしているような顔して適当にお茶を濁し、仕組みを利用して職に喰らいついている。
民主主義という木を育てるのではなく、葉を食い散らかし、後に造花の葉を付け替えているだけだ。見た目は緑の大木だが、偽の葉をふるい落としてみたら、一体どんな姿をしているのだろう。
むしろ逆に、生の葉が枯れ落ち始めた今、その姿が現れ始めている。青々とした偽の葉が。


見える見える

2007年12月27日 | 日記・エッセイ・コラム

あなたの周りに、こういう人はいませんか

元気が良くて朗らかで、すぐ落ち込んで泣くかと思えば、血相変えて怒り出す。喜怒哀楽が服を着て歩いているような人。
目立つ人とすぐ友達になり、人が集まれば必ず参加。いつの間にか関係者になっている、お祭り人間。

叱られると、オーバーに反省したり、逆に陰で文句を言ったりするが、叱られた内容については理解しないから、何度でも同じ事を繰り返す人。
失敗すると落ち込むか、他人のせいにするが、すぐ違うことを始めて失敗を忘れ、また同じ失敗をする人。

不満があると、まず、文句を言うが、どこまで行っても「お互い様」という発想のない人。
親しい人が、立場を失うと見向きもせず、時には周りと一緒になって誹謗する人。
スターや有名人に憧れるが、スキャンダルが起きると、怒ったり笑いものにしたうえ、人気が無くなるとコロリと忘れてしまう人。

プロスポーツ選手に「へたくそ」と言う人。

他人をマネしても無自覚で、自分オリジナルのつもりで、しまいには、マネをされたと言いだす人。

他人のことはボロクソに言うが、自分のことを言われるとカンカンになって怒り出す人。

今まで挙げた、こういう人達が嫌いで、許せないと思う人。

ここまで読んで、一度も自分が思い浮かばなかった人。
「もしや自分に当てはまるだろうか」とは思わなかったとしたら、
つまり、これは他人から見たあなたです

また、もし、自分のことだと思ったとしても、
これは悪意のある嫌みだなと思った人や、自分に当てはまるなあと、笑ってしまった人も、そのとうり、あなたです。

でも、これを読んでいるあなたは、これにあてはまるような自己喪失人間ではないと信じて、安心しています。

それにしても
世の中、こんな人が多過ぎますな~あ。

マスコミの話題に一喜一憂し、カウチポテトで突っ込みながら、しまいには、TVやマスコミを非難し、「まさか」自分がそのネタになるとは考えたこともない人達。

TVで「まさか自分が取材をうける側になるとは・・・」と話している人を見ながら、『アホや』『バカじゃないの』と突っ込んでいる人。

ガマの油
いまやTVは受像器ではない。観ている人を映し出す鏡だ。
映像は情報ではなく、観る人を画面に引き込み参加させ、そこに「偽」という字を映し出す「カラクリBOX」だ。
観る人が主体なのか、映像が主体なのか、合わせ鏡のエンドレスのように、実像を虚仮にしていく。
TVだけではない、あらゆる情報媒体を通して、「知ったかぶりの無」の社会が拡大している。
知れば知るほど、見れば見るほど、虚像は増える。
そして、鏡の社会は石一つで崩潰する。

一朝事あれば、何事であろうと、どの国であろうと、国民の総意は九割前後に達する。問題は何を持って「一朝事ある」とするか。
自己喪失社会は富士川の平家だ。独り独りが構成員の自覚がない集団は、鳥の羽音で瓦解する。
それこそが、毎日TVがわめく「驚くべき」「恐るべき」ことなのだが、毎日聞くと、オオカミはいないと思うようになる。
すっかり安心している所へ、チワワが現れるとパニックになる。

「集団の総意の九割」に属さない残りの一割には、ドロップアウトと覚者がいる。
しかし歴史上、非国民はいても、興奮集団を止めることのできた覚者はいない。


UFO

2007年12月24日 | 日記・エッセイ・コラム

近頃、突然。UFOでにぎやかだ。
UFO発見は1947年。ちょうど今年で還暦になる。つまり、同じ干支の年に、同じ話題が出ているわけだ。
これは干支の60年サイクルと、土星30年のサイクルと重なる。ただし、空騒ぎだろう。
UFOの正体が現れるのは、今から25年先になる。
「天王星の84年周期」で話したように、84年のちょうど真ん中の42年目には、捕まった宇宙人写真など、一つの答えがでたが、やはり、完全な答えが出るのは、84年目頃だ。

UFOと言えば、昭和34年頃だったと思うが、見たことがある。
UFO遭遇を大変なことのように言う人がいるが、四六時中、空を見ていれば誰でも遭遇するだろう。特に霊力が付くとか、宇宙人とコンタクトできるようになるとか、ということはないと思う。
だから、自慢するようなことでもないし、第一、証拠がない。嘘だと言われれば、それはそれでいい。

そのUFOとおぼしきものは、夏の夜八時頃、花火をしようと川の土手に上がろうとしている時、背後の民家の軒の上から現れて、ゆっくりと土手の向こうに移動して行き、見えなくなった。
先に行った友人に聞いてみたが、だれも見ていなかった。
まず言えることは、絶対に花火ではない。
軒の上に現れた時、頭が混乱してボーッと見ていた。
月より少し大きめの、オレンジ色に輝く正円が音もなくゆっくりと動いて行く。
後で、『あれはUFOだろうか』と、思ったが何の証拠もなく、以来、それきりになった。
特に、確かめようとも思わない。宇宙人はいると思っているから、水掛け論はしたくない。

いつも、ボーッと上を見ているせいか、この他にも、人生上、2回。人工衛星の落下ではないかと思うものを見た。
昼間、空の高見から、マグネシュウムが燃え落ちるように、垂直に相当長い軌跡を残して、バラバラという感じで落ちてくる。人工衛星が落下するなら、シャトル爆発のように横に航跡を残すと思うのだが、垂直に落ちてくるから、何なのかわからない。決めつけたくないから、ただ不思議だ。
もっと不思議なのは、2回とも目撃騒ぎがなかったことだ。見る位置と反射の関係で、どこからでも見えたわけではなかったのかも知れない。

最近、滋賀県だったと思うが、飛行機落下騒ぎがあって、結局、地上には何も発見されなかった。多分、同じような現象だと思う。

とにかく、まっすぐ前を見て歩いてないせいか、お金もよく拾う。
仏道では、僧は小さな命を踏みつぶさないために、下を注意深く見て歩かなかればならないのだそうだ。


左右

2007年12月20日 | 星の流れに

占いで「変革が起こる」とは、左派や革新派に変わることではない。
一つの安定状態が変わることを変革・革新と言う。
長期の「革新派」政権が保守派政権に入れ替わることなどは、まさに「変革(革新)」だ。
ただし、時代が革新的であるか保守的であるかは「変革」への「動き」ではなく、単に時代のカラーやムード、傾向のことで、多くの人がそういう気分になる。

12星座の男女宮では、男性星座に惑星が来ると革新的になり、女性星座は保守的な傾向になる。
特に、天王星が男性星座に来ると自由や権利が強調され、女性星座に来ると秩序や義務が強調される。
人も時代も、男性星座は観念的で、女性星座は現実的だ。

現在は天王星が、魚座の女性星座なので、全体には保守的になり、懐古的になり、閉鎖的でナショナリズムなどに走り、異文化や新しい価値を拒否するようになる。
今現在、そういう時世にいると、あまりピント来ないが後になると良く解る。

ただ、天王星が男性星座に入っても、もっと大きな冥王星のような周期のもとにあるときは、後世の歴史時代で見れば、必ずしも革新とはならない。

だいたい、保革とか、左右というものは、理系か文系かのような、無理な線引きで、大正デモクラシーから天王星が一周している間の流行りのようなものだ。84年の周期が終わりソ連が崩壊したことで、そういう分類法は終わっている。


年始?2

2007年12月19日 | 星の流れに

今日、木星が山羊座に入り、あちこちでいろいろな変化が起こっているが、良いか悪いかは立場の違いなので、単に惑星の現象だけで見てみたい。

今起こることは、基本的に一年を暗示している。
いちいち枚挙するより、ニュース報道を見てもらえば良いと思う。

農業・官僚組織=乙女座の土星
福祉医療=魚座の天王星
これら滞っていた問題に、一定の解決が図られる。
また、サソリ座や牡牛座にも好機が訪れる。
(こちらは今すぐではない)
サソリ座=朝鮮半島、警察、生死問題
牡牛座=食、グルメ、収入、美

一方で、カニ座は相手の出方に自分を失う。どうなっているか分からない状態になる。(去年からの双子座やアメリカの二の舞になる)
カニ座=福田首相、ブッシュ大統領、イタリア、大阪、N.Y.、中国、流通業

また、がんばった射手座は始末に追われることになるだろう。

昨日から偏頭痛で、また地震でもあるんだろうかと書いている最中に、アリューシャンで地震。
太陽・水星・木星・冥王星が火星と180゜になっているので、当然だが、土星や月で調和がとれていたので被害はなかったようだ。
エネルギー放出したのか頭痛は治まった???
このところ、2~3日、世間でも衝動的な殺人や自殺が多かった。


年始?

2007年12月18日 | 星の流れに

いよいよ明朝、19日、木星が山羊座に入る。おまけに、乙女座の土星が逆行を始める。悪い兆候ではないが、時代が変わる。
(正直なところ、よくチェックしてないのでこれから見てみたい。正月に書く年賀状みたいだ)

「ブログ書いて儲かるんですか」と聞かれた。
今のところ、アフィリエイトも何もしてないので、全く儲けとは関係ない。
儲けるつもりなら、アフィリエイトなどあらゆる仕掛けをつけて、刺激的なキーワードを満載し、コメントフリーにしておけば、きっと儲かるだろうが、そういうつもりのブログではない。
だから、媚びるつもりも、刺激するつもりもない。ただ正直に書いていこうと思っている。

なるべく公平な観点で書こうと気をつけてはいるが、「朝起きてご飯を食べて寝ました○」なら、書く必要はないので、
時には、読んでもらっても、腹を立てる人や、バカにする人もいるだろうが、刺激することが本意ではないので、バカにして笑い飛ばしてもらえば有り難い。

世の中にはよくもこれだけ違う考えの人がいるものだと、驚くが、自分もその一人なのだろうと思う。
その上もっと面白いのは、これだけ違う考え方や生き方があるにもかかわらず、歴史や時代が単純な形におさまることだ。


獅子身中

2007年12月17日 | 日記・エッセイ・コラム

もう、40年も前になるが、
友人に、「ガンの原因はストレスだと思う」と言ったら、特定固有の原因と固く信じる友人は、何年経っても、会うたびにガン原因の最新情報を持ち出してきた。
この友人に何度、意味を説明しても結局わかってもらえなかった。というか、わかりたくなかったのだろう。
一言で言えば、「総論ストレス、各論喫煙」のようなことなのだが、会うたびに新しい各論を列挙された。

当時、すでに占い的「直観」でものを見始めていた目には、「ようするに」ガンも「病は気から」に通ずるもののように思えた。

自然や命は計測不能の要因で構成されており、各々が絶妙のバランスで成り立っている。各部の小さな消長や乱れは常に起こるが、相互が補い合って全体が維持されていく。そのバランスに、度を超えた刺激を続ければ、耐えきれなくなってついに崩れる。
その、バランスを保っている力が「気」と言われるものだ。

欧米的な「魂」が、体の中に宿る人格のようなものなのに対し、「気」は体を充たす水のようなものだ。体内にも体外にも存在し、関係しあって体を支えている。
つまり、人体と自然とは一体であり、そのバランスを崩せば、さらに大きな上位のバランスを保つために、バランスを崩した単位の内部に消滅要因を自生させ、自滅させる。(ネクローシスが実はアポトーシス)
だから、バランスを復活させることなく、病と闘ったり叩いたりすることは根本的にむなしく思えた。

気の段階と病になった段階とは次元が違う。
病になれば、気だけではどうにもならないが、気を完全に無視した闘病や治療は、賽の河原の石積みだ。手術は成功した、だが患者は死んだ・・・のような、治療のための治療となり、モグラたたきとなる。

気を復活させることと、病と闘うことは、似ているが微妙に違う。
前者は謙虚になることだが、後者は無反省のまま、さらに偏っていく。
「ガンと闘う」という考え方が嫌いなのは、いかにもアメリカ的発想だからだ。テロと戦うと言って、さらに火を大きくした発想に通ずる。
ガンは理解し手なずけ反省をすることが先決ではないかと思う。それでもダメなら叩くべきは叩くは当然だ。取り締まりはしても戦争はできない。
彼我、正邪を単純に峻別できないのがガンとテロだ。汚いウンコは自分の体内にあることを忘れてはいけない。自分の作品だ。
頭が悪くても首は切れない


射手座から山羊座へ 2

2007年12月16日 | 星の流れに

宮城県で百歳が、免停中に三度目の事故。
「ボケ防止と長生きの秘訣」だそうだ。

  もう、充分にボケとる

いよいよ山羊座の「元気老人」が現れ始めた。
老人を表すのは、山羊座の土星と、魚座の海王星だ。
魚座の海王星は、「次の世界」の待合室にいる、よぼよぼ要介護老人だが、山羊座の老人は、老いてますます盛んのギラギラ老人だ。
老獪とか年の功とか、時には老害とか言われて、煮ても焼いても食えぬような連中や、年に似合わぬ純情を発揮する悟らぬ老人だ。

トルストイは当時の71歳でみずみずしい「復活」を書いた。今なら90歳ぐらいに相当するだろう。
伝説的なオールド・パーは百歳で不義の子をもうけた。(一説には強姦したとも聞く)
いずれも信じられないような話しが、今後は、どんどん普通になっていく。

先日、散弾銃と聞き違えた話を書いたら、現実に散弾銃騒ぎが起こった。これも法改正が必要だ。
日本のように刀狩りが400年以上も続いている国では、どんな理由があろうと、自宅に銃を持たせるのはおかしい。
アメリカのように基本的に銃が持てる国なら、こちらも持って対抗できるが、日本では警官ですら、厳しく管理されている。
狩猟だろうが、射撃スポーツだろうが、公機関で管理し、使用の時に請け出しに行くべきだろう。

個人の自由を優先して、自由に持って回ることを前提とするような法律は、どんなに厳しい条件であっても、警官とのバランスがとれてない。
また、闇の銃が取り締まれないのは、不思議どころではない。今のところ警官の被害が少ないから悠長に構えているが、今のうちに徹底的な封じ込めをしないと、近いうちに、暴力団抗争どころではなく、暴vs官の戦争が起こるだろう。


射手座から山羊座へ

2007年12月15日 | 星の流れに

木星が、射手座から山羊座に移る。
この一年の射手座の後始末が色々起こっている。
ガンバって始めたことが思ったほどの結果を出せず焦っている人。行き詰まって暴走する人。ようやく結果を出したが、その結果でこれから苦しむ人。
逆に、この一年さんざんだったような人は、膿を出してむしろこれから良くなる。

舛添厚労大臣、久間元防衛大臣、織田裕二、スピルバーグ・・・
人ではないが、射手座=人馬宮の馬つながりでは、脂注入「霜降り馬刺し」、長崎の事件は馬込容疑者

かくして、山羊座が始まる。
5世紀インドの仏教総本山のような「ナーランダ大学」を、2009年を目標に、再建するそうだ。これこそ山羊座で、来年には色々話題になるだろう。
大学・宗教は射手座だが、同時に木星でもあるわけで、その木星がインドを表す山羊座に移れば、話題になる。
同時に、冥王星も来るから、インドと仏教それぞれが世界的な影響力を持つだろう。
昨今の、一神教同士の事実上の宗教戦争は、仏教的な慈愛と融通無碍の広がりによって緩和されることだろう。(先の長い話しだが)


ヘリコプター

2007年12月14日 | 日記・エッセイ・コラム

近頃、ヘリコプターがよく落ちる。
昔から、ヘリコプターは信用できない。飛行機なら翼があるから、動力が停止しても滑空でどうにか降りられるが、ヘリコプターは・・・
素人だからよく解らないが、そのまま落ちるしかないように見える。
(ローターをブレーキ代わりに降りる方法があるのかもしれないが)

ヘリコプターは、確かに便利な飛行機ではある。小回りがきいて停止ができ、飛行場がいらない。燃料さえ切れなければ何でもできる。しかし、故障が起きて、滑空して降りたとか、パラシュートが開いて降りたとか聞いたことがないから、おそらく、そういう安全装置は付いてないのだろう。ガス欠禁物の棺桶飛行機だ。

日本はヘリコプターだ。
どんな所からでも飛び上がり、器用で華麗な飛行を続けている。
しかし、燃料だけに頼った強引な飛行は、ちょっとした故障でもバランスを失い、一瞬にして墜落する。何よりも、燃料が切れたらおしまいだ。

にもかかわらず、安全装置がどこにもない。
滑空できる翼もなければ、パラシュートも非常クッションも付いてない。
目一杯で飛ぶために、重い翼を切り捨てた。食糧自給率がそれだ。いざとなったら自前で飛べない。
器用な飛び方ができる分だけ、ちょっとした障害で墜落する。新潟で地震があったら自動車生産がストップした。
まだ局地的で助かったが、関東大震災、東南海地震、富士山爆発、原子力発電所災害・・・どれ一つ起こっても日本は一気に墜落する。
第一、そんな災害が起こる前に、ガス欠になったらお終いだ。

しかも、このヘリコプターは、今や着地できなくなって、すべての不安を抱いたまま飛び続けている。

残された時間は少ないにもかかわらず、機内では議論さえ起こらない。
誰がどの席かとか、座席が小さいとか、隣の飛行機が攻撃してくるとか、そういうことでもめている。
そんな話しは、墜落したら何の意味もない。
ちょっと地上の景色を見て、自分たちがどういうところにいるか肝に銘ずるべきだ。

何が何でも墜落をするわけにはいかない。故障が起きたらどう不時着するのか、そのためには何をしなければならないのか。
日本にとって、最優先の問題は、食糧自給で滑空を可能にすることだ。また、いつ無くなるかわからない燃料確保を心配するより、エネルギーの切り替えをすることだ。

日本にとって切実な問題は、世界にとって切実な問題なのだから、新エネルギー技術を開発して輸出すれば、世界全体がマーケットになる新ビジネスだ。

生命の歴史はエネルギー確保の方法で動いてきた。近代の人類ほど地球を食いつくした生命はないだろう。

そろそろ、オイルパワーを駆逐する時だろう。


2009年秋

2007年12月13日 | 星の流れに

2009年秋からNHKで「坂の上の雲」を3年間、放送するそうだ。おそらく大ブームになるだろう。

ちょうど、この3年間、土星が天秤座に入る。天秤座は日本を表す。
土星は時や歴史、山や障害、不幸を表す。だから、それに立ち向かう野心の星でもある。

山や坂は、山を越える、峠を越える、長い坂など、一般に苦労を表す。
「坂の上の雲」はタイトルからして土星的であり、山羊座的だ。
司馬遼太郎は獅子座だが、生まれた時の土星が天秤にあって、一月後には関東大震災が起こった。

1923年の関東大震災はまさに日本の不幸だった。
これ以後、30年おきの土星の天秤座入りに何が起こったかは、「大転換 3」で、記載したが、災いを福となし、かつ、それが後の方向性を決定する。良いことと悪いことが諸刃の刃となってやってくるのだ。

司馬の土星に、再び土星がやってくる時に、「坂の上の雲」が放送されることは、よくできていると言えるだろう。
一方、天秤の土星は「バランスのとれた知的歴史観」を表す。
したがって、それは司馬の歴史観を表すのであるが、
今回は世間でも「坂の上の雲」に対する賛否両論が興るとともに、偏った歴史観が見直されることになるだろう。これは左右両方にであり、世界的にもそれが起こる。

また、天秤の土星は「不幸な結婚」も表す。ちなみに、司馬と同じく土星が天秤座で、かつ五黄の年は、昭和25年がそれにあたる。
それぞれ、関東大震災、朝鮮戦争と大事件があったが、2009年からの天秤の土星は五黄とは重ならない。
とは言え、他の惑星は不穏な配置であり、政治経済、天変地異、何が起こっても不思議ではない。


2007年12月12日 | 日記・エッセイ・コラム

中国で、殺鼠剤入りのインスタントラーメンを食べた子供が、4人も死んだ。
中国の混乱状況の一つだろう。

殺鼠剤を、大方の新聞は「殺そ剤」と書いていた。早い話が、「猫いらず」のことだ。

最近はあまりネズミを見かけなくなったが、また増えてきているそうだ。ゴキブリホイホイと同じような、粘着型のチュートル何とかいう商品の宣伝もしていた。
子供の頃は、「ねずみ捕り」は金網製のカゴ形のワナで、掛かったネズミは、カゴのまま水に浸けて溺死させていた。
アメリカのモノなどは、板の上のフレームがバチンと跳ね返って、ネズミを押さえつけるか、叩き殺すものらしいが、トムとジェリーでしか見たことがない。
ネズミを溺死させることは、かわいそうだったが、大人が当然として行うので、そういうものだと思ってみていた。

現在、丹波では鹿が大繁殖して殺さざるを得ず、ただ殺しても始末に困るので、鹿肉の販売をしているのだが、イメージが悪く、売れなくて困っているという。
人類は肉食をして飢餓を生き抜き、人間になったのだそうで、野生の動物を殺すことは人間として基本中の基本なのだが、場で殺す肉を喜んで食べる人達が、人間に害であっても、野生を食べないのは欺瞞でなくて何だろう。
鹿肉は日本列島で獲れた食肉用の動物としては最高の味で、鹿を「しし」と言い、猪(イノしし)は一段劣るのだという。元来、身体の肉のことを「しし」と言う。

現代日本ではそのように、欺瞞的な肉食が一般化したために、欧米人の捕鯨反対とまではいかなくても、アンバランスな命意識や野生保護が万延している。肉食をするなら、生かし殺すことを真剣に考えるべきだ。狩猟民のクマ祭りのように。
(ちなみに、欧米の捕鯨反対は畜産マネーの仕掛けたものだと思う)

「ねずみ捕り」に話しを戻すと
カゴワナとは別に、殺鼠剤を「猫いらず」と呼び、衛生上のネズミ駆除のため、様々な形で使われた。一般にはダンゴに混ぜ込んで置いたり、猫いらず入り油揚げなどもあった。
だから、子供が食べたり年寄りが食べたりで、しょっちゅう死亡事故が起きていた。戦後の食糧難の時代でもある。

忘れられない記憶で、子供の頃。近所のおばさんが血相変えてとんできて、母に「奥さん猫いらずの油揚げを、間違えて料理して食べてしまった、どうしよう
みそ汁に入れて、一家8人が全員食べたのだそうだが、家族が多かったことでかえって、奇跡的に助かった。

中国は日本の戦後と大差ない状況にあるのだろう。

ところで殺鼠剤の話題が出てきたのは、もう山羊座=子年の影響が出ているのだろうか。


魯生のパクパク

2007年12月11日 | 日記・エッセイ・コラム

知人に「魯生のパクパク」を書いてます、と知らせたら
「魯生のバグバグ」ってどういう意味ですか、と返信が来て
独りでうけた。

PAKU・PAKUなのだが、BUG・BUGと読まれた。無理もない。
○と濁点は判別しにくい。ついでに意訳してバグバグと読んでもらったらしい。

むしろ、BUG・BUGで、「間違いだらけの妄言」の方が良かったかもしれない。「魯生のバグバグ」はなかなかいい。当を得ている。

「魯生のパクパク」は、ちゃんと読んでもらっても、確かに意味はわからない。時々、聞かれるので、一度、説明する必要がありそうだ。

<タイトルの由来>
魯生の魯(ろ)は、魯国の魯ですが、「おろか」とも読みます。
また、分解すると「魚曰く」と読めます。
それで、酸欠になった魚が水面に口を出し、パクパク呼吸している様子に見立てて、人間が聞いてもわからないくだらないことを、パクパク言う・・・のつもりです

今後とも、妄言によろしくおつきあいください m(__)m

(お友達にもコピペよろしく)