デコポンはテポドンと発音が似ているが、まったく違うもの。大型柑橘類。りんごに引続き、宅急便で送られてくる。こちらは、ある愛媛県の取引先からのワイロである。別名、お歳暮。
愛媛といっても実は横に広く、デコポンは西宇和農協産となっている。西宇和の中心地は宇和島である。ここには藤堂高虎ゆかりの「宇和島城」が残る。全国12ヶ所残る現存天守閣があるが、その中ではもっとも傷みがはげしい。さらに、腎臓売買の病院もある。そして漁港であるが、それだけで人口を支えるのは難しい。
そして、差別化商品として取り組んだのが、このデコポンだそうだ。デコポンの両親はポンカンと清見だそうだ。ポンカンの香りと清見の甘さと風味がまざったものだそうだ。そして、本当に能書き通りの旨さがある。
もともとは、この地ではミカンを栽培していて、それはそれでアメリカでも温州みかんのブームになったときもあるらしいが、付加価値が低いということだろう。デコポンは外皮が薄く、みかんのように指で皮をむける。袋は柔らかく、そのまま食べられる。もちろん、犬も喜ぶ。
ところで、wikipediaなどでは、このデコポンについての由来が色々と書かれている。さらにあれこれ調べたところ、この種については色々と曰く因縁があるようだ。その前に、自然成熟は3月となっている。12月に届くというのは、さらに温室栽培ということで付加価値が高い。賄賂性がさらに高まるわけだ。
まず、デコポンの誕生なのだが、オリジナルの出生地は長崎県にある農林水産省果樹試験場口之津支場。1972年のこと。現在34歳。前述のようにポンカンと清見という大型柑橘の交配による。こういった交配種の特徴として、種子生成力があまりないのかもしれない、というのは私の実感で、果実の中に種子を見たことがない(断言する自信はないが)。
ところが、この果実には弱点がある。見栄えである。なにしろ、外皮は薄く柔らかいのだが、ごつごつと凸凹があるし、いわゆる坂本九肌だ。さらに、色にオレンジや夏蜜柑のような鮮やかさがない。その上、完熟して最も甘くなる時期に外皮の色がくすんでくる。つまり、外見が醜ければ醜いだけ中身が旨いということだ。昨日のりんごの袋かけの話で書いたが、「みかけが冴えないものは売れない」という常識は、内容が空虚なだけに、崩れてしまえば、あっと言う間に世論が変わってしまう。そこにデコポン登場の要因があったのだが・・・
そして、この数本の苗木がそのまま、正しいルートで正しい農家の手で栽培が始まればよかったのだが、もう農業生産の現場では百鬼夜行ということ。裏ルートで流出したらしいとのことである。1985年頃、熊本県の不知火町で栽培が始まり、押されるように「不知火(しらぬひ)」という品種に命名されるのだが、さらにここから全国のミカン産地に流出。
一般的には、その容姿から「デコポン」と呼ばれたが、熊本では「不知火」。愛媛産は「ヒメポン」。広島産には「キヨポン」と命名される(本来は広島産は「ヒロポン」だろうが、その名前は既に別の商品で有名だった)。その結果、「消費者迷惑の極み」という状況に至り、不知火種のうち、甘味度や酸味度などの基準をクリヤしたものに統一的に「デコポン」と冠することにしたということだそうだ。そしてもちろん、若干のニセモノが紛れているのは世の常。
ところで、検索していると、”デコポン 横浜”でもヒットするが、これは柑橘類ではなく、デリヘルという業種の店。みかけが悪いが中身が旨いサービスなのだろうか。こちらの宅配はご遠慮の一手だろう。たぶん。
さて、このミカン類の農業にしても、地球温暖化となれば、作付け適温が変わってくることが予想される。今後、最低でも2度気温が上昇するとなれば、東京が宮崎・熊本並になるということらしい、そうなれば、みかんは福島や茨城で作ることになるのかもしれないし、そして、愛媛ではパイナップルやバナナを作ったりするのだろうか?付加価値大いに下がりそうだ。
愛媛といっても実は横に広く、デコポンは西宇和農協産となっている。西宇和の中心地は宇和島である。ここには藤堂高虎ゆかりの「宇和島城」が残る。全国12ヶ所残る現存天守閣があるが、その中ではもっとも傷みがはげしい。さらに、腎臓売買の病院もある。そして漁港であるが、それだけで人口を支えるのは難しい。
そして、差別化商品として取り組んだのが、このデコポンだそうだ。デコポンの両親はポンカンと清見だそうだ。ポンカンの香りと清見の甘さと風味がまざったものだそうだ。そして、本当に能書き通りの旨さがある。
もともとは、この地ではミカンを栽培していて、それはそれでアメリカでも温州みかんのブームになったときもあるらしいが、付加価値が低いということだろう。デコポンは外皮が薄く、みかんのように指で皮をむける。袋は柔らかく、そのまま食べられる。もちろん、犬も喜ぶ。
ところで、wikipediaなどでは、このデコポンについての由来が色々と書かれている。さらにあれこれ調べたところ、この種については色々と曰く因縁があるようだ。その前に、自然成熟は3月となっている。12月に届くというのは、さらに温室栽培ということで付加価値が高い。賄賂性がさらに高まるわけだ。
まず、デコポンの誕生なのだが、オリジナルの出生地は長崎県にある農林水産省果樹試験場口之津支場。1972年のこと。現在34歳。前述のようにポンカンと清見という大型柑橘の交配による。こういった交配種の特徴として、種子生成力があまりないのかもしれない、というのは私の実感で、果実の中に種子を見たことがない(断言する自信はないが)。
ところが、この果実には弱点がある。見栄えである。なにしろ、外皮は薄く柔らかいのだが、ごつごつと凸凹があるし、いわゆる坂本九肌だ。さらに、色にオレンジや夏蜜柑のような鮮やかさがない。その上、完熟して最も甘くなる時期に外皮の色がくすんでくる。つまり、外見が醜ければ醜いだけ中身が旨いということだ。昨日のりんごの袋かけの話で書いたが、「みかけが冴えないものは売れない」という常識は、内容が空虚なだけに、崩れてしまえば、あっと言う間に世論が変わってしまう。そこにデコポン登場の要因があったのだが・・・
そして、この数本の苗木がそのまま、正しいルートで正しい農家の手で栽培が始まればよかったのだが、もう農業生産の現場では百鬼夜行ということ。裏ルートで流出したらしいとのことである。1985年頃、熊本県の不知火町で栽培が始まり、押されるように「不知火(しらぬひ)」という品種に命名されるのだが、さらにここから全国のミカン産地に流出。
一般的には、その容姿から「デコポン」と呼ばれたが、熊本では「不知火」。愛媛産は「ヒメポン」。広島産には「キヨポン」と命名される(本来は広島産は「ヒロポン」だろうが、その名前は既に別の商品で有名だった)。その結果、「消費者迷惑の極み」という状況に至り、不知火種のうち、甘味度や酸味度などの基準をクリヤしたものに統一的に「デコポン」と冠することにしたということだそうだ。そしてもちろん、若干のニセモノが紛れているのは世の常。
ところで、検索していると、”デコポン 横浜”でもヒットするが、これは柑橘類ではなく、デリヘルという業種の店。みかけが悪いが中身が旨いサービスなのだろうか。こちらの宅配はご遠慮の一手だろう。たぶん。
さて、このミカン類の農業にしても、地球温暖化となれば、作付け適温が変わってくることが予想される。今後、最低でも2度気温が上昇するとなれば、東京が宮崎・熊本並になるということらしい、そうなれば、みかんは福島や茨城で作ることになるのかもしれないし、そして、愛媛ではパイナップルやバナナを作ったりするのだろうか?付加価値大いに下がりそうだ。
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